猫エイズの誤解を解くカギ!保護猫カフェネコリパブリックが取り組む『りんご猫』とはなんのこと?

2016.10.27

猫エイズの誤解を解くカギ!保護猫カフェネコリパブリックが取り組む『りんご猫』とはなんのこと?

みなさんは「猫エイズ」と聞いてどんな猫を想像しますか?エイズという言葉だけで、人間に移るのでは?すぐに死んでしまうのではないかと心配されているのではないでしょうか。「りんご猫」とは、猫エイズに感染してしまった猫でも幸せに暮らせるように、「猫エイズ」という言葉を使う代わりにもっと親しみやすい呼び名を生み出し、病気の事をもっと知ってもらおうと考えだされた造語です。このりんご猫という造語にどんな思いがあるのかご紹介いたします。

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「猫エイズ」ってどんな病気?

りんご猫 猫エイズ

猫エイズというのは、正式には「猫後天性免疫不全症候群」といい、猫免疫不全ウイルスにより、引き起こされる諸症状の事を言います。

猫エイズに感染するとすぐに発症するわけではなく、感染後1か月くらいでまず、風邪、下痢、リンパ節が腫れるなどの症状が現れる「急性期」があります。その後ウィルスが一旦攻撃を止め、リンパ球に沈んでしまった状態の事を「無症状キャリア期」と呼びます。
無症状キャリア期はあたかも病気が治ったと思うほど症状が収まるのですが、あくまでも完治ではありません。無症状キャリア期の期間は通常4~5年、長い場合10年以上続くことがあります。

無症状キャリア期が終わるといわゆるエイズを発症します。これが「エイズ発症期」です。
歯肉、歯周組織の炎症や口内炎、口臭、よだれ、その他に体重減少、嘔吐、下痢といった症状が現れ徐々に免疫力が低下し、体内はウィルスにやられてしまいます。そして免疫力が弱まると、臓器の障害を引き起こしていく病気です。


猫エイズの誤解とは?

りんご猫 猫エイズ

猫エイズと聞いて、どんなことを想像しますか?
人間に移るのでは?触ってしまっても大丈夫?エイズならすぐに死んでしまうのでは?など心配は尽きることはありませんが、猫エイズというのは、人間のエイズとは少し違うのです。

まず、猫エイズについては、野良猫がかなり高い割合で猫エイズキャリアだと言われています。野良猫はケンカが多く、避妊、去勢手術をしていない猫がほとんどで、発情期の度に交尾を行うために野良猫の間で猫エイズが広まってしまったのです。
飼い猫でも外と家の中を自由に行き来していて、避妊、去勢手術をしていなかった場合、野良猫と喧嘩をしたり交尾をしたりすることでわざわざウィルスをもらってしまい、エイズになってしまうケースも多くみられます。

しかし、猫同士、交尾をするか流血するくらいの大ゲンカをしない限り猫エイズには感染しません。
よって猫エイズの子を触ったところで人間に感染することはないので、猫エイズの猫を触ってはいけないというのは間違いなのです。

また、猫エイズキャリアだけであれば、発症せず寿命を全うする猫もいるので、猫エイズになったからと言って、すぐに死んでしまう事もないのです。


りんご猫とは?

さて、「りんご猫」という言葉をご存知ですか?

猫エイズと一緒に紹介しているので、猫の病気の事かと思うかもしれませんが、これはネコリパブリックという保護猫活動を行う団体と猫祭り企画集団「ネコ市ネコ座」が生み出した造語なのです。
ネコリパブリックは、保護された猫の里親探しを行いながら、猫とのステキなライフスタイルを提案し尚且つ、ビジネスとしても自走出来ることを目指す新しいスタイルの保護猫カフェです。

猫の事をあまり知らない人が「猫エイズ」と聞いたらそれだけでひるんでしまいますよね。
そこで、人のエイズ(後天性免疫不全症候群)への理解と支援のシンボルとして「レッドリボン」が用いられていることをヒントに、エイズ猫をりんごと組み合わせかわいくしてしまおうというアイデアから生まれたのです。それがりんご猫です。


りんご猫の認知への取り組みを紹介

ネコリパブリックのりんご猫への様々な取り組みは、保護猫カフェの中だけにはとどまらず、全国各地で行われるイベントでも紹介されています。

また、保護猫カフェの中にも猫エイズに「陽性」と記載されているだけで、里親の元へなかなかもらわれていくことがない猫もいます。
そこで、ネコリパブリックは「猫エイズの部屋」というものを作らず、思い切って「りんご猫専門店」の保護猫カフェを東京の中野に作ってしまいました。

また、12月1日が「世界エイズデー」ということなので、猫エイズの日も頃合わせで12月12日を世界りんご猫デーとすることに決定しました。


まとめ

猫の保護団体の活動は、野良猫や捨て猫の里親探しだけではなく、抜本的な解決策を日々考えられていて頭が下がる思いです。

猫エイズという病気についてまずは理解をし、猫を飼っていない人でも飼っている人でも、りんご猫がいかに普通の猫と何ら変わりがないことを理解することが大切なのです。
世界りんご猫デーが正解中に広がり不幸な猫が一匹でも減る事を願います。


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nanatsu

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猫は子供の頃からずっと一緒で、大人になった今でも猫を4匹飼っております。保護猫活動のお手伝いもしておりますので、一日が猫に始まり猫で終わるという生活になりつつある今日この頃です。

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