「微笑みのねこ」シャルトリューはどんな猫？特徴や飼い方

「微笑みのねこ」シャルトリューはどんな猫？特徴や飼い方

シャルトリューはフランス産の猫でその外見から「微笑みの猫」とも呼ばれています。また、美しい被毛からロシアンブルー、コラットと並び「ブルー御三家」とも称されており、シャルル・ド・ゴールや女性作家のコレットなどフランスの多くの著名人から愛されてきた猫でもあります。
もともとはフランスにいた雑種の猫にペルシャなどを交配することにより人為的につくられた猫だと言われていますが、古くからフランスでは愛され、今では世界中で人気の高い猫です。1970年代に輸入されて以来、日本でも高い人気のあるシャルトリューはどのような特徴、性格をした猫なのでしょうか。また飼い方で気をつける事はどのような点でしょうか。

シャルトリューはどのような特徴をした猫？

シャルトリューの毛はショートヘアーで毛の色はブルーグレーの単色です。その毛は光沢があり密集してはえているので、触るとふかふかしておりまるでウールに触れているようなやわらかさです。また、美しいだけではなく、ボディに密生している毛は水をよくはじき防水性に優れています。その毛の美しさと防水性にすぐれているという理由により毛皮目的に乱獲され絶滅の危機となった時期もありました。
シャルトリューは、丸い頭部に小さめの耳、そして丸くて大きな目をしており、その顔立ちから「微笑みの猫」とも呼ばれています。目の色は金色または深い銅色をしています。
シャルトリューは雄だと体重が6キロほどにもなる大型の猫です。その体系はどっしりとしており、広い肩幅と厚い胸板をしています。首と脚は短めですが大きな頭とどっしりとした胴体を支えるための屈強な首とたくましい骨格をした脚を持っています。やや長めの尾も重量感があります。

シャルトリューはどんな性格をした猫？

シャルトリューはとても穏やかな性格の猫です。あまり鳴くこともなく、泣き声も大きくないので集合住宅などでも飼い易い猫です。また、他の種類の猫と喧嘩をすることもなく仲良くできることが多いので、すでに他の種類の猫を飼っているという方にもおすすめです。
シャルトリューはおとなしいだけではなく、とても人懐っこい猫でもあります。飼い主に従順であることから「まるで犬のような猫」と言われることもあります。物覚えが良く知的な面も併せ持っており、しつけもしやすいことからも飼い易い猫であるといえます。
その上品な外見、そして穏やかな性格からくるイメージとは異なり大人になっても飼い主と遊ぶのが大好きで運動量の多い活発な猫でもあります。
美しい外見、人懐っこい性格、そして聡明な点はシャルトリューの大きな魅力です。このような性格から、子供から年配の方のいる家庭まで幅広い年齢層に向いている猫だと言われています。

シャルトリューの飼い方で気をつける事

シャルトリューは大型で運動量の多い猫です。そのため食事の量も多めです。シャルトリューの特徴でもある屈強な骨格とたくましい筋肉を作るために、特に成長期には高カロリー・高たんぱく質で栄養バランスのとれたご飯を与える必要があります。しかし、肥満には気をつけなければなりません。猫じゃらしなどで一緒に遊んであげる時間をつくってあげましょう。また、高低差のあるキャットタワーや階段のある遊具などを用意して運動できる環境を整えてあげることも大切です。
シャルトリューの毛は短いのでブラッシングは1日に1回で十分ですが、美しい毛並みを保つためにも毎日のブラッシングは欠かさないようにする必要があります。また、毛が密生して生えており防水性、保湿性に優れている反面、熱中症や皮膚疾患には注意をする必要があります。特に夏場には部屋の湿度の管理をきちんとし、水もいつでも飲めるように用意しておきましょう。

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