ヒマラヤンに見られる多発性のう胞腎とは?

2016.07.07

ヒマラヤンに見られる多発性のう胞腎とは?

ふわふわの長い毛と、白地に黒のポイントで、お人形みたいな可愛らしさを持つヒマラヤン。猫好きなみなさんなら、名前を聞いただけで思い浮かべることができるのではないでしょうか。  純血種の猫は、雑種の猫よりも弱いと聞いた方もいるかもしれません。純血種の子は同じ血統同士の猫を交配させているので、遺伝的な病気は親から受け継いでしまいます。純血種は遺伝的な病気にかかりやすいのですが、ヒマラヤンも遺伝的にかかりやすい病気があります。  でも、親から遺伝した病気だったら、子猫のときから気をつけていれば、猫ちゃんは長生きすることができます。今回は、ヒマラヤンがかかりやすいと言われる、多発性のう胞腎についてご紹介します。 

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ヒマラヤンがかかりやすい病気

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 ヒマラヤンがかかりやすい病気として、熱中症、流涙症、多発性のう胞腎があります。

 熱中症はヒマラヤンが長毛種のため、暑さに弱いことでかかってしまいます。流涙症は、結膜炎や角膜炎のような目の病気、目に刺激物質がふれたことによって、目から涙があふれてしまう病気です。
 熱中症や流涙症もヒマラヤンにとっては、とても深刻な病気です。でも、飼い主さんがきちんと注意してケアしてあげれば、完治する病気です。でも、多発性のう胞腎は、いったんかかってしまうと完治しません。

 多発性のう胞腎にかかる猫は、1000匹に1匹と言われています。その中でも、ヒマラヤンは遺伝的に病気にかかりやすいと言われています。
 さらに、症状の進行がゆっくりなので、飼っている猫ちゃんに変わった様子が見られず、飼い主さんが発見するのも遅くなりがち。一度なってしまうと完治しませんが、症状が出にくく、進行状態も遅いので、気づいてみたらかなり病気が進行しているという可能性もあります。


多発性のう胞腎の症状とは?

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 多発性のう胞腎という病名が初耳だという方も多いのではないでしょうか。腎臓にのう胞ができてしまい、だんだんと腎臓の組織がのう胞と置き換わっていきます。のう胞に占領されてしまった腎臓は、上手く機能しなくなって、慢性腎不全になってしまいます。

 遺伝性の病気ですが、発病は若い頃です。5歳~7歳になると、腎臓の大部分が働かなくなって、腎不全で死に至ってしまうこともあります。

 多発性のう胞腎を発病した猫ちゃんの症状としては、食欲がなくなったり、体重が減ることがあげられるでしょう。また、腎不全の猫全般に見られるように、水をたくさん飲みたがるようになったら、要注意かもしれません。疲れやすくてよく眠るようになったり、おしっこにいく回数が増えることも、症状の一つです。

 両親のどちらかが多発性のう胞腎の遺伝子を持っていると、50%の確率で遺伝してしまいます。純血種の猫にはいろいろな遺伝病がありますが、多発性のう胞腎は、とても高い確率で発生すると言えるでしょう。現在ヒマラヤンを飼っている方、これから飼おうと考えている方は、ヒマラヤンが遺伝する病気として、多発性のう胞腎を覚えておいてください。

Next↓多発性のう胞腎の治療方法について
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saya

saya

18歳の猫を亡くし、1年間ペットロスに陥りましたが、またいつの間にか二匹の猫に囲まれて暮らしています。いつも飼い主をストーカーする甘えん坊のスコティッシュフォールドと、野良上がりでちっとも触らせてくれないツンデレの子に、安眠妨害をされながらも楽しい毎日を送っています。

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