猫の多頭飼育崩壊はどうして起こるのか?その原因と対策とは?

2017.01.12

猫の多頭飼育崩壊はどうして起こるのか?その原因と対策とは?

現在「空前の猫ブーム」といわれるほどの猫人気が高まっていますが、一方で大きな問題となっているのが「多頭飼育崩壊」といわれる現象です。このような事態を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか。まずは多頭飼育崩壊が起きる原因から考える必要があります。

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猫の多頭飼育崩壊って?

猫 多頭飼育崩壊

多頭飼育の崩壊とは、飼い主のキャパシティーを超える数の猫を飼育してしまって、適切な世話や周りの環境づくりができなくなってしまい生活が困難になってしまう現象のことです。

飼っている猫や飼い主の生活が行き届かなくなってしまうといったお互いに不幸な結果を招く事態だけでなく、猫の無駄鳴きや喧嘩などの騒音被害、清掃が行き届かないことによる悪臭など、近隣に住む住人にも大きな問題が発生します。


多頭飼育の前に猫の習性を知ろう

猫 多頭飼育崩壊

本来、猫は多頭飼育をしやすいペットであるといわれています。
イヌが群れを作って生活する習性をもっているのに対し、猫は単独で生活する習性をもった生き物です。そのため、群れの中での上下関係などが明確に存在しません。個体によって性格が違った利するため一概には言えませんが、このような習性をもっていることから、多頭飼育をしても比較的早く慣れたり、仲良く生活することができるのです。

しかし、性格によっては神経質で他の猫と一緒に生活することが困難な個体もいます。他の猫と接することによって喧嘩につながってしまったりすると一緒に生活することが困難です。このような事態を防ぐためにも、多頭飼育を行いたい場合は事前のマッチングなどが不可欠ですが、ここをおろそかにしてしまい無理な多頭飼育を行うと、生活が崩壊して手が付けられない状態になってします。


猫の交配が原因の崩壊

猫 多頭飼育崩壊

猫の多頭飼育崩壊が起きる最大の原因といわれているのが、「無計画な交配による多頭崩壊」です。

猫は繁殖能力が非常に高い生き物です。一度の出産で2匹から6匹前後を出産します。さらに、猫の発情期間は冬から春の初めころと春の終わりごろから夏の終わりごろまでの2つのシーズンが存在し、この発情のシーズンの間に複数回交配が行われます。そして、交配から約65日程度で出産を迎えるため、実質一年間に3から4回の出産が可能な生き物です。

このように、去勢や避妊手術など、何も対策を行わずに多頭飼育を行うと、どんどん猫の数が増えていってしまいます。そして新しく生まれてきた猫の去勢も間に合わず、どんどん数が増えていって、数年で一つの家庭が管理できる数を大きく上回ってしまうことで崩壊を引き起こしてしまうのです。


多頭飼育崩壊を引き起こさないためには

多頭飼育崩壊を引き起こさないためには、まずは自分が飼うことのできる猫の数をシミュレーションしてから飼うようにするということです。

猫を1匹飼うためには最低限、フードやトイレなどの消耗品、去勢や避妊を行う費用、病気にかかってしまったときなどの治療費などが必要になります。また、世話を行うための時間の確保なども必要です。
自分がそれらの費用をきちんと捻出できるのか、そして時間や心に余裕を持った状態で迎えることができるのかをまず考えてからペットを飼うようにしましょう。

また、多頭飼育をする際に繁殖を望まない場合、去勢や避妊手術をすることは飼い主の義務でもあります。
中には病気やケガなどの理由から手術のできない個体もいますし、増えてもきちんと育て上げることができるなど、きちんと考慮した上で手術をしない選択をすることもできます。しかし、何も考えずに放置したり「なんとなく手術をするのはかわいそう」といったような理由で手術をしないのは不幸な命を増やしてしまうことになります。


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