猫が熱中症!すぐにできる応急処置とは?

2016.08.15

猫が熱中症!すぐにできる応急処置とは?

最近の夏の気温は昔に比べてだんだんと上がってきています。気温が暑いと「熱中症」に気をつけなければなりません。人間も熱中症にかかります。もちろん、猫も熱中症にかかります。治療で猫が元気になればいいのですが、最悪の場合、死亡する可能性もあります。猫が熱中症になった場合、飼い主さんはどのような対応をとればいいのでしょうか?

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熱中症の症状とは?

 熱中症とは、体内にたまっていた熱を外に逃がすことができず、全身の機能が低下してしまう状態のことをいいます。

猫の熱中症!すぐにできる応急処置とは?①

 
 猫は体の表面に汗腺がないので、人間のように汗を出すことはできません。唯一、汗をかく部分は足の裏ですが、足の裏の汗腺は体温調節のためのものではないのです。
 猫は主にパンティング(口を開けてハァハァと呼吸をする)によって呼吸器系から体にたまっていた熱を外に逃がします。しかし、人間に比べると体を冷やす効果は劣ります。猫がパンティングをした時は気をつけて様子を見てください。ひどくなると、口を開けてハァハァと呼吸をし、ヨダレが口から流れます。また、目や口腔粘膜が充血していき、吐き気や嘔吐、下痢をしてしまいます。一時的にふらついて倒れてしまうこともあります。

 熱中症がさらに進行した場合は、失神や筋肉の震えが見られたり、意識が混濁し、呼びかけにあまり反応しなくなったりします。完全に意識がなくなったり、全身の痙攣発作を起こしたりすることもあります。

 症状がかなり進行すると、吐血や下血、血便や血尿といった出血症状が起こしたりします。出血することによって、酸素がうまく体内に取り込めないためにチアノーゼが見られ、最悪の場合はショック症状を起こし、命に関わることもあります。

 熱中症にはなりやすい環境があり、気温が30℃以上、湿度が60%以上の時間が続いたり、風通しが悪いと部屋の中はかなり暑く感じます。この条件で猫がグッタリしていたらまず熱中症を疑いましょう。高齢猫の場合は熱中症の症状に気づくのが遅くなる時があります。高齢猫はより注意してください。


熱中症の応急処置とは?

 猫が熱中症だと思ったらまずは動物病院に連れていくことをおすすめします。その前に飼い主さんができる応急処置はなんでしょうか。

–体の体温を下げる–

 日陰や風呂場、エアコンのきいている所など、涼しい場所に連れて行きましょう。水に濡らしたタオルやアイスノンなどを脇の下や首筋などに当てます。冷たい物を当てると血管が収縮してしまうのでマッサージもしてあげてください。さらに、うちわに扇風機などで冷たい風を体に当てます。

–水を飲ませる–

 脱水症状になっているはずなので、水を飲ませてあげます。飲む元気がない場合は、スポイドやストローなど猫の口に入りやすいものを口の隙間から注入して水を飲ませてあげます。また、電解質を摂取するためにスポーツドリンクでもいいでしょう。人間用でもいいのですか、味が濃いので犬猫用の動物が飲めるスポーツドリンクを1本用意しておくと安心です。

–動物病院に連れて行く–

 最後は動物病院に連れて行って、獣医師さんに適切な治療を受けましょう。行くのは早ければはやいほうが良く、できれば猫が倒れてから1時間以内がいいです。いつ倒れたかわからない場合は、猫の体を冷やしながら真っ先に動物病院に連れて行ってあげてください。
 猫が倒れてから2時間~3時間が経った時や血便などの重篤な症状が見られた場合は、完全な回復は見込めないようです。飼い主さんの機転と行動力が猫の運命を左右することになります。


熱中症の対策・予防とは?

 猫が快適に過ごせる環境は、気温が20℃~23℃、湿度が50%前後です。猫が過ごしている部屋をできるだけこの状態に近づけるようにしてあげてください。エアコンはドライ運転か冷房の28℃がいいでしょう。除湿機能があれば稼働してください。扇風機のつけっぱなしは、猫が手を入れて怪我をする恐れがあります。猫の性格にもよりますが、扇風機のつけっぱなしは危険があることを覚えておきましょう。

猫の熱中症!すぐにできる応急処置とは?②

 飼い主さんが出かける時は水を十分に用意しておきましょう。ひっくり返す場合もあるので、3つ以上は用意しておいたほうがいいです。水道の蛇口を少しだけだしておくのもいいかもしれません。猫はできるだけ新鮮な水を欲しがります。猫が水道から水が飲めるように工夫するのもいいでしょう。

 猫は涼しい場所を見つけますが、あらかじめ作っておくのもいいでしょう。窓を開けておける状態なら窓を開けて風通しをよくしておきましょう。日陰の多いフローリングの部屋やお風呂場を開けておくのもいいでしょう。

 今は熱中症対策グッズがたくさん販売されています。ひんやりするシートやジェルマットなどがあれば猫がいつもいる場所に置いておくのもいいでしょう。


最後に…

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 夏になると気温が上がるのは当たり前です。最近では高温注意報などがでるぐらい暑い日があります。窓も締め切った部屋ではかなり気温が高くなります。気温が高い状態で長時間いると人間でも熱中症になります。猫も同じです。
 エアコンをつけっぱなしの状態が好ましいですが、電気代が気になる飼い主さんは熱中症グッズなどを利用することをおすすめします。ひんやりするシートやジェルマットは電気など使いません。とてもエコで飼い主さんも安心できます。

 熱中症は最悪の場合は死亡する可能性があります。日頃から猫の体調管理や熱中症グッズを上手に使えるように飼い主さんも気を使いましょう。

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猫を飼いはじめて20年。完全な猫派です。 今まで4匹の猫と過ごしてきました。現在は2匹の猫と楽しく過ごす毎日です。 ツンデレされて20年。猫の行動1つ1つが大好きで、ずっとツンデレにやられてしまっている人間です。

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