子猫ちゃん保護から里親が見つかるまで

2016.03.18

子猫ちゃん保護から里親が見つかるまで

数年前の秋にご近所一帯を縄張りにする野良猫が例年通り出産しました。 安全な場所を求めて、何度も引越しをする彼女。 我が家裏庭のエアコン室外機の下に陣地を構えていた日、5匹のうち1匹が取り残され、ママを求めて庭に出てきた子猫にカラスが気付き、狙っていました。 野良猫の生活には敢えて介入しないようにしていますが、今回は命に関わる状況という判断で保護を決意しました。

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保護する?見守る?

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さて、カラスが仲間を呼び始め、子猫にとっては危機的状況となりました。
子猫も自分の状況に気づいたのか、必死で鳴いてママを呼んでいます。
保護するにも我が家には既に2匹の飼い猫たち居て、どうしよう・・・
けれど、もう余裕がない!
弱者は淘汰されて行くのが自然の流れですが、見殺しにすることはできず、「里親探しをする」という条件の下に早速保護することに決め、いざ出陣!

子猫を無事捕獲し、その小ささに驚きました。
幼すぎて体も小さいが故、捕まえるのに苦労はしませんでした。
物心ついた時から私はずっと猫が居る環境で育ち、飼い猫の殆どは野良猫出身で保護することに不安は無かったのですが、拾い上げると私史上最小サイズだったことに少し不安が。
手のひらにチョコンと乗せてみると、極小ながら五体満足元気な子猫ちゃんでした。キャワイイ~!!


病院へ

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子猫に万一感染症があれば、既出の家猫たち2匹に移る恐れもあり、家に入れる前に動物病院に直行しました。

ダニ・ノミの有無、骨格や歯並び、口の中、体温、便など異状や寄生虫の卵はないか。
しっかり診てもらい、「体調面は特に問題なく、お母さん猫から初乳ももらっているから大丈夫」との診断をいただきました。
体重の計測では、なんとまだ250g!!
生後約2週間とのことでした。
その日は虫下しのお薬と生活面でのアドバイスを何点かいただいて、安心して我が家に戻りました。


生活面の配慮

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まずは、子猫の居場所を玄関に確保。
お互いのために、飼い猫とは対面させません。
ただ、何となく気配は感じられるように。
カバーでくるんだ湯たんぽと、毛布を箱に入れて保温をし、お風呂は体調を崩す可能性があるので、余程の汚れがない限りは避けた方が無難です。
食事は子猫用ミルクを専用哺乳瓶に入れ、3時間おきに授乳しました。
約10日間の授乳を経て、更に約10日かけて離乳をしました。
排便を促すために肛門の綿棒刺激もしました。
本当ならお母さん猫がお尻を舐めてあげて排便・排尿を促します。
この時子猫の尿のついたものがあれば、トイレを用意してそこに入れておきます。
上手くいけば自分の臭いを辿ってトイレを覚えてくれますが、一番いいのは行動を観察し、同じ場所でくるくる回ったりソワソワし出したら、トイレに入れてあげてください。
ここで排尿してくれると、その後は比較的スムーズにトイレを覚えて行ってくれるはずです。


我が家の2匹とご対面

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約1週間の玄関生活を経て、子猫を玄関から居室に移動させました。
最初はキャリーに入れたまま、先住の2匹とお互いに存在を確認させてから外に出しました。
普段は大人しい我が家の2匹ですが、万一に備えて人間が外出する時や就寝中は子猫にはキャリーの中で過ごしてもらいました。
家猫2匹の反応ですが、比較的温厚な性格の♂は、3日もすれば馴れてきました。
が、繊細な♀はシャーフー言って威嚇をし、丸1日餌も食べずに寝室に立てこもっていました。


里親探し

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我が家に来て約1ヶ月が経った頃、無事普通の生活ができるようになり、飼い猫2匹も子猫の居る生活を受け入れられた感じでした。
子猫もすっかり我が家の環境には馴れ、飼い猫たちより強くて怖いもの知らず(笑)
こんな性格ゆえ、里親さんが見つかるのか少し不安も感じていました。
行きつけの美容室にチラシを貼って頂いたり、手当たり次第友人・知人に声をかけたところ、見た目の可憐さのお陰か、二人の方からエントリーをいただきました。
一人目の方は先住の老猫ちゃんがいて、新しい子を迎えて先住猫ちゃんが体調を崩したりしないかを悩まれていました。
その後、二人目の方からのエントリーもありました。
猫の飼育経験がなく、写真だけを見て「今すぐ欲しい」と仰っていたので衝動的な感じがして、ちょうど一人目の方が検討中だったので、その事を伝えて頭を冷やしていただくことにしました。
結局二人目の方からは、「『今』欲しかったから、今じゃなければもういいです」というお返事をいただき、正直胸を撫で下ろしました。
その後、最初の方が「一晩一緒に過ごして様子を見たい」とのことで、お泊り保育にトライしてもらいました。


お嫁入り決定

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翌日連絡があり、「ワルなのが気に入った(笑)」とのお返事!
ご家族全員一致でこのご意見。
一見短所と思われる性格を長所と捉えてくれた里親さんの登場に、私たちも嬉しくて! けど、ちょっぴり寂しくて。
生後約1ヶ月半、我が家に来て約1ヶ月で彼女は里親さんに迎えられたのです!
あれから3年経った今も、変わらず幸せそうにしている報告を頂きます。
子猫ちゃんとのお別れは寂しかったけれど、彼女の幸せが一番。
お金では買えないあったかい思い出を我が家に残してくれました。
貴重な経験をありがとう!!

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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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