猫は車がキライなの?
散歩で外出するのが日常的な犬と違って、猫は基本的に家から出るのがあまり好きではないようです。ペットとして飼われている猫は、家の中以外の世界をほとんど知りません。そのため、「車」という乗り物も基本的にとても苦手なよう…。
乗り慣れていない「車」ならなおさらです。基本的にドライブは長い時間ですから、猫達にとっては辛いストレスの溜まる時間となってしまうのかもしれませんね。
でも、個体差があって子猫の頃に「車に乗る」ということを習慣づけてあげれば、あまり苦手とならないケースもあるようです。
動物病院に行く時など、車に乗る機会は多くあるものですから車に慣れさせておくと、車が好きになってくれるかもしれません。
車に乗るためには事前準備が必要
そもそも外出に慣れていない場合、「車に乗せる」ということより、「外出する」ということに慣れてもらうのが先決。外出するための準備から始めましょう。
●逃げないための工夫
ドライブの先にあるのは見知らぬ土地だったりします。ただでさえ、外出に慣れていないのに、知らない場所で興奮して逃げてしまうことも・・・。
そこで、まずは「逃げないように」の対策が大事です。
迷子にならないためには、キャリーケースに入れることに慣れてもらいましょう。「狭い空間に閉じ込めるなんて」と思いがちですが、猫は狭い空間の方が逆に落ち着く習性があります。
また、ちょっとした隙に逃げないようにハーネスも着けておくのが理想。普段からハーネスを身近に感じさせておくようにするのがコツ。お家にいる時にも遊びながら「ハーネス」に親しんでもらうようにしてみましょう。
ドライブの時の「キャリー+ハーネス+リード」は必須アイテムです。愛猫が逃げないために必要ですから、普段から慣れさせるようにしたいものです。
●車に慣れさせること
ハーネスやリード、キャリーに慣れてきたら、少しずつ短時間でいいので「車」に慣れてもらいましょう。いきなり長時間のドライブは、猫にとっては恐怖となってしまいます。
まずは「車という空間」、聞き慣れない「エンジン音」、そして少し違和感があるかもしれない「車の揺れ」などに少しずつ慣れさせてみましょう。
第一ステップとして、身近な場所へのドライブから挑戦するようにします。車酔いして車が苦手になってしまう猫ちゃんもいるので、猫の負担にならない運転の仕方に気をつけてあげます。
体調が悪そうなら無理強いしないであげて下さい。無理に車に乗せる訓練をして具合が悪くなってしまうと、「車に乗ること=具合が悪くなる=もうイヤ!」と猫が大きなストレスを抱えてしまいます。
猫の様子にも配慮したいので、運転手だけでなく他の同乗者もいればいざという時に安心です。
猫のナンバープレートが始まるってホント!?
ここで、余談ですが猫好きさんに嬉しい情報をお話したいと思います。
実は、東京都文京区において「猫のナンバープレート」の交付が2017年1月から開始されます。区制70周年を記念し、オリジナルのナンバープレートデザインを公募。最終決定したナンバープレートには「ネコ」と「肉球」がデザインされているんです!
文京区は夏目漱石の「吾輩は猫である」が執筆された区ということもあり、ぴったりのデザインですよね。
ただし、このナンバープレート。「原付バイク」用なのです。車ではないのが少し残念ですが、ドライブ中に見かけたら猫好きとしてはラッキーで幸せな気分になりそう。可愛いナンバープレート、一度は見てみたいですね。
ドライブに行けば、このような楽しい発見もできそうです。外出や車に慣れさせるコツを知って、愛猫と楽しくドライブできるようになるといいですよね。ただし、個体差があって「どうしてもドライブが苦手」という猫もいるかもしれません。そんな時には、あまり無理させないことも大事です。また、ドライブが好きになってくれた場合でも、猫の体調に気をつけながら安全運転でお願いしたいと思います。
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