わが家の引っ越し大作戦!(前編)

2016.03.16

わが家の引っ越し大作戦!(前編)

数年前、東京のマンションンを引きはらって北海道の一軒家に引っ越しした我が家。 引っ越しに際しての一番の心配ごとといえば、やはり猫のこと。 それまで猫を連れて遠出したことすらありませんでした。どうすれば人見知りで怖がり屋の猫たちを安全に、しかも少しでもストレスを軽くして遠い北海道まで連れていけるのか?まずは引っ越しの準備段階で検討した内容についてお話します。 あくまでも「わが家の場合」ですが、少しでもご参考になればうれしいです。

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夫の退職&義母との同居。
人生の大きな節目を迎え、どうせ引っ越すなら長年の憧れだった北海道に移住だ!と一大決心して中古の家を見つけ、引っ越し業者も決まり、あとは引っ越しの準備を進めるだけ…とはいえ、どうしても心配だったのは猫たちのことでした。
のんびり屋で人当たりのいい次女猫はまだしも、極度の人見知りで怖がり屋の長女猫は果たして大丈夫なのか。
ただでさえ「犬は人につき、猫は家につく」と言われているし、見慣れた景色の変化、大きな音、知らない人の出入りなどが重なる引っ越しは猫にとって大きなストレスの元と言われています。
しかも、行き先は近所ならともかく直線距離で800キロ以上も離れた北海道。
猫に多大なストレスを負わせることは確実でしたが、おそらくは猫生最初で最後の引っ越し。なんとか我慢して乗り切ってもらえるよう、猫のことを考慮しながら準備を進めました。

引っ越しルートの検討

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引っ越しルートは陸・海・空それぞれありました。

陸=車:マンションを出て車で高速をひた走る→フェリーで津軽海峡を渡る→車で家へ
海=フェリー:車で港へ→長距離フェリー→車で家へ
空=飛行機:車(か電車)で空港へ→飛行機のペット室→車(かバス)で家へ
一番最初に消えたのは、「海」。

大洗(茨城県)、新潟、さらに仙台からのフェリーも調べましたが、港まで遠い上に、航海時間も長い。
船室には連れていけないし、ペットルームがあってもいつでも出入り自由というわけではありません(※)。
どうせケージの中で過ごすならば、ずっと車の中に乗っているのと一緒だし…というのがその理由です。
また、動物病院で知らない犬・猫の中に入ると石のように固まってしまう長女猫のストレス耐性を考えると、長時間離れて過ごすことは避ける必要がありました。(※航路や会社によってペットの預かり方はさまざまです)


所要時間か、ストレスかの選択

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動物病院で相談したところ、先生に強く勧められたのは「飛行機」でした。
その一番の理由が「所要時間の短さ」です。
飛行機の場合は、飛行時間が約1時間30分。
空港から家までの移動時間、空港での手続きや待ち時間を合わせると5~6時間程度。
一方、車で移動する場合は東京~青森までと函館から走っている時間だけで12~3時間、それにフェリーの航海時間3時間20分と待ち時間等を合わせると軽く17~8時間はかかると予想できました。3倍は違います。
さらに先生が指摘したのが、健康問題です。猫は2匹とも尿路結石の経験者。
長旅のストレスでオシッコが出なくなることが十分考えられ、1日以上オシッコが出ないようならばすぐ病院に連れていく必要がある、とのことでした。
これで私は大きく「飛行機」に傾いたのですが、夫は反対。
いくら気圧や温度がきちんと調整されたペット室でも、初めての経験だし誰にも様子を見てもらえないのは心配。
特に長女猫は知らない人に世話をされ、犬と一緒の部屋に入れられるだけでパニックを起こすのではないか。
離れているのがたった3時間ほどであっても、万一何かあった場合のことを考えると自分たちで見守りながら移動した方がいい、と言うのです。
さらに、自分の車は自分で運転して運んでいく関係上、飛行機を利用する場合は私が猫を連れていき、夫は車で追いかけてくるか先に北海道で待っている形になります。
時間的にも経済的にももったいないし、私自身、猫2匹を抱えて空港へ行くことに不安がありました。
その結果、わが家が選択したのは「陸路」でした。津軽海峡を渡る間、フェリーで猫と離れ離れになってしまうのは飛行機と一緒で

すが、飛行機に比べれば船の方がまだストレスは少ないと考えられたし、何より「みんなで一緒に行けば大丈夫」という気持ちでした。
動物病院の先生は「飛行機を勧めるけどなあ…」と言いつつも、次のようなアドバイスをくれました。

  • とにかくオシッコに注意。水をしっかり飲ませて、頻繁にトイレをチェックすること
  • オシッコを含め体調が悪いようであれば、すぐに病院に連れていくこと
  • 車酔いをする場合もあるので、事前に車に乗せて走る練習をしておいた方がいい。
  • 車酔いするようであれば、薬も用意する。
    しかし、結局は引っ越しの準備に加えて仕事も忙しかったため、車に乗る練習ができないまま引っ越し当日を迎えてしまいました。
    引っ越し当日については、後編でお話しします。


    猫との国内長距離移動方法メモ

    – <JR> –

  • ケースに入れ、普通手回まわり品きっぷ(280円)を乗車当日に窓口で購入して乗車
  • ケースの大きさは長さ70cm以内、縦・横・高さの合計が90cm程度で、重さ10kg以内。動物をケースから出すことや座席の上に置くことは不可
  • – <飛行機> –

  • 出発の30分前までにカウンターで手続き
  • 事前予約は不要だが、貨物室の状況により利用便が変更になる可能性あり
  • プラスチック製など航空機輸送に耐えうるキャリーケースであればそのまま使用可能。貸し出し用もあり
  • カウンターで預かった後はカーゴで運び、客室と同様に室温・気圧調整された貨物室へ。到着後は手荷物受取りエリアで引き渡し
  • ANA ペットらくのりサービス

    http://www.ana.co.jp/serviceinfo/domestic/support/pets/index.html

  • 出発前日まで事前予約可能(支払いは出発当日)
  • 夏季期間には保冷材、給水器をケージに取り付けるサービスあり
  • 国内ペット料金 6,000円(一部路線は4,000円)
  • JAL ペットとお出かけサービス

    https://www.jal.co.jp/dom/service/pet/

  • 料金事前支払いサービスあり(搭乗確定ではない)
  • 持参した給水器(水漏れ・破損の恐れのないもの)は設置可能
  • 料金はペットクレート1個1区間あたり 3,000~6,000円(路線によって異なる)
  • ※料金は航空会社により異なります。また、LCCではペットを乗せられない会社もあります

    – <フェリー> –

    航海時間の違いもあり、会社や航路によってペットへの対応はさまざまです。
    短距離や個室であれば船室まで連れていける(ケースから出すことは不可)場合もあれば、カーフェリーでは車内に残しておかなければならない場合/車内に残してはいけない場合の両方があります。ほとんどのカーフェリーには面会時間内であれば給餌・給水にいけるペットルームが用意されている他、ペットデッキ、ペットスペースのある船もあります。
    わが家の猫が利用した津軽海峡フェリーでは、犬以外のペットはドッグルームを利用できず車内残留が義務付けられているなど、犬と猫でも違いがある場合もありますので必ずホームページなどで事前によく調べてくださいね!

    focebookシャアツイート


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    North Cat

    North Cat

    「お子さんは?」と聞かれたら「いますよ!4本足ですけど」と答えます。  子ども代わりに育てた猫は4匹(ぜんぶ野良)。通院、闘病、引っ越し、悲しい別れなどを経て、現在は2匹の猫と夫とお義母さんと暮らしています。  猫たちとのより幸せな暮らしをめざし、勉強したことをお伝えしてまいります!

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