猫と暮らしているけど、アロマをたいても大丈夫?ダメ?

2016.09.30

猫と暮らしているけど、アロマをたいても大丈夫?ダメ?

アロマセラピーを生活に取り入れている方も、最近は多くいらっしゃるでしょう。色々な目的で楽しまれているアロマですが、ちょっと待って。お宅では猫を飼っていませんか?猫がいる家では、アロマは大丈夫なのかどうかをお話しします。

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猫がいる部屋ではアロマテラピーをしても大丈夫?

アロマテラピー

答えを言いますと、アロマを使用しない方がいいです。なぜアロマテラピーが猫によくないのか説明します。

まず、アロマテラピー、またはアロマセラピーとはなにか。
アロマテラピーとは、芳香療法、香料治療のことです。やり方は色々ありますが、一般的には、精油(エッセンシャルオイル)を使い、香りによって、病気や外傷の治療、病気の予防、心身の健康、またリラックスする事、ストレス解消などを目的とする療法です。


アロマに使用する精油について

猫

アロマテラピーに使用する精油(エッセンシャルオイル)は、特定の植物から抽出し、製造されたものです。植物から抽出された純度100%のものだけを精油と呼びます。
100%天然植物由来の精油とはいえ、特殊な製造行程により極度に濃縮されているので、人間でも、使い方を誤ったり、飲み込んだりすれば、とても危険なものです。

最近では、アレルギーが引き起こされたり、接触することで皮膚炎になったり、湿疹が出たりする例もあります。乳幼児への精油の使用は特に危険が大きく、近くで使用するだけでも、問題があると言われています。


ペットのアロマセラピーによる中毒事例

猫

最近になり、「アニマル・アロマセラピー」「アニマル・アロマ」などの呼び名で、ペットの治療やノミ取りに精油を使うことが流行しました。それに伴って、ペットの中毒の事例が報告されています。

特に猫には精油が危険だと言われています。具体的な中毒症状は、嘔吐、めまい、失禁、元気がない、運動失調、筋肉の震え、抑うつ状態になる、異常行動をする、食欲の減退など、たくさんあります。
個体によって症状の強さにはかなり開きがあるようですが、特に、ティートゥリーという精油は、中毒症状を引き起こす可能性が高いようです。


なぜ猫には精油が危険なのでしょうか?

動物は、食性の違いによって、化学物質の代謝や分解能力にも違いがあります。草食動物に比べて肉食動物は、一般的に代謝酵素が少なく、精油などの脂溶性物質の代謝能力は低いとされています。
猫は完全な肉食動物なので、植物を栄養として利用することができません。猫がエッセンシャルオイル(精油)を上手く代謝できないのは、こうした食性の大きな違いと関連があるようです。さらに猫は、遺伝的にも、精油の代謝能力が他の動物よりも低いということがわかっています。

猫にとって精油が危険な一番の理由は、猫の肝臓の機能が、犬や人間の肝臓とは少し違うからです。
肝臓の重要な働きのひとつに、解毒があります。肝臓は体に有害な物質を無害な物質に変えています。このうち猫で問題となるのが、グルクロン酸配合です。これは薬物を肝臓のグルクロン酸と結合させて水溶性の物質に変え、輸送や排泄を容易にする働きのことです。

猫はこの働きに必要な酵素(UDP-グルクロニルトランスフェラーゼ)が欠如しているので、犬や人間には安全な薬も、中毒になり易く、場合によっては死亡することもあり得るのです。

このようなわけで、アロマテラピーは猫にとって大丈夫なもの、とは言えないのです。

猫と精油

精油にも種類がありますが、猫にとって安全なものがあるでしょうか?
精油を構成している成分のうち、フェノール類、ケトン類、ピネン、リモネンの4種は猫に対する毒性が特に高いと言われています。そして、この4種類は大抵どの精油にも、微量であっても、含まれていることがほとんどです。この4成分以外にも、猫にとって危険性のある成分があるのではないかと言われています。

答えとして、精油については、

・猫の皮膚には精油を使用しない(アロマを直接つけない)
・絶対に猫が精油を舐めないようにする

ということが大切です。

アロマの危険をゼロにするには、使用しないことが一番です。飼い主にとって、どうしても必要なものだというわけでなければ、あえてアロマを使用して、猫にとって危険を冒すことはないかもしれません。

とはいえ、アロマテラピーが生活の一部になっている方もいることでしょう。
どうしても使用したい時は、誤って猫が接触したり、舐めたりすることのないようにしましょう。アロマをする部屋には猫を絶対に入れない、精油は猫が触れないところに片付けるなど、しっかりと管理したうえで、アロマセラピーを楽しみましょう。


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ねこちん

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ひろった猫たち、トータル5匹と暮らしています。猫の写真を撮り、猫のイラストを描くのが好きです。

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