こんな症状があったら要注意!〜猫のチェリーアイ

2016.08.08

こんな症状があったら要注意!〜猫のチェリーアイ

こんにちは、そらにゃんです。 チェリーアイという病気をご存知ですか?正式には「第三眼瞼(だいさんがんけん)腺脱出」という病名で、第三眼瞼腺という涙を分泌する腺が何らかの原因で目頭にある第三眼瞼から外に飛び出してしまった状態をいいます。赤く飛び出た部分がサクランボのように見えることからチェリーアイと呼ばれます。 今回はこのチェリーアイの原因と症状、治療法についてまとめてみました。

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↑亡くなったうみちゃんは、飼い始めた頃、ひどい猫風邪で第三眼瞼が癒着していました・・・

チェリーアイの原因

猫の目には人間にはない第三眼瞼腺という瞼があります。目頭の端に少しだけ見える白い幕のようなものがあります。これが第三眼瞼で、瞬きの際に水平方向に動いて眼球を保護する役目を持ち、瞬膜とも言います。第三眼瞼の裏には涙を分泌する「第三眼瞼腺」があって、第三眼瞼腺は結合組織によって第三眼瞼に固定されています。
この結合組織が先天的に弱かったり、欠けていたりすると第三眼瞼腺が外に飛び出してしまうのです。
外傷や第三眼瞼の炎症、腫瘍なども原因になります。
チェリーアイは犬に多い病気ですが猫にも起こり得る病気です。


チェリーアイの症状

チェリーアイの症状として以下のものが挙げられます。

・第三眼瞼の端から第三眼瞼腺が飛び出て赤く腫れる。片目だけの時もあれば、両目の時もある
・目を擦ろうとしたり、床や壁に擦り付けようとしたりする
・眩しそうに目を細める
・瞬きの回数が増える
・視野が狭くなる
・涙が流れ落ちる
・目が充血する
・痛みはない
・長期間放置すると第三眼瞼の中にある軟骨が変形する

猫が目を気にして飛び出た第三眼瞼腺をひっかくなどすると、第三眼瞼腺の炎症がひどくなるばかりか、角膜や結膜が傷ついて角膜炎や結膜炎を併発してしまいます。角膜炎と結膜炎の症状は以下の通りです。

◆角膜炎の症状

角膜は眼球を覆う透明の膜です。角膜炎は症状が悪化すると失明する恐れもあります。

・激しい痛みとかゆみ
・目を擦ろうとする
・目ヤニが出る
・涙を流す。涙目になる
・眩しそうに目を細める
・角膜が白く濁る
・新生血管(眼球内に見られる、直線または枝状の毛細血管)の視認

◆結膜炎の症状

結膜は瞼の裏側と眼球の白眼の部分にあります。

・結膜が充血して腫れる
・かゆみ、痛みのために目を擦る
・目ヤニが出る
・涙を流す。涙目になる
・瞬きが多くなる

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↑そらさんも目が弱い・・・。

チェリーアイの治療

チェリーアイの基本的な治療は、飛び出た第三眼瞼を元に戻すことです。
症状が軽いときは飛び出した部分を手で押し込んで、抗生物質や抗炎症剤などの点眼薬を投与します。
飛び出た部分が大きい場合や、再発を繰り返す場合は外科手術が行われます。全身麻酔下で第三眼瞼を元の位置に戻します。外科手術を行っても再発する可能性はあります。また、初めてチェリーアイを発症した場合でも外科手術が必要な場合もあります。
以前の外科手術では第三眼瞼を除去する方法がとられていましたが、現在は可能な限り温存する方法がとられています。第三眼瞼腺は涙を生産する役目を担っているため、切除すると涙の量が減少してドライアイになり、「乾性角結膜炎」を発症することがあります。乾性角結膜炎も悪化すると失明する恐れがあります。


まとめ

いかがでしたか?
チェリーアイは予防しにくい病気です。いつ発症するかわからない分、飼い主さんは普段からおうちの猫ちゃんの状態をよく観察してくださいね。もし、猫ちゃんが目を頻繁に気にする様な素振りを見せたり、床や壁に目をこすりつけていたりしていたら、すぐに目の状態をチェックしましょう。猫ちゃんの目頭付近に丸くて赤いものが認められたり、涙目や目ヤニが確認できたらすぐに病院へ行きましょう。早期発見・早期治療で猫ちゃんの負担ができる限り少ないものにしたいですね!

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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↑うみちゃん(後)、治療で綺麗な目になったんです。

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そらにゃん

そらにゃん

猫が大好きなおばさんです。猫、いいですね! 我が家には「そら♂」「すず♀」「りん♀」のニャンズがいます。 ずっと犬を飼っていて猫暦はまだ二年そこそこと短いのですが、長年の願いだった猫との暮らしに今もウハウハ状態です。ニャンズのおかげで仕事や家事や寄る年波の疲れも吹っ飛びます。 病気がちな「そら」のおかげで獣医さんと懇意になり、通院の度に先生から様々な猫情報を教えていただいてます。 いかにニャンズを満足させられるか、猫じゃらしの振り方を日々研究中。 得意技は猫に錠剤を飲ませること。←ただし「そら」限定!?

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