夏休みは本を読もう!猫の出てくるオススメ小説・エッセイ6選

2016.08.20

夏休みは本を読もう!猫の出てくるオススメ小説・エッセイ6選

小学生だった頃、夏休みに読書感想文の宿題で本を読みましたよね。あの頃を思い出して、夏に本を読んでみるのはいかがでしょうか。最近の猫ブームの影響なのか、様々な分野で猫を題材にした本が出版されています。夏に海や山へ出かけるのもよいのですが、涼しい図書館やお気に入りのカフェで一日読書なんて過ごし方も、とても有意義な一日になりそうですよね。そこで、猫好きなあなたに夏休みにぜひ読んでいただきたいお勧めの本をご紹介いたします。

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「空飛び猫」 アーシュラ・K.ル・グウィン(著) 村上春樹(翻訳)

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村上春樹さんといえば、猫好きで有名な作家さんです。小さい頃から何匹もの猫と共に暮らし、海外での生活が決まった時には、書き下ろしの長編を渡す代わりに当時飼っていた猫のお世話を講談社の出版部長へ頼んだといいます。その時、猫と交換した長編が「ノルウェイの森」だそうです。

そんな猫好きな村上さんが翻訳している「空飛び猫」は仲良し4兄弟猫のお話シリーズです。
翼を持って生まれてきた4匹の子猫が力を合わせ、旅をしながら成長していく物語。
猫が翼を持って生まれたことの意味や動物の視点から見た人間に対する思いなど、村上春樹さんの美しい日本語の表現や猫の表情を豊かに描いた挿絵が引き立ちます。子供も猫も好きな大人にとってはたまらない本です。


「通い猫アルフィーの奇跡」 レイチェル ウェルズ(著)

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飼い主が亡くなり、独りぼっちになった猫「アルフィー」の生きる術の物語です。
帰る場所がなくなったアルフィーは「通い猫」として生きていくことを決め、様々な問題を抱えた人間の家を行き来するうちに、アルフィーが奇跡を起こすハートフルストーリー。

この本は、常に猫のアルフィーの視点で描かれており、作者が感情移入するわけでもなく、アルフィーの生活をまるで一日中追っているかのような、猫目線のお話となっています。また、アルフィーが懸命に自分自身を奮い起こし生き抜こうとする姿に心打たれます。
なにより作者が猫の事をよくわかっているからこその描き方なのだと思う箇所があり、猫への愛情がひしひしと伝わる本です。


「老人と猫」 ニルス・ウッデンベリ(著)

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表紙だけ見ると老人と猫の心温まる物語かと思いきや、この本はスウェーデン発世界的ベストセラーエッセイなのです。
心理学の教授である作者本人の自宅の庭に、ある日大きな眼をした子猫が現れます。『あなたに飼われることに決めました』と不屈の意志を持ってやってきた猫によって、作者夫婦の生活は大きく変わっていきます。

この本は単に猫がやってきてこんな生活になりました、などとよくある軽いタッチのエッセイではなく、「心理学の教授が読み解く猫の世界」を表した猫の歴史から始まり、世界の文豪たちの猫にまつわるエピソードや、猫の生態、スウェーデンのノラネコ対策まで、様々な分野へ広がっていきます。

人間と動物の関わりについて、丁寧にユーモアを交え描かれているので、今ペットを飼っている人やペットと暮らしてみたいと思っている人など様々な人が共感できるのではないでしょうか。


「猫の時間」 柄刀 一(著)

この本は猫と人間との心温まる物語のまさに王道と言った本だと思います。
7話からなる短編集なのですが、一人の作家さんが7話書いているというのがちょっと珍しいかもしれません。
題名も実にシンプルなので、猫好きな人ならば一度は手に取ってしまうのでは。

本作は会話が苦手な6歳の真子ちゃんの家に子猫のみゃーがやってきて、真子ちゃんと子猫のみゃーの成長を描いた物語。猫好きな読者の心にやさしく語りかけてくれているようなやさしい本です。ラストは涙腺が崩壊する程涙が止まりません。

著者の柄刀一さんという作家はミステリー作家なので、ストーリーの展開が緻密で論理的。
何より、表紙の猫に心奪われてしまいます。


「あたしの一生:猫のダルシーの物語」 ディーレディー(著) 江國香織(翻訳)

猫のダルシーの視点で描く、感動的なラブストーリー。
翻訳が江國香織さんなので日本語がしなやかな表現となっていて、映画になっていそうな本だなと思いました。
「あたし」と「あたしの人間」の出会いから「あたし」の死までの濃厚な17年4か月という長い愛に満ちた時間を猫のダルシーの視点で描いた物語。
猫と人間の物語ですが、愛というのはこういうものなのか・・と、はっとさせられる本です。

また、この本にはジュディー・キングという素晴らしいイラストレーターのイラストが16点も収録されているので、猫の情景が手に取るようにわかります。


「きりこについて」 西 加奈子(著)

この本は猫との物語をメインに描いているわけではないのですが、登場する黒猫ラムセス2世の存在が読んでいてなんとも絶妙なのです。

主人公は両親に愛情深く育てられ、本人の鈍感さもあり5年生のときに、好きな男の子に「ぶす」と言われるまで自分の容姿に気づかず成長し、その男の子に言われたことで強いショックを受け、悩んで引きこもってしまいます。やがて、黒猫のラムセス2世に励まされ、外に出る決心をするという物語。
黒猫ラムセス2世がとても賢く、なぜか大きくなるにつれ人の言葉を覚えていくという不思議な猫で、ラムセス2世が独特の猫的大阪弁を話すところが物語にとてもマッチしていて面白いです。

猫がメインで話が展開するわけではないので、猫好きさんにはちょっと物足りないのかと思いきや、人が生きていく上で大切な何気ない日常の大切さを、猫を通して描いていて、誰もが共感できるお話なのではないでしょうか。


最後に

猫が登場する本についてご紹介させていただきましたが、猫にはそれぞれ独特の世界観があり、その世界観を野良猫だったり飼い猫だったりと、作者が心地よいバランスで表現してくれています。主人公である人間との距離感を絶妙な表現で表しているところが読者を物語へと引き込んでいくのではないでしょうか。

作家さんの中にも猫好きな人が多く、猫を題材にした本がたくさん出版されていますし、猫が登場する本はまだまだ、たくさんあります。
ぜひ、この機会にお気に入りの一冊を探してみてはいかがですか。


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nanatsu

nanatsu

猫は子供の頃からずっと一緒で、大人になった今でも猫を4匹飼っております。保護猫活動のお手伝いもしておりますので、一日が猫に始まり猫で終わるという生活になりつつある今日この頃です。

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