え!あっちもこっちも大忙し!猫の楽園「猫島」ってどこにあるの?

2016.06.20

え!あっちもこっちも大忙し!猫の楽園「猫島」ってどこにあるの?

今、日本各地に「猫島」と呼ばれる猫の楽園が各所にあるのをご存知ですか? 日本はもとより、海外からも猫好きな人達が観光に訪れるほどの盛況ぶり。 「猫島」がどこにあるのか、実際行ってみたことがないとわかりませんよね。 そんな猫の楽園「猫島」をご紹介。

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猫は島の守り神 宮城県田代島

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江戸時代後期になると三陸海岸で定置網漁が盛んに行なわれるようになり、田代島も作業小屋や簡易宿泊所ができ、人も増えてきました。ある日、網を設置する岩が崩れ猫が下敷きになり死んでしまいました。これに心痛めた網元が猫を祀ったところ、大漁が続き、海難事故も無くなったことから島全体で猫を守ってきたそうで、それが猫島になった由来だと言われています。
また、実は猫島として有名になる前は人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島として有名だった場所なのです。

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東日本大震災では、田代島の浅瀬がなく島全体が高い位置にあったため津波の被害は少なく、猫は動物の勘が働き、津波が来る前に一斉に山に逃げていたというから、驚きです。

島には島の守り神として伝承の猫さんを祀っている神社があり、猫は観光客を怖がることもなく、自由に暮らしています。

観光地ではない愛媛県青島 問題山積み。

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愛媛県青島は1942年頃は900人ほどが住んでおり、漁業の盛んな島で、漁網をかじるネズミ退治するため猫を飼い始めました。しかし、徐々に人が減り、残された猫が野生化し子供を産んだことで今の現状まで猫の数が膨れ上がってしまい、今では島民15名に対し猫は150匹以上います。
愛猫家がブログで紹介したことがきっかけで全国でも有名な猫島となってしまいましたが、島民は観光地となってしまった自分たちの島に困惑しているようです。

青島は本土からの便が2便しかなく、観光船ではなく島民の足として使っている船があり、その船に観光客が定員ぎりぎりで押し寄せ、島民の足を奪っています。

そもそも青島には宿泊施設もなければ、観光客が立ち寄って休憩できるようなお食事処もないので、観光客がきても、島民には猫ブームの恩恵は全くと言ってないのが現状。

今は島民自ら「青島猫を見守る会」を立ち上げ、猫の餌やりなど観光客とトラブルにならないよう日々活動しています。

香川県佐柳島の珍しい「飛び猫」

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香川県にある島は猫島となっている島が多く、佐柳島もその中の一つです。
防波堤の間を飛び跳ねた瞬間を撮った写真が一気に広まり、写真集にもなったほど。
佐柳島には「両墓制」の風習が残る土地で、遺体を土葬する「埋(うず)め墓」と、石塔を建てて霊を祭る「詣り墓」、2つのお墓を建てるというとても珍しい風習がある島なのです。

入口は猫島であっても、行った先の歴史や風土に触れることも旅の楽しみの一つですね。

「飛び猫」写真集カレンダーの紹介ページはコチラ!!

アートの島 香川県男木島

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瀬戸内海にある、男木島は島民約180名ですが、猫はそれを上回る約200匹以上住んでいます。猫島として有名になった経緯としては、2010年・2013年に開催された「瀬戸内国際芸術祭」によって、14万人を超える人々が訪れ、猫が多いところから、口コミやインターネットで一気に広まりました。
さらに、NHK BSプレミアムの「岩合光昭の世界ネコ歩き」で男木島や猫が放送されたところ、猫好きの目に留まり、毎年5,000人を超える観光客が訪れるようになりました。

しかし、観光客が増えることで、島の生活も一変しました。
一部の観光客が餌をあげることで、さらに繁殖能力が上がり、島民の家や畑は荒らされるようになり、糞尿の被害、漁縄を破るという被害も多くなりました。
そこで、これ以上の猫の繁殖を防ぐため、島内にいるすべての猫の不妊手術を実施、定期的に獣医が島を訪れ、ノミ、ダニ駆除や健康診断を行うようになり、猫の数は減少してきました。

都心から1時間!江ノ島も猫島なのです!!

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関東にも猫島があったのです。都心から約1時間。神奈川県藤沢市にある江ノ島、都心から一番近い猫島です。
1980年ごろから捨て猫が増え続け、猫好きな観光客が餌をあげるので、猫も人を恐れず、どんどん繁殖していき、今に至るということです。
増えすぎる猫を観光資源として考え、餌場を作り、猫を監理する他、野良猫に避妊手術をするための募金箱を島の各所に設置し、野良猫を島全体で管理する地域猫化の動きが現在も行われています。

最後に

猫好きにはたまらない猫島は日本各所にいくつもありました。
島の猫は天敵がいない環境で、餌も豊富にあるために一気に繁殖し、数百という単位の猫が生まれてきてしまいました。
猫好きな観光客にとってはまさにパラダイスですが、平穏に暮らしていた島民の方はこの猫ブームに困惑しているかもしれませんね。
島民の方の生活も、猫の生活も土足で踏み込むような乱暴なことはせず、静かに見守っていきたいですね。

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 警戒心と不安でいっぱいな野良猫さんたち



 坂と猫と路地と福石猫、尾道に隠れねこを探すの巻 #1


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nanatsu

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猫は子供の頃からずっと一緒で、大人になった今でも猫を4匹飼っております。保護猫活動のお手伝いもしておりますので、一日が猫に始まり猫で終わるという生活になりつつある今日この頃です。

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