猫の保護施設・シェルターってどういうところ?どんな活動をしているの?

2016.09.29

猫の保護施設・シェルターってどういうところ?どんな活動をしているの?

日本全国には、捨てられたり、飼い主のいない犬や猫を保護し、里親が現れ引き取るまでの間動物たちを育てる「保護施設」「シェルター」と呼ばれる施設があります。一匹でも殺処分から助け出そうと日々努力している団体が運営しているこの施設。保護施設やシェルターがどういったところなのかご紹介いたします。

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保護施設・シェルターを知るところから始めよう

保護施設・シェルターと聞いて、みなさんはどういうところを想像しますか?

日本でも、愛護団体の努力のおかげもあり「殺処分ゼロ」を目標に掲げ、様々な活動が行政側からも発信され始めました。
神奈川県では殺処分ゼロ宣言を受け、殺処分処理場を立て直す際に保護施設を作り、殺処分をなくすためのPR動画まで作成しています。

保護施設・シェルターで行われている、不幸な動物を保護し、新しい飼い主を探すという活動は大体みなさん承知の事と思いますが、ただ、保護した猫すべてに新しい飼い主さんが見つかるということはありません。
保護される猫は性格も大きさも様々です。野性として育ってきてしまった猫を保護したとしても、人と一緒にペットとして暮らしていくことが難しい猫もたくさんいますし、保護した段階でケガをしていたり、病気になっていたりした場合は治療が終わるまではなかなか新しい飼い主を見つけることは難しいのです。

また、保護された猫のほとんどは栄養失調だったり、ウィルス性の病気にかかっていたりと治療が必要な子がほとんどであるのも現状です。


保護施設・シェルターでの仕事とは

保護猫

まず、猫を保護したらすぐにノミ・ダニの駆除を行い、病院にて血液検査、検便検査を行います。ある程度の年齢の猫だったら、そのまま去勢・避妊手術まで行い、そのあと保護施設・シェルターで飼育します。

動物相手なので、日曜日も関係なくご飯をあげ、トイレを清掃し、体調崩している子がいないか毎日確認しなくてはいけません。

保護したばかりの猫は人に慣れていない子もいて、触ることもできない子もいますし、逆に甘えん坊の子がいたり、他の猫と仲良く出来ない子もいたりと様々です。
そういった様々な性格の猫を把握し、住みやすい環境を整えてあげることも重要なお仕事なのです。

保護された猫を最終的には里親さんの元へ送り届け、幸せな生活を送ってもらうことが目標ですので、人を大好きになってもらわなくてはいけません。ただ世話だけすればよいというわけではないので、大変です。


保護施設と猫カフェを兼ねた施設が続々と登場

猫

殺処分を少しでも減らそうと、以前よりまして保護施設・シェルターの数が増えてきており、中には保護施設と猫カフェを兼ねた「保護猫カフェ」というものもあります。
すぐに猫と暮らすことが出来ない方や猫との生活がちょっと不安な方でも、まずは保護猫カフェに行って猫と触れ合ってみてはいかがでしょうか?

保護猫カフェに行くことで、売り上げの一部が寄付につながったり、グッズなども販売しておりますので、そういったところから保護施設・シェルターへの活動に賛同するところから始めてみるのもいいかもしれません。


愛護先進国ドイツの保護施設「ティアハイム」とは

ティアハイムとは、ベルリンにあるヨーロッパ最大級の動物保護施設です。
施設の総面積は東京ドームの4個弱相当に及び、犬や猫をはじめ、ウサギ、ラット、鳥、爬虫類、馬や羊まで多種多様な動物を保護しています。

愛護先進国ドイツの保護施設「ティアハイム」

引き取られた動物たちの世話や施設の管理は約140人いる従業員とボランティア600人で行い、施設の中には動物病院もあり、獣医師と動物看護士10人は常時待機しています。
この施設が何よりすごいことは、保護した動物の譲渡率が9割を超えているというところです。

とはいっても、譲渡基準が他と比べて甘いというわけではありません。
飼育環境等の審査はもちろん、家族構成、住居環境、勤務時間などきちんと審査した上で譲渡しても良いと判断した場合のみ譲渡を行っているのです。


最後に

日本は、世界に比べると保護施設・シェルターの数は少なく、殺処分される動物の数も多いのが現状です。そういった点では動物にとっては発展途上な国かもしれません。
しかし、猫ブームがやってきて、テレビやネットでも保護施設やシェルターの特集など増えてきて、私たちの目にも触れる機会が増えてきました。動物を飼っている人も飼っていない人でも、捨てられる動物にもっと関心が集まれば、確実に捨てる人は減るだろうし、安易に殺処分にならないのではと思います。


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nanatsu

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猫は子供の頃からずっと一緒で、大人になった今でも猫を4匹飼っております。保護猫活動のお手伝いもしておりますので、一日が猫に始まり猫で終わるという生活になりつつある今日この頃です。

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