受験生のご用達!猫の頭をなでると合格できるとうわさの家原寺
「知恵の文殊さん」として知られる大阪府堺市西区の家原寺は、受験シーズンともなると本堂の壁や柱が合格祈願の白いハンカチでびっしり埋まってしまうほど大人気なお寺です。
家原寺は奈良時代高僧・行基の誕生地とされており、毎年1月の最終日曜日に行われる「大とんど」は有名で、勢いよく燃える依田伊那炎に無病息災を祈願します。
そんな家原寺に、10年ほど前から「ミーちゃん」というメス猫が住みつき、参拝に来られた受験生をそっとお出迎えするようになりました。
いつしか「ミーちゃんの頭をなでたら志望校に合格できた!」と評判となり、受験シーズンともなると受験生が押し寄せるようになったのだとか。
ここは外せない!宮城の田代島にある猫神社
猫好きならだれもが知っているであろう、猫島・田代島の中の猫神社。
田代島ではかつて養蚕が盛んに行なわれていて、蚕の天敵であるネズミを追い払おうと猫をたくさん飼っていました。
また、江戸時代後期からはマグロ漁が盛んで、漁師が猫のしぐさから天候を予測する習慣があり、猫はかけがえのない存在でした。ある日、不慮の事故で猫が死んでしまい、猫の世話をしていた網元が猫を大切に葬ってあげると、大漁が続き、海難事故も無くなったという不思議な話も言い伝えられています。
葬られた猫が神様となり、現代でも島民を守ってくれていると信じられていて、猫に危険を及ぼす恐れのある犬は田代島には立ち入り禁止なのだそうです。
テレビや雑誌に引っ張りだこ!福井の御誕生寺
福井県越前市にある御誕生寺は全国的にも有名な猫寺として知られていて、休日ともなれば、駐車場が満杯になるほどの人でにぎわいます。
御誕生寺は常に数十匹の捨て猫や負傷猫などを保護し、お世話しながら里親を探す活動をしています。
しかも、これ以上不幸な猫を増やさないように、避妊手術も行っているのですが、保護猫の手術代、治療費、食事代などお金がかかるものは檀家さんや参拝者からの寄付から成り立っているのです。
また、テレビで紹介されると否や、参拝客が増えると同時に、「猫寺に持っていけば何とかしてくれる」と思い、わざわざ猫を捨てに来る人も増えてきてしまったのだそうです。
この御誕生寺がそもそもなぜ、猫寺となったのでしょうか。
ある日、境内に4匹の捨て猫がいて、餌をあげたことが始まりだそうです。元々、飼うつもりはなかったのですが、餌をやり続けているうちにどんどん猫が住みつき、そのうちに噂を聞きつけ猫を捨てる人もいて、増えてしまったそうです。
御誕生寺は今や福井を代表する観光スポットとなり、猫のために寄付をすると、非売品のお守りももらうことができます。1日2回行われる朝と夕方のお食事タイムでは猫が一列に並び、一斉に食事をする姿は圧巻です。
東京都招き猫発祥の地のひとつ 世田谷区にある豪徳寺
寛永10年、彦根藩主・井伊直孝が白い猫により門内に招き入れられ、雷雨を避け和尚の法談を聞くことができ大変喜んだという話が残されています。
境内の一角には、本殿に隣接する招き猫観音を祀った「招き猫殿」があり、千体を超える招き猫が安置されています。
また、豪徳寺の門前町である豪徳寺商店街も招き猫にあふれ、猫グッズを売るお店や、猫をモチーフにしたお菓子を販売したりと招き猫一色です。
井伊直孝を招き入れた白い猫の伝説のおかげで、招き猫発祥の地として参拝客が増えてきました。
また、滋賀県彦根市のキャラクター「ひこにゃん」もこの伝説の白い猫を題材にして作られたのです。
まとめ
いかがでしたか?
日本全国にはまだまだ、沢山の猫寺・猫神社があります。これらの神社仏閣は、猫好きにはこれ以上ないパワースポットではないでしょうか?
これからの季節、お寺や神社は紅葉が見ごろを迎えとてもきれいですし、猫寺・猫神社の紅葉で目を癒し、そこに暮らす猫で心を癒してみてはいかがでしょうか?
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