猫を可愛く撮るポイントは?
普段なにげなく「見ている」猫の姿も、カメラのレンズを通すとまた違った視点で「観る」ことができます。プロデューサー気分で愛猫を可愛く演出してみましょう。
フラッシュや強い直射日光の光はコントラストが強く出過ぎるため、猫の毛のふわもこ感が潰れてしまいます。室内の優しい光での撮影がおすすめです。

猫の目はとっても表情豊か。グリーンやブルー、猫の瞳ってとっても美しいですよね。ピントはしっかり目に合わせ、猫のチャームポイントである瞳をクリアに写しましょう。

知っているようで気がついていない愛猫の癖。えー!こんな場所に入り込んでたの!?と新たな発見もあるかもしれません。嫌がられない程度に後を尾けてみましょう。お気に入りの座布団に着くまでのルートなどもチェックして、時には計画的にカメラを構えてみましょう。

生活感のあるものを脇にささーっと押し避け、画面に余計なものが写りこまないようにしてみましょう。ソファやベッドに可愛いブランケットや無地のシーツなどを覆い背景を作れば、写真館風なポートレートにも。スッキリとおしゃれな猫写真が撮れますよ。
同じ場所でも高さを変えるだけで新鮮な写真が撮れます。また、目線の高さを猫に合わせると猫も安心し表情豊かに。くれぐれも急に動いたりして、くつろいでいる猫ちゃんを驚かさないようにしましょう!
気の散りやすい猫ちゃんも、お気に入りのオモチャをチラつかせれば、ばっちりカメラ目線をくれます。「撮影=遊んでもらえる楽しい時間」と思ってもらえたらしめたものです。
狭い場所が大好きな猫。猫より一回り小さめの箱などの入れ物を程よい場所に置くと、おおかたのニャンコは無理やり収まってくれます。こちらも撮りやすいですし、ぷっと笑える満足げな表情が撮れます。

可愛く撮れたら・・・
自分が観るためだけに撮るのもよいですが、せっかく可愛く撮れたらたくさんの人に観てもらいたいですよね。世界中の人が利用している写真共有サービスInstagramは簡単に写真や動画をシェアすることができます。「いいね!」がもらえたり、フォロワーが増えるとモチベーションアップにつながりますよ!
いい写真が撮れたらスマホやパソコンの画面だけで楽しむのはもったいない!是非、紙にプリントしてみましょう。フォトブックのサービスなどを利用して、猫の成長記録を写真集にするのも楽しそうですよね。ポストカードにして猫好きの友人に送るのも素敵ですね。

イワゴーさんに学ぶ
猫好きならずとも誰もが知っている、日本が誇る動物写真家「イワゴーさん」こと岩合光昭さん。全国各地で開催されている猫写真展は観に行かれた方も多いのではないでしょうか。そんな岩合光昭さんの著書「ネコを撮る」は猫写真を撮る人たちのバイブル。撮影テクニックというよりは猫とのコミュニケーションのとり方などに重点を置き書かれています。写真を撮る人だけではなく、すべての猫好きさんにお勧めしたい一冊です。
普通に撮ってももちろん可愛い猫ですが、ほんの少しの心がけでぐっとあか抜けた猫写真が撮れます。とは言え、基本は猫に楽しんでもらうこと。猫ちゃんをよいしょして褒めちぎり、いい表情狙っちゃいましょう♪
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