猫に多い事故と怪我〜対処法〜

2016.04.29

猫に多い事故と怪我〜対処法〜

日常生活の中で、猫が事故で怪我を負う原因は意外に多いものです。 事故、と聞いてまず思い浮かべるのは交通事故でしょうか。事故に遭い、道端で息絶えている猫を見る度、痛ましく残念な気持ちになります。 「我が家は室内飼育だから大丈夫」と安心するのは早計です。室内飼育でも猫が事故で怪我を負う可能性は十分にあります。 猫が遭遇しやすい事故と怪我、そして対応方法をまとめてみました。

focebookシャアツイート

屋外の事故と怪我

187613

– 1.交通事故 –

自由に外に出かける事のできる猫や地域猫たちが遭遇する可能性が高い事故といえば、交通事故。
猫は事故にあった直後は興奮しています。保護する際は噛まれたり引っかかれたりしないよう注意し、できるだけ体が動かないようにして早急に病院へ運びましょう。あらかじめ病院に連絡を入れて緊急に対応してもらえるようにしましょう。外見上出血や怪我が見られなくても脳や内臓にダメージを受けているかもしれません。必ず病院に連れて行きましょう・
飼い主さんは愛猫が交通事故にあったことで動揺することでしょう。しかし多くの猫が命を失う中、救助できる状態で愛猫を発見できたことを不幸中の幸いと考え、できるだけ落ち着いて行動しましょう。
日頃からご近所の人とコミュニケーションをとり、愛猫が事故にあったところを目撃した場合はすぐに連絡してもらえるようにしておくことも大切です。

– 2.咬傷 –

他の猫と喧嘩して受ける咬傷。毛の奥の皮膚の傷はなかなか気がつきにくいものですが、怪我を負った猫は患部を気にしたり、触られることを嫌がったりします。出血を確認したらガーゼなどを当てて止血をし、できるだけ早く病院で受診しましょう。感染症の心配もあります。
出血がひどい場合は傷口より心臓に近い部位、または傷口の上を包帯などで固めに巻き、圧迫して止血します。そのまますぐに病院へ連れて行きましょう。
雄猫は去勢手術を行うことで、他の猫と喧嘩をする頻度が低くなります。

– 3.有毒生物に刺される –

蜂や蛇、蚊、ブヨ、ムカデ、ヒキガエルなど、屋外には有毒生物が多く生息します。
有毒生物に刺された時、猫は患部を舐めたり引っ掻いたり、触られることを嫌がります。患部は腫れたり熱を持ったりします。患部を冷やして炎症を抑えると同時に猫の状態を最低30分は観察します。
嘔吐、興奮状態で大量の涎を垂らす、などの症状が見られる時はヘビ毒などの疑いがあるので早急に病院へ。
有毒生物に二回以上刺されるとアナフィラキーショックを起こす可能性があります。呼吸が荒くなる、チアノーゼを起こす、ぐったりする、などの症状があればすぐに病院へ行きましょう。

屋内の事故と怪我

116955

– 1.感電 –

コンセントに接続されているコードをかじり、外側の絶縁ゴムを破ってしまうことで起こる事故。軽度な場合は一時的な痺れや痛みで済みますが、重度の場合は死に至ることも。
電源の側で倒れている猫を見つけた時に注意すべきことは、感電直後の猫は帯電している可能性があるという点。飼い主さんは慌てて感電した猫や失禁した尿を直接触ってしまいがちですが、飼い主さんも感電する危険があります。まずはブレーカーを落とし、コンセントからコードを抜きます。乾いた板やゴム製品、プラスチック製品(ゴム手袋が最適)で猫の体をそっと横に寝かし、口の中を見て舌が気道を塞いでいないことを確認し、すぐに病院へ連れて行きます。

– 2.転落事故 –

猫は運動神経が良いと考えがちですが、子猫や太った猫、老猫など、十分な受け身を取ることができず、骨折や捻挫、脱臼などの怪我をしてしまうことがあります。
転落した猫の動き方が不自然、足を引きずる、左右の足の長さが違う、触られることを嫌がり、腫れたり熱を帯びたりする部位が見られる時は必ず病院で受診しましょう。
猫は犬と違いギプス等の固定具を極端に嫌がる傾向にあり、骨折や脱臼はなかなか治癒しにくいと言われます。脱臼や骨折が尻尾の場合、排泄のコントロールができなくなることもあります。

– 3.風呂場で溺れる –

誤って水を張ったままのお風呂に転落した猫。ぐったりしている、水に浮いている、という状態であれば、すぐに水を吐かせます。
後ろ足の付け根をつかんで頭を下に向け、その状態で10秒ほど軽く上下に振ります。強く振らないように注意。お腹を強く押して吐かせることは内臓に負担がかかるのでやめましょう。水を吐かせたら猫の体を拭き、暖かくしてあげます。猫のお腹が上下に動いていない場合は人口呼吸を施す必要がありますが、事前の知識や予行練習が必要となります。

まとめ

猫の事故と怪我は、ほとんどが好奇心旺盛でやんちゃな子猫時代に起こります。そしてその原因は私たち飼い主が目を配ることでほぼ無くすことができるものばかりです。改めて飼育環境を見直して危険箇所を無くし、万が一の時にスムーズに動けるように危険予知を徹底しましょう!
愛猫が苦しい思いをすることのないよう、安全で楽しい猫ライフを送りたいですね。

名称未設定-1

この後、ハシゴは撤去しました。 

focebookシャアツイート

– おすすめ記事 –

・猫の誤飲は防げる!注意すべきポイント
・緊急事態!!猫の怪我応急処置
・猫を飼うために必要な室内環境とは?
・野良猫を拾った時の育て方は、どのようにしたら良いでしょうか?

 気をつけて!猫に危険な有毒植物


 我が家は大丈夫?愛猫を思わぬ事故や怪我から守ろう!


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
そらにゃん

そらにゃん

猫が大好きなおばさんです。猫、いいですね! 我が家には「そら♂」「すず♀」「りん♀」のニャンズがいます。 ずっと犬を飼っていて猫暦はまだ二年そこそこと短いのですが、長年の願いだった猫との暮らしに今もウハウハ状態です。ニャンズのおかげで仕事や家事や寄る年波の疲れも吹っ飛びます。 病気がちな「そら」のおかげで獣医さんと懇意になり、通院の度に先生から様々な猫情報を教えていただいてます。 いかにニャンズを満足させられるか、猫じゃらしの振り方を日々研究中。 得意技は猫に錠剤を飲ませること。←ただし「そら」限定!?

関連するキーワード


記事に関するお問い合わせはこちら