猫の味覚の不思議〜猫はグルメ?

2016.04.30

猫の味覚の不思議〜猫はグルメ?

こんにちは、そらにゃんです。 皆さんはキャットフードを食べたことがありますか? 猫たちがカリカリと美味しそうに食べている、ドライフード。一粒失敬して食べてみました。お味は「・・・?」。 酸味が少しあって、うすーい、お魚の味でした。商品によってはもっと酸味が強いものもあるようです。 我が家のニャンズは毎日この味を美味しく思い(多分)、一心不乱に食べている・・・(多分)。 猫の味覚っていったいどうなっているのでしょう?

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味覚とは動物の五感の一つで、味を感じる感覚です。食物中に含まれる化学的成分が舌にある「味蕾細胞」という、味に関する情報を脳に伝える器官を刺激し、味神経を通って味覚中枢に伝えられて生じます。
味覚には「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「旨味」があります。
人間と猫ではこの味蕾細胞の数に違いがあり、味蕾細胞が少ない猫は人間ほど繊細な味覚を持っていません。
人間の味蕾の数は約10,000個に対し、犬は約2,000個、猫は約500個。少ないですね。

猫が美味しく思う「味」って?

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猫の味蕾細胞は人間の20分の1。しかも猫の味蕾細胞は下の周辺部位のみで、舌の中央部分はザラザラした突起が付いているだけで味を感じることができません。そのため猫が感じる味覚は「塩味」「酸味」「苦味」程度です。

人間との決定的な違いは、猫は糖分の「甘味」を感じない、というところ。猫科のトラやチーターも甘味を感じないようです。もともと肉食動物の猫にとって、穀物は不要なものでした。そのため糖分の「甘味」を感じる必要性がなくなってしまったのです。ただし肉や魚のタンパク質が分解されて生じたアミノ酸由来の「甘味」は大好物です。

猫は「塩味」を感じますが、「酸味」や「苦味」に比べて鈍感です。肉食の猫は、肉さえ食べていれば獲物の血液中に存在する塩分が十分に補給できることを知っていて、あえて「塩味」に敏感になる必要がなかったためです。

逆に「苦味」には敏感です。これは腐った肉に含まれる特定のアミノ酸を判別し、体に有害な食べ物を避けるため本能的に鍛えられたためです。苦い薬を飲んでくれないことも、一度薬を混ぜたフードを二度と食べてくれないことにも納得です。

「酸味」にも敏感です。これは肉に含まれるリン酸やカルボン酸などに対する反応で、猫にとっては「旨味」に感じられることも多いようです。フードによっては酸っぱい匂いがするのもこのせいなのですね。

猫にとっての美味しい食事は、味覚だけで判断するのではなく匂いや歯触り、噛み応え、温度など、総合的判断によるものなのです。特に匂いは重要で、興味のある匂い=おいしい食事といえるでしょう。匂いが飛んでしまわないよう、フードは常に新鮮なものを用意してあげれば、食の細い猫も食欲も増進することでしょう。

猫は魚が好き?

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「お魚くわえたドラ猫〜」・・・私たちはなんとなく「猫は魚が好き」と思っています。これは日本という環境で、猫が日常的に魚を食べる機会が多かったため生まれたイメージ。欧米では特に「猫が魚好き」ということではないようですね。
猫は魚が好き、という固定観念で、魚ばかりの食事を与えていると、黄色脂肪症という病気にかかる可能性があるので注意してくださいね。

まとめ

いかがでしたか?
同じお刺身を分け合って食べても、猫には私たちとは全く違う味わいになっていると思うと、少し不思議に感じます。
私たち人間がおいしいと思っているものも、猫にとっては美味しくないもの、時には有害なものであることがあります。猫には猫の、そして一匹一匹、それぞれにぴったりな食べ物があります。
我が家のニャンズは食の細い子がいて、もっと食べて欲しいなぁ、と思っています。少しでも愛猫の好みを把握して、喜んで食事をする姿を見たいものだな〜と感じた、そらにゃんでした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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誕生日の猫用ケーキなんですけど・・・

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クンクン・・・

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誰もいなくなった・・・(泣)

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そらにゃん

そらにゃん

猫が大好きなおばさんです。猫、いいですね! 我が家には「そら♂」「すず♀」「りん♀」のニャンズがいます。 ずっと犬を飼っていて猫暦はまだ二年そこそこと短いのですが、長年の願いだった猫との暮らしに今もウハウハ状態です。ニャンズのおかげで仕事や家事や寄る年波の疲れも吹っ飛びます。 病気がちな「そら」のおかげで獣医さんと懇意になり、通院の度に先生から様々な猫情報を教えていただいてます。 いかにニャンズを満足させられるか、猫じゃらしの振り方を日々研究中。 得意技は猫に錠剤を飲ませること。←ただし「そら」限定!?

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