猫ちゃんともワンちゃんとも暮らしたい!猫と犬は一緒に飼うことができる?

2016.12.10

猫ちゃんともワンちゃんとも暮らしたい!猫と犬は一緒に飼うことができる?

空前の猫ちゃんブームを反映して、ネットにはかわいい猫ちゃんの写真がいっぱい。ワンちゃんのペットオーナー様の中には、「ネコちゃんも家族にほしい」と考えていらっしゃる方も多いのでは?また、かわいいワンちゃんとも一緒に暮らしたいと考える猫ちゃんのペットオーナー様もいらっしゃると思います。では、ワンちゃんと猫ちゃんは一緒に飼うことができるのでしょうか?

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猫ちゃんは縄張り意識が強い動物

猫 犬 一緒に飼う

ワンちゃんと猫ちゃんには「縄張り」意識があります。ワンちゃんは「群れとしての縄張り」にこだわるのに対して、「群れ」の意識が弱い猫ちゃんは「自分だけの縄張り」にこだわります。

ワンちゃんにとっては、ペットオーナー様など家族みんなで暮らす「家」すべてが縄張りです。「家」に家族以外の侵入者があるとこれを排除しようとしますが、「群れ」である家族が縄張りのどこに立ち入ろうともあまり気にしません。

これに対して、猫ちゃんにとっては「戸棚の上」「ソファの上」などのお気に入りの場所が自分だけの縄張りであり、家族であろうとも、ここにほかの動物が侵入することをいやがります。
多頭飼いをしている猫ちゃんが喧嘩をするのは、たいていはお気に入りの場所=縄張りの奪い合いであり、ペットオーナー様はそれぞれの猫ちゃんにベッドやトイレなどを与えて、居心地がいい縄張りを用意してあげる必要があります。
そんな猫ちゃんですが、自分が新参者の場合は、できるだけ早く周りの環境に慣れることで自分の居心地を良くしようという本能が働きます。

「猫ちゃんとワンちゃんを一緒に飼う」ためには、ワンちゃんと猫ちゃんの性格の違いをペットオーナー様が配慮してあげる必要があるといえるでしょう。


ワンちゃんが先で猫ちゃんを後から迎える場合

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まずは、ワンちゃんが子犬の頃から社会化を十分にしており、猫ちゃんに慣れていることが前提条件です。お散歩のとき、猫ちゃんに反応して吠えてしまうようなワンちゃんの場合は、猫ちゃんを迎えるのはお互いにとってストレスになってしまうので諦めてください。

猫ちゃんに慣れているワンちゃんの場合、猫ちゃんを後から家族に迎えるのは比較的スムーズです。ワンちゃんは「群れに新しい子が入ってきた」と認識し、群れでうまくやっていこうとするからです。レトリーバーやプードル、ニューファンドランド、パピヨンなど世話好きな犬種なら、自ら進んで新参者である猫ちゃんの面倒を見ようとするでしょう。
猫ちゃんが子猫なら、先住犬であるワンちゃんをお手本にしながら家になじもうとします。比較的縄張り意識が弱い、ワンちゃんのような人なつこさをもつ猫ちゃんに育つことも多いようです。一緒にベッドで寝たり、遊んだりとほほえましいシーンを見せてくれるでしょう。

ただし、ハウンド系、テリア系など狩りが得意な犬種は、子猫ちゃんを家族ではなく獲物ととらえてしまう可能性があります。ワンちゃんが猫ちゃんとうまくやっていけそうな性格かは、ペットオーナー様が見極めてあげてください。猫ちゃんがいるペットショップやブリーダーさんの許可をいただいて、事前に顔合わせをするのが無難です。


猫ちゃんが先でワンちゃんを後から迎える場合

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この場合、「仲良くベッドで一緒に寝る」「一緒に遊ぶ」などはちょっと難しいと思ってください。
猫ちゃんが先にいる場合、猫ちゃんには必ず家の中に縄張りがあります。ワンちゃんは「家全体」が縄張りであり、「家の中」には縄張りがないので、猫ちゃんの縄張りにおかまいなしに侵入します。

また、後からきたワンちゃんは、猫ちゃんを必死に遊びに誘うでしょう。しかし、猫ちゃんは「気分が乗らないとき」に誘われても絶対に遊びません。それでもワンちゃんはめげずに、猫ちゃんをしつこく遊びに誘うはずです。遊びは、ワンちゃんにとって群れの上下関係を確かめる手段だからです。猫ちゃんは、その無神経さにカチンときて怒るでしょう。怒られたワンちゃんは、猫ちゃんを「怖い存在」と認識し、そのうち遊びにも誘わなくなり、近寄らなってしまいます。


猫ちゃんが先の場合はワンちゃんのサークル飼いがおすすめ

猫ちゃんが先でワンちゃんを後から迎える場合は、猫ちゃんがワンちゃんを同居人と認識するまで、必ず天井付きのサークルの中でワンちゃんを飼うようにしてください。天井がないサークルだと猫ちゃんが侵入できてしまうので、天井付きがおすすめです。
猫ちゃんは物珍しさからワンちゃんのサークルに関心を示すでしょうが、そのうち「サークルはこの子の縄張り」と認識して近づかなくなります。

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ワンちゃんをサークルから出すときは、初めのうちはワンちゃんを抱っこして猫ちゃんと対面させるようにしてください。

ワンちゃんも猫ちゃんもお互いの存在に慣れてきたら、ワンちゃんがサークルの外で過ごす時間をだんだんと長くしていってください。そのときに、ワンちゃんが猫ちゃんの縄張りを侵さないように気をつけましょう。不慮の事故を避けるため、猫ちゃんとワンちゃんがお互いに慣れてきても、お留守番のときはワンちゃんを天井付きのサークルに入れてください。

こうやって徐々に慣らしていけば、「一緒にベッドで眠る」までは難しいですが、「喧嘩はしない」同居人へとなっていくでしょう。

この記事が、ワンちゃんや猫ちゃんと一緒に暮らそうとしているペットオーナー様のお役に立てれば幸いです。


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石原美紀子

石原美紀子

青山学院大学卒業後、出版社勤務を経て独立。犬の訓練をドッグトレーニングサロンで学びながら、愛玩動物飼養管理士1級、ペット栄養管理士の資格を取得。著書に「ドッグ・セレクションベスト200」、「室内犬の気持ちがわかる本」(ともに日本文芸社)、「犬からの素敵な贈りもの」(出版社:インフォレスト) など。愛犬はトイ・プードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。

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