キムリックはどんな猫?性格や特徴、値段の相場は?

2016.12.06

キムリックはどんな猫?性格や特徴、値段の相場は?

空前の猫ブームと言っていいほど、色々な企業がこぞって猫をCMに使用するなど、改めて猫の可愛らしさがピックアップされています。たくさんの種類の中から、今回は「キムリック」という猫をご紹介。どんな性格でどんな特徴があるのかをまとめていきます。

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キムリックとはどんな猫なのでしょうか

Tessさん(@tessochka)が投稿した写真

キムリックはカナダ原産の品種であり、マンクスの中から突然変異で生まれてくると言われています。セミロング被毛のマンクスを品種改良して誕生したのがキムリックです。別名「ロングヘアーマンクス」とも呼ばれ、国によって呼び方が異なります。

キムリックの祖先は、17世紀~18世紀に、世界中の貿易船がマン島に立ち寄り、その際に置いて行った猫が住み着いたものだと言われています。マン島やイギリス、スコットランド、北アイルランド、ウェールズなどで繁殖しました。
マンクスが世間に認識されたのは1920年代でしたが、キムリックは1960年代の初めであり、人気になったのは1970年代中期以降とされています。品種を確立しようと動き出したものの、認めているのはアメリカ内だけであり、イギリスでは未だに品種として認められていないという現状があります。

また、このキムリックは大変貴重な種類であり、長毛種が生まれる確率はたったの25%しかありません。それも、絶対長毛種が生まれるという保証はないのです。長毛種が生まれる可能性は約4分の1という割合の為、長毛種は希少種とも言えるでしょう。名前の由来は、イギリスのウェールズ地方を指す言葉である「キムルー」からきていると言われています。

キムリックの特徴と言えば、尻尾。キムリックは完全に尻尾が無いという個体もいるぐらい尻尾が短く、完全に尻尾がない個体を「ランピー」と言います。また、少し尻尾が残っている個体は「スタンピー」、尻尾が長い個体を「ロンギー」と呼び、特に「ランピー」が人気です。
通常猫は、高いところから降りる時に尻尾で体のバランスを保ちますが、キムリックは尻尾がなくても両足でしっかり着地できるというバランスの良さも魅力の一つです。また、走る姿も個性的で、前足よりも後ろ足が長いこともあり、跳ねるように走ります。

キムリックの平均体重は、オスで4.8kg~6.0kg、メスで3.2kg~5.0kgとなっており、一般的な猫と比較しても多少軽いぐらいで差はほとんどありません。また、平均寿命は、10歳~13歳となっています。一般的な猫と比べても少し短くなっているようです。ただし、飼い主の食事や運動面などをサポートすることで、平均寿命をはるかに超えて長生きしてくれることも事例として確認されています。


キムリックの性格について

Stephanie Dさん(@strph)が投稿した写真

キムリックの性格を確認しておきましょう。キムリックのことを端的に話すなら、用心深く引っ込み思案と例えるとしっくりくるでしょう。基本的には、主人と認めた人もしくはその家族にしか懐かずに、人に慣れるまで時間がかかってしまいます。気難しい一面を持ってはいるものの、愛情深い一面も持ち合わせており、主人に対しては忠誠を誓ったり、甘えることがあります。マンクスは、神経質であまり懐かないことが多いと言われていますが、品種改良されたキムリックは多少影響はあれどマンクスほどではなく、穏やかな一面も持っています。ペット向きの品種と言えるでしょう。また、高い知性を持っている為、飼いやすいという利点もあります。高い場所よりも低い場所を好むことから、「フロアキャット」などと呼ばれることも。

その他にも、自分が認めた主人や家族が誰かに危害を加えられることがあれば、真っ先に立ち向かっていくという勇敢な性格の持ち主でもあります。これだけを聞くと、正義感の強い猫と思われてしまうかもしれませんが、あくまでも自分が認めたというところがポイントです。認めていない相手の場合は無関心でいることも多い為、まずはキムリックに認めてもらうことが大切です。

用心深く、抜け目がない印象で、常に気を抜きません。例えば、エサを食べる時、匂いを嗅いで本能で食べられるかどうかを確認します。警戒心というのは持ち合わせているものですが、食べられるかどうかわからないまま与えられた食事は、絶対に食べません。本当に安全だとわかるまで食べないのです。そのようなことから、飼い主が食べているものは食べられると判断し、人間の食べ物を欲しがる傾向があります。しかし、いくら可愛いからと言っても人間の食べ物を与えるのは良くありません。可愛いからこそ、食べさせないようにしましょう。

また、人間の行動を監視することがあります。警戒心が強いということもありますが、飼い主の行動に対し敏感に反応するという一面も持っています。慎重で引っ込み思案なところはあれど、飼い主には従順であることが多い上に、愛情深い一面も持ち合わせているので、飼い主の感情に寄り添ってくれます。あまりやんちゃな一面はありませんが、穏やかにのんびりと生活を共にしたいという人にはピッタリな品種と言えるでしょう。


キムリックの飼い方について

キムリックは短い尻尾が特徴であり、全体的に丸っこいイメージです。多少慎重派の一面もありますが、キムリック自身が認めた相手には甘えてくれますし、穏やかなことから飼いやすい猫です。飼い方をしっかり学び、少しでも長生きできるようにしてあげましょう。

hair_head_brush

キムリックの飼い方のコツとして一番に挙げるのは、ブラッシングです。長毛種の場合は、1日に最低でも2回はブラッシングをしてあげましょう。キムリックは、自分の毛玉ボールを極端に嫌います。毛玉があるだけでストレスになるぐらいだと言われていますので、しっかりブラッシングしてあげましょう。
また、ブラッシングをするときに暴れてしまうこともあるようですが、そこは叱らずに優しく接してあげることがポイントです。叱ることが増えると、疑心暗鬼になってしまいますので注意してください。キムリックに認められるには、どんな時でも優しく接するということがポイントです。

また、平均寿命が10年から13年と他よりも短い傾向がありますので、食生活や体調管理をしっかりしてあげることが大切です。特に、人間の食べ物を欲しがる傾向がありますが、人間の食べ物は動物にとっては害であることが多い為、絶対にあげないようにしましょう。あまり活発な方ではないことから、肥満にも注意が必要です。
飼い方次第で、平均寿命を大幅に上回って長生きしてくれるキムリックもいますので、少しでも長く共に生きられるようにしっかり管理してあげましょう。


キムリックの値段について

先程も言いましたが、長毛種が生まれてくるのは4分の1の確率であり、長毛種に関しては値段が高値です。繁殖が難しいという点や長毛種が生まれてくる確率が低いことから、高額で取引されることがあります。また、長毛種「ランピー」同士を交配されると致死遺伝子によって、正常に生まれないなどのリスクがあることもあり、長毛種の子猫は希少と言えます。長毛種にこだわらなくても、日本で購入するのは難易度が高く、時間も費用も掛かります。

入手方法としては、ブリーダーを探し直接購入するのが一番手っ取り早いのですが、譲ってもらえないという場合も多いようです。値段としては20万~30万程度と言われています。実際に飼いたいと願っても簡単に手に入れることはできませんので、時間がかかるものと思っておく必要があります。

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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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