猫の寒さ対策。冬の寒い室内での対策方法は?

2016.11.28

猫の寒さ対策。冬の寒い室内での対策方法は?

猫は、暖かい所が好きなわりに、体内の寒暖センサーはさほど敏感ではなく、暑い、寒いという感覚が意外と鈍いため、暖房に近づきすぎて毛やヒゲを焦がすことがあります。また、電気カーペットなどで寝ていて、低温火傷や脱水症状を起こすこともしばしば…。 そんなことにならないために、猫の正しい防寒対策や、留守番させる時にはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。

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冬の寒い室内の猫の防寒対策について

猫 冬 寒さ対策

一般に、猫は暖かい場所を好む動物であるため、冬の寒い室内においては、昼の暖かな日差しが入る窓辺や、暖を取れるヒーターやストーブ、コタツなどの暖房器具の傍に長時間居ることが多くなります。

猫の防寒対策では、部屋全体を温めるためにエアコンを使用することが多くなりますが、その際には、空気の乾燥にも注意が必要で、加湿器を併用すると共に、扇風機などを利用して、上手に部屋の空気を循環させて床を暖めるようにしましょう。また、ストーブを点けている場合には、猫が火傷をしたり、ヒゲや毛を焦がさないためにも、暖房器具の周囲に柵を付ける対策も行いましょう。
なお、猫は、コタツなどに電気が入っていなくても、布団や毛布などで上手に体温を上げ、自分の体温で暖を取ることができます。

また、家の中で、一番暖かい場所を探し出す能力が高い猫は、ヒーターやストーブが点いていれば、その傍に座ったり、眠ったりしていることも多いため、暖房器具のうえで熱中症や脱水症状を起こすことがあるので注意が必要です。暖房器具を点ける場合には、温度設定は低めにすることが肝心です。


冬の寒い室内で猫に留守番させる時の注意点

夏の暑い季節では、冷房は猫の熱中症予防のためにも必要ですが、冬の寒い室内で、猫に留守番させるような場合には、ストーブやヒーターなどの暖房器具や電気カーペットなどの付けっ放しは猫が火傷をする可能性があり危険なので止めるようにしましょう。
また、猫が電気コードなどをかじって、火災につながる怖れもあるため、猫だけにして留守をするような場合には、稼動している暖房器具はすべて消してから出かけることが望ましいといえます。

なお、寒い室内に猫を置いていくのは可愛そうと感じたら、暖かい毛布やブランケットを用意したり、ハウスの中にフリース素材のものを入れて、猫が寒くないように暖が取れる万全の工夫を行いましょう。

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暖房器具の代わりとして、猫の体温を蓄熱して保温するタイプのマットがありますが、これは電気が必要ないので、安心して猫に留守をさせることができます。

なお、寒さ対策として、あまり暑過ぎる環境では、猫の水分量が不足して尿が濃くなり、腎臓に負担がかかって泌尿器系疾患のリスクが高くなることがあるので、適温を心掛けるようにします。


冬の寒い室内の高齢猫の寒さ対策とは

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猫にも個体差があり、寒さが苦手ではない猫もいますが、一般に、若い猫は活動的なため、少しくらいの寒さには自身の身体で保温を行います。しかし、高齢になると食欲が落ち、身体も痩せてきたり、運動量も減ることで、自分で体温を上げることができなくなり、寒さを感じるようになってきます。
そんな猫にとって、適温は人間と大体同じで、一般的に20℃前後ですが、老齢のネコでは、23℃程度が適温とされています。

そのため、寒い室内で老齢猫を飼っている場合には、寝場所のハウスには気を配るようにし、ハウスの中に、布団やフリース素材などを敷き、ハウスを昼夜の寒暖差の激しい窓際に設置しないようにすることがポイントとなります。
また、床から伝わる冷気を避けるためにも、ハウスは床に直接置くより少し高い場所に設置したり、ハウスと床の間にダンボールやマットを敷いたり、ハウスに暖かな毛布やブランケットを掛けてあげるようにしましょう。

また、高齢の猫の寒さ対策では、背中よりお腹を温めることが大切です。できれば、猫用湯たんぽなどを用意して寝場所に置くと、喜んでその上で休むようになります。

猫の種類や年齢によって防寒対策の方法は様々なので、自分の猫に適した方法を知り、寒い冬も一緒に乗り切ってあげましょう。

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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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