猫のストレスと対処法

2016.05.14

猫のストレスと対処法

天真爛漫で無邪気な猫ちゃん。 自由気ままに生きる様子がとっても魅力的な猫ちゃんですが、実はとても繊細で人間同様ストレスを感じていることがあります。

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人間であればストレスが溜まれば自己発散するなり解消方法もあるのですが、猫ちゃんの場合、ストレスを感じる原因として一番多いのが人が用意した環境であるということ。
もちろん、猫ちゃんは「ストレスを感じているよ」とは言えませんので飼い主であるあなたが気づいてあげなければなりません。

ここでは猫ちゃんのストレスの原因、気づき、解決方法を詳しくみていきます。
猫ちゃんのストレスサインを見逃さないようにしてあげてくださいね。


なんだかいつもと違う行動…実はそれって?

猫ちゃんがストレスを感じ始めると、いつもと違う行動をとることがあります。
猫ちゃんは気まぐれで飼い主さんからしてみると「また好き勝手に行動しているな」といった印象を受けるかもしれません。

ですが何気ない行動が猫ちゃんからのストレスサインになっていることがあり、ストレスの溜まり具合によってその行動は変わってきます。

まずは第一段階の行動パターンを見ていきましょう

–第一段階–

◆鳴き声を発しなくなる
猫ちゃんにとって鳴くということは飼い主さんとのコミュニケーションの一つです。なき声をあまり発しなくなったということはコミュニケーションをとりたくないということ。飼い主さんに対してなにかストレスを感じている兆しかもしれません。

◆家の隅や物陰に隠れるようになる
猫ちゃんは狭いところに入ったり、隙間に入りますが、これは好奇心の現れともいえます。ですが物陰に隠れるなど人の目から逃れるような行動はコミュニケーションを避けているともいえます。

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◆あまり動かなくなる
猫ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごしますが、起きている間は活発に動きまわりますが、起きていながら外を見つめていたり日向ぼっこをしているのであればその行動によってストレスを解消している可能性があります。

◆飼い主に対して威嚇をする
頭を撫でたりマッサージを普段通りにしていると、突然飼い主さんに対して威嚇を始めることがあります。猫ちゃんにとっては攻撃をしたいわけではなく身体を触られることに対してストレスを感じているのかもしれません。

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◆おもちゃに興味がなくなる
お気に入りのおもちゃに反応しなくなる、遊ばなくなるといった行動はストレス初期段階でよくみられる行動です。

◆グルーミングの回数が減る
グルーミング(毛づくろい)は猫ちゃんにとって体を清潔に保つ、親愛行動の一つです。そのグルーミングの回数が減ったということは明らかになにかしらの異常が起こっていると考えて間違いありません。

–第二段階–

【転位行動】
あんまり聞き慣れない言葉ですが、猫ちゃんがストレスや緊張を感じているときにまったく真逆の行動を始めることです。

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例として挙げますと、お気に入りのおもちゃを他の猫ちゃんが遊んでいる、といった場面に対し人間であれば
・強引に奪い取る
・あきらめる
といった選択肢が挙げられますが、そこで猫ちゃんがとる行動は「あくびをする」です。
これはのんきに事を構えているわけではなく、どちらの行動も選べず考えることを放棄した上での行動になります。
はたから見ていると「自分のおもちゃがとられているのに、のんきだなぁ」と思うかもしれませんが、強いストレスを感じた上での行動と考えてください。

他にも目を閉じる、グルーミングを始めるなどおおよそ関係のない行動をするケースがあります。

–第三段階–

上記に挙げたサインは、はたから見ていると気づきものが多いかと思いますが、末期の三段階目までいってしまうとストレスの原因を取り除いても、異常行動を続けてしまうケースが多々あります。

【常同行動】
言葉通り「常に同じ行動を繰り返す」ということですが猫ちゃんの場合、顔と首を水平に動かし続けるといった行動が見られます。人間でいうところの貧乏ゆすりに似ていますが、ストレス度合いはかなり強い状態です。同じ場所のにおいをかぎ続けるなどの行動もよく見られます。

【変則行動】
こちらも文字通り「変則的な行動をする」といった意味ですが、自分の手を噛む、犬のように片足をあげておしっこをするなど、通常のしぐさでは見せない行動をします。


ストレスの原因とは?

猫ちゃんがストレスを感じている際の行動を記述しましたが、そもそも猫ちゃんがストレスを感じる原因とはどんなことが挙げられるのでしょうか。

さまざまな原因が挙げられるのですが簡単にまとめてみました。

・しつこく撫でる
・トイレが汚れている
・多頭飼いによるストレス
・食事に対する不満
・生活環境が整っていない

この中でやってしまいがちなのが「しつこく撫でる」という行為です。

寝ているときなど可愛いさのあまりつい触りたくなってしまいますが、触ることによって起きてしまい睡眠を妨げられれば強いストレスになります。

また長時間触り続けるのもストレスになります。飼い主さんでさえストレスに感じるのに見知らぬ方が「可愛い」といって撫でるのは猫ちゃんにとってどれほどのストレスになるか想像に難くありません。

「触らせて」というお願いに対して無下に断るのはカドがたちますが「知らない人に触られるとストレスを感じてしまうんです」ときちんと説明すればご理解いただけると思います。

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生活環境が整っていない、ということに関してはいろいろな要因を含んでいるのですが、例を挙げますと
・大きな音がなっている
・嫌いな匂いが部屋に漂っている
・環境の急な変化

猫ちゃんは大きな音を嫌います。ドアのチャイムであったり電話の音、テレビの音などボリュームを調整できるものに関しては最小に設定してあげましょう。

また、意外な音として楽器演奏が挙げられます。人間にとっては心地のよい音であっても猫ちゃんにとっては嫌な音かもしれません。

楽器演奏を始めて遠くに身を隠そうする、などの行動が見られた場合、可能性があると考えてください。

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嫌いな匂いに関しては、芳香剤であったりアロマであったり「メチルノニルケトン」の匂いが苦手とされています。音と同じで人間にとっては心地のよい香りであっても猫ちゃんにとっては有害な香りかもしれません。極力部屋の中では不必要な匂いは充満させないようにしましょう。

飼い主さんの香水の香りが苦手の場合もありますので、合わせて気をつけてください。

猫ちゃんは環境の急な変化を嫌います。自分の寝床であったりトイレであったりと、普段慣れ親しんだ生活環境が変わるととまどいとともに強いストレスを感じてしまうのです。

寝床やトイレを変える場合は使っていた毛布やクッションをそのまま使うなど少しづつ変えてあげましょう。

環境の変化でいうと引っ越しも突然の環境変化になります。上記と同じで猫ちゃんが使っていたものをできる限り用意し環境を作ってあげましょう。

また引っ越し直後はいつもよりも猫ちゃんの様子を注意深く観察してあげましょう。


ストレスが呼び起こす変化

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人間でも強いストレスは体の不調であったりメンタル面であったりと様々な病気の原因となりえます。

猫ちゃんも同様で、ストレスから体の免疫機能が低下し病気にかかりやすくなる、生命を維持するための行動の減少(運動、餌、水の補給)などが二次的災害として挙げられます。

ストレスの原因を念入りに調べ除去するのも大事ですが、なにより猫ちゃんのストレスサインを見逃さないことが最重要です。

人間とはストレスを感じる要因は大きく異なりますので想定外の事由はいくつもあります。

猫ちゃんを助けてあげられるのは飼い主であるあなたですので、頑張ってください!

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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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