問題ネコにしないために知っておきたい常識

2015.05.05

問題ネコにしないために知っておきたい常識

気まぐれだけど、そこが魅力的なネコちゃん。でも本当はさみしがり屋で臆病なんです。 そんな元祖ツンデレちゃんと末永く楽しく暮らしていくために知っておきたい常識をご紹介します。

排泄編1:きれい好きなネコちゃんだからこそトイレ問題はとても重要

ネコちゃんを里子に出す場合、一番のアピールポイントは排泄のこと。排泄のお行儀がよい子ならば、里親さんもすぐに見つかるし、きっと里親さんに生涯可愛がってもらえるでしょう。それほど、この問題はネコちゃんと暮らしていくには最も大きな課題であると考えられます。

トイレの躾はペットにとって社会性を身に着ける第一歩です。ワンちゃんに比べ、ネコちゃんは体臭が少ないのですが、その代わりなのか排泄物がとてもきつく臭います。

でも、ネコちゃんはとてもきれい好き。排泄の後、せっせと砂をかける習慣はだれもがご存知ですね。ですから、ネコちゃんにトイレを教えるのは、砂(あるいは砂の代わりになるもの)を用意すればよいので案外たやすいのです。

しかし、先ほども言ったように、きれい好きなネコちゃんのトイレは、常にきれいにしていないと、トイレ以外の場所に排泄してしまう問題行動を起こしてしまいます。
その他にも、おちついてトイレが使えるような、人目に付かない場所に設置することも大切です。

もし、ネコちゃんがトイレ以外で排泄してしまっても叱らないであげてください。
原因を探し出して、正しいトイレ習慣が身に付くよう、環境を整えてあげる事が大切です。

排泄編2:マーキングはコントロールできる

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by:Marina Lovato.

男の子にだけあると思われがちなマーキング行為ですが、女の子にもある行動だそうです。
主に繁殖期にみられる行動ですが、縄張り意識やストレス、病気が原因でもマーキングをすることがあります。マーキングの対策はいくつか対策はありますが、そもそも本能なのでどうしても全くさせないのは難しいことです。

ネコちゃんの嫌いな柑橘系の匂いをつけて近寄らせない方法もありますが、うまくいかないと逆効果になってしまいます。

男の子のネコちゃんには去勢をおすすめします。去勢に関しては賛否がありますが、ペットオーナー様とネコちゃんが、お互い幸せに暮らしていくためには、決して悪くはない効果的な方法と感じています。

数年前に21年生きたネコちゃんを、安らかに天国に送ることができました。
その子は母猫と一緒に暮らしていたので一歳過ぎてすぐに去勢をしたのですが、おかげでよそのネコちゃんから病気をもらうことなく病院知らずで、とても手のかからないネコちゃんでした。
マーキングも全くと言っていいほどしないのと、闘争心も薄かったので、家族や友人にとてもかわいがられていました。

最初は少し不憫に思っていましたが、その子にとっては幸せなネコ人生が送れたのではと思います。
本能的な原因ではない場合のマーキングは、特にトイレ環境に不満がないか注意し、原因がわからない場合は、病気であることも考えられますので動物病院に相談してみましょう。
マーキングもトイレの問題行動と同様に、ネコちゃんの不満の訴えなのかもしれません。やはり大事なのは「叱らないで原因究明・環境改善」です。

からだ編:爪研ぎはネコちゃんの大事なお仕事

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ネコちゃんはいつも熱心に爪研ぎをしてメンテナンスを怠りません。でもところ構わず研がれてしまうのは問題ですよね。また、警戒心が強いネコちゃんは、ペットオーナー様に対しても攻撃的になる子もいます。そんな時の対処はどうしたらよいのでしょうか。

だ爪を隠すことを知らない子ネコちゃんと遊んでいて、服などに爪がひっかかってなかなか外れなかったことはありませんか?高いところに上るのが得意なネコちゃんの爪はフックになっていて、伸びすぎると、うまく爪を使えないので、いつも磨いているのです。
爪研ぎも習慣なので叱ったりせず、研ぐ場所や道具を用意してあげて、ちゃんとできたら褒めてあげましょう。

ネコちゃんに社会性がつく生後2~7ヶ月頃に、人や他のネコちゃんとの関わり方に問題があると、強い警戒心が植えつけられてしまい、心が通い合うまではなかなか近寄ってはくれません。こちらから近寄ると、防御のために攻撃的な行動をしてしまいます。そんなネコちゃんに対しては、やはり叱ってしまうと悪化することが多いそうです。

根気強く時間と愛情をかけて心を解きほぐしてあげてください。きっとネコちゃんから近寄ってくる時がきますよ。

万が一ネコちゃんに深く引っかかれてしまった場合、放っておくと自分の皮膚が化膿してしまう事があります。これはフック状の爪の中にバイキンが入っている事が多いからです。なので、小さな傷でも侮らず、すぐに消毒しておきましょう。

こころ編:ネコちゃんはナイーブ!不安は大敵!

祖父から「不安がネコを死なせる」と聞いたことがあります。野良猫の寿命が短いのは、病気や栄養不足だけではないようです。あなたのパートナーは安心して暮らしているでしょうか。

ネコちゃんはいつもと違う事が苦手で、大きな音も嫌いです。また、家から遠くに連れて行かれたりするとパニックになりますし、ワンちゃんのように飼い主と離れると不安になる事も報告されているそうです。
毅然としているように見えても実はとても臆病でナイーブなネコちゃん。環境の変化やストレスに弱く、恐怖体験のトラウマや不安感が原因で、前述した攻撃的な問題行動を起こすことが殆どだそうです。
ネコちゃんの不安やストレスを増やさない環境づくりや、軽減するためにたくさん遊んであげる事も重要です。

最後に

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今までいろんな問題行動を挙げてきましたが、ネコちゃんの気持ちを理解すれば、解決できそうなことばかりですね。そうすればきっと、ともに穏やかに暮らしていくためのこつは簡単に見つかるでしょう。

「叱らない」と何度も言ってしまうと、なんだか一方的にネコちゃんにすり寄っているみたいに見えますが、そもそも人間社会のルールやマナーに付き合わせていくわけですから、ネコちゃんの事情も理解しなくてはうまくいきません。

ネコちゃんが人とともに暮らすのなら、社会化する幼い時期に人間や他の動物と健全に関わり、さまざまな環境に慣れることが必要と感じます。そして不安の少ない環境を整えてあげる事こそが、ペットオーナー様とネコちゃんの快適なペットライフを送るコツだと思います。

ぜひとも最期までパートナーを見守ってあげてください。受ける喜びがたくさんあるはずですから。
社会性を身につけさせて健やかなペットライフを!

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鈴川真央

鈴川真央

ネコちゃんが大好きで大好きでしかたがない。 趣味・・・愛ネコ観察 目標・・・ネコちゃん達が住みやすい環境でネコちゃん達と暮らすこと。

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