愛猫のそれ、「老化」のサインかも。見逃したくないシニア猫の行動・症状とは?

2016.09.16

愛猫のそれ、「老化」のサインかも。見逃したくないシニア猫の行動・症状とは?

我が家の長女猫は14歳。かつては本棚の上に登ったり、柵を飛び越えたりしたものですが、今や1日のほとんどを丸まったまま過ごしています。猫じゃらしで誘っても、寝転んだまま手を伸ばすだけ。のそのそ歩く姿を見ると、「年取ったなあ…」と思うのですが、いつから年を取ってしまったのか、どうもはっきり思い出せません。多分10歳頃だと思うんだけど…という反省も込めて、猫の「老化のサイン」について調べてみました。

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猫の老化と人間の老化

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シニア用のキャットフードの多くは、「7歳以上」が対象となっています。猫の7歳は人間でいえば50歳前後に当たり、病気が増えはじめ健康に気をつけるようになる年代といえます。
ただ、人間の場合はもう少し前から「疲れやすくなった」、「脂っこいものを食べる量が減った」、「思うように体が動かせなくなった」など「老化」を感じ始める人が多いようです。

食欲低下、老眼、腰痛、白髪やしわなどが人間の老化のサインであるとするならば、猫の場合は何が老化のサインといえるでしょうか。


「猫の老化」を感じる時

株式会社 Vapesが2015年に犬・猫を飼っている人 149 名を対象として行った「ペットの老化」に関するアンケート調査で、「愛猫に現れている老化と思われる症状」を尋ねたところ、以下のような結果が出ました。

1位(62.5%)
睡眠時間が長くなった
瞬発力が低下した

3位(37.5%)
食欲が低下した

4位(25.0%)
口臭・体臭が強くなった

5位(18.8%)
毛づくろいの頻度が減り毛艶・毛量が減った

6位(6.3%)
寒さに弱くなってきた
トイレの変化が現れてきた
その他

同じ調査で犬の飼い主さんが挙げている「老化と思われる症状」の上位は、

1位(52.2%)
ひげや顔に白髪が混じるようになった

2位(37.0%)
歩くのが遅くなった

3位(34.8%)
睡眠時間が長くなった

4位(32.6%)
毛並や毛艶に変化が出てきた
口臭・体臭が強くなってきた

6位(21.7%)
目や耳が悪くなってきた

となっており、「食欲の低下」や「トイレの変化」は1割台となっています。
犬と猫ではやはり違いがあるんですね。


まだまだある、老化のサイン

一般的には、猫の老化のサインとして以下のようなことが挙げられています。

☆見た目でわかる変化

・毛の色が薄くなる
・毛づやが悪くなる
・顔周りに白髪が増える
・歯がすり減ってくる
・歯茎が目減りし、色素が沈着する
・目ヤニやフケなどが増える
・筋肉が衰え始め、痩せてくる

☆行動でわかる変化

・寝ている時間が増える
・瞬発力が衰え、反応が鈍くなる
・今まで飛び乗れていた高さに上れなくなったりする
・毛づくろいの頻度が減る

毛づやが悪くなる原因としては、内蔵の機能低下や、体の柔軟性がなくなるために毛づくろいの頻度が減ることが考えられています。
また、寝ている時間が増える理由としては、筋力の衰えにより動き回ることが面倒になること、少しでも体力を温存しようとすること等が考えられています。
このように、身体の変化と行動の変化は密接に結びついており、猫の生活のリズムも少しずつ変わっていくのです。

7歳以上の猫が「シニア」とされていますが、早ければ5歳を過ぎた頃から上記のような老化のサインが現れはじめます。平均的には、猫の老化は10歳頃から始まると考えられています。

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老化がさらに進むと、以下のような症状が見られるようになります。

・寝ている時間が増えることにより、肥満になりやすくなる
・腎臓をはじめとした内蔵の機能が低下する
・歯石が溜まり、口臭が出たり歯肉炎や口内炎になりやすくなる
・食べ物の好みが変わる、食欲が低下する
・温度調節機能が低下し、寒がりになる
・人間の認知症のような症状(何度も食事をねだる、トイレで粗相をしてしまう、夜中に大声で鳴きながら歩き回る等)が現れることもある


老化が始まった猫にしてあげられること

老化のサインが現れ始める時期には個体差がありますが、どんな猫さんでも必ず年は取ります。年を取ってきたかなあ…と感じたら、以下のことに気をつけてあげましょう。

<病気を防ぐ>

・定期的に健康診断を受けるようにする
・水の飲み方、ご飯の減り方に変化がないか気をつける
・肥満にならないよう、一緒に遊んで運動をさせる
・急に痩せてしまった場合は腎臓病の可能性があるので、すぐ病院へ

<身体を清潔に保つ>

・毛づくろいの頻度が減る分、飼い主さんがブラッシングをする
・体を拭き、目ヤニなどを取る
・口臭や口内の病気の元となる歯石がつかないよう、歯みがきをする

<快適な環境を整える>

・歩きにくそうな段差があれば解消する
・水を飲みやすくする
・トイレに行きやすくする
・室内の温度管理をする

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猫は人間よりも駆け足で生きています。
一緒に暮らせるのは、長くて20年ほど。多くの飼い主さんは、かわいらしい子猫の時代から寝てばかりの老猫の時代までを見届けることになります。
できるだけたくさんの日々を共に幸せに過ごすためにも、猫さんの老後のケアはしっかり行いたいもの。

まずは、老化のサインを見逃すことなく、適切なタイミングで高齢期の暮らし方に移行していくことが大切といえるでしょう。

<参照サイト>
2015年敬老の日企画ペットの老化に関する調査/株式会社 Vapes


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North Cat

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「お子さんは?」と聞かれたら「いますよ!4本足ですけど」と答えます。  子ども代わりに育てた猫は4匹(ぜんぶ野良)。通院、闘病、引っ越し、悲しい別れなどを経て、現在は2匹の猫と夫とお義母さんと暮らしています。  猫たちとのより幸せな暮らしをめざし、勉強したことをお伝えしてまいります!

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