おいしいのはわかるけど猫に与えすぎてはいけない魚介類あれこれ

2016.03.22

おいしいのはわかるけど猫に与えすぎてはいけない魚介類あれこれ

むかし、よく聞いていた深夜ラジオのはがき職人さんで、ペンネームが「犬にネギ」という方がいたのですが、その人の名前が呼ばれるたびに「だめだめだめ!」と突っ込んでいました。犬にネギを与えると、中毒症状を引きおこし、最悪な場合は死に至ってしまう。ペンネームにするにしてはあまりにもブラックジョークな名前だったのです。 そこで、僕はふと思いました。猫に与えてはいけない食品ってなんだろう?と。今回はそんな猫に与えてはいけない食品を、魚介類に限定してご紹介します。 お魚くわえたドラ猫は、その後どうなってしまうのでしょうか?

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生イカ

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「猫がイカを食べると腰を抜かす」というのは都市伝説でもなんでもないのです。生のイカを食べてしまうと、生イカの酵素であるチアミナーゼが、ビタミンB1を破壊してしまい、ビタミンB1欠乏症を引き起こすため、腰がふらついて、場合によっては歩行困難になります。

猫にしてみれば、無理矢理脚気のような状態にされてしまうのですから、たまったものではありません。ちなみに、チアミナーゼは熱に弱いので、焼イカなら腰を抜かすことはありません(ただし、消化に悪いので嘔吐などには気をつけましょう)。


あわび

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「あわびを食べると耳が落ちる」というのも実際にある話です。海岸沿いの町には、耳の欠けた猫が多く住んでいるのですが、その猫たちはあわびを食べているから耳が欠けた…という話があります。

これはあわびの内臓に含まれている毒素、ピロフェオフォルバイドの仕業です。この毒素が皮膚の炎症を引き起こし、不快な痒みに耐えかねて耳を掻き、皮膚組織がボロボロになって、結果的に耳の先端がかけてしまうのだそうです。そもそも、えさとしてあわびを猫に与えらなんてとても
贅沢ですよね…。


青魚

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お魚くわえたドラ猫でおなじみの青魚です。さば・あじ・いわしなど魚屋に行けば各種揃っていますが、猫が食べたらどうなってしまうのでしょうか。

青魚には、不飽和脂肪酸が多く含まれています。猫にとっては栄養でもあるのですが、慢性的にとりすぎてしまうと「黄色脂肪症(イエローファット)」になってしまいます。イエローファットになってしまうと、お腹や胸などにしこりができ、痛みをともないます。こうなると触られるのを嫌ったり、歩行に支障が出てしまうこともあるそうです。


「鯛の骨は魚でも食べぬ」と言うほど、鯛の骨は硬いので、カルシウム補給に。とも思うのですが、与えるとしたら鰯や秋刀魚のように柔らかい骨にしてあげましょう。魚の骨が内臓に突き刺さる…可能性は無くないので。


にぼし・かつおぶし

にぼしとかつおぶしにはマグネシウムやリンなどのミネラルが豊富なのですが、豊富すぎて尿のPHがアルカリ性に傾きやすくなってしまい、ミネラル成分がアルカリ性の尿中で結晶になりやすいのです。健康な若い猫ほど、にぼしやかつおぶしのあげすぎには注意が必要です。


いかがでしたか?
今回は猫に与えてはいけない魚介類をご紹介しましたが、全体的にいえるのは「あげすぎには気をつけて」ということでしょうか。
魚介類によっては、少量であれば健康効果がある場合も多いので、飼い主さんはえさとして与える量を控えめにして猫に食べさせてあげましょう。
お魚大好きな猫から突然「健康に悪いので」って理由でお魚をNGにしてしまうのも、何だかちょっとかわいそうですよね。ですので、「あげても問題のない量」と「必要な栄養素」をきちんと調べてから与えてみてはいかがでしょうか?ただし、繰り返しになりますが『くれぐれも与えすぎには要注意』ですよ。
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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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