【獣医師監修】猫もアトピー性皮膚炎になります。~原因や症状、予防法~

2017.02.16

【獣医師監修】猫もアトピー性皮膚炎になります。~原因や症状、予防法~

かゆーいアトピー性皮膚炎、私たち人間でもその症状に辛い思いをしている人がたくさんいますが、この我慢できないアトピー性皮膚炎は猫にもあります。今回のテーマは、猫のアレルギーの中で1番多い、アトピー性皮膚炎の原因や症状、予防法についてです。

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猫のアトピー性皮膚炎とは?

アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、じんましん、花粉症、薬物アレルギーなどのアレルギー反応のうち、抗体として働く免疫グロブリンE(IgE)がかかわる反応を起こしやすい体質のことを「アトピー」といいます。

そのアレルギー反応の中でも、猫ちゃんのアレルギーの中で一番多く代表的なアレルギーが、かゆみを伴う皮膚である「アトピー性皮膚炎」だそうです。
このアトピー性皮膚炎は、以前は呼吸をするときに吸い込んだ物質がアレルギーを引き起こすと考えられていましたが、近年になって、アレルギーの原因物質であるアレルゲンが皮膚から入って、その抗原が免疫グロブリンE(IgE)抗体という抗体と結合することによって炎症が引き起こされるといわれているそうです。


猫のアトピー性皮膚炎の原因

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猫ちゃんのアトピー性皮膚炎の原因は、様々なアレルゲンにアレルギーを起こしやすくされるという遺伝的な体質を持っていることが原因のようです。その遺伝的な体質を持たない猫ちゃんは、アレルゲンを与えられてもそれに対する反応を強めて、アレルギーを起こすことがありません。

この猫ちゃんのアトピー性皮膚炎の原因となるアレルゲンは、ハウスダスト、ダニ、カビ、花粉、食べ物など、猫ちゃんや私たち人間にも身近でいつでも存在するものです。これらに対して免疫グロブリンE(IgE)抗体という抗体がつくられて、皮膚にアレルギー性の炎症が引き起こります。


猫のアトピー性皮膚炎の症状

猫ちゃんのアトピー性皮膚炎では、顔、わきの下、背中、お腹などに強いかゆみなどの症状があらわれるために、猫ちゃんはその部分を非常にかゆがり、自分で自分を引っ掻いたり、舐めたり、中には毛が抜けてしまうこともあります。また、皮膚が炎症をおこすことによって、自然と毛が抜けたりもするそうです。慢性の症状になると、肥厚や黒ずみが起こる可能性もあります。

猫ちゃんのアトピーの症状で多いのは、以下のようなものです。

◆好酸球性プラーク(好酸球性局面)
首やお腹、内股、太ももの後ろの側頸などに見られるただれや潰瘍

◆無痛性潰瘍
上唇や口の中の上側に見られる潰瘍

◆線状肉芽腫
太ももの後ろ側に見られる赤みをおびた線状の病変

◆蚊刺咬性過敏症
蚊に刺される部分(鼻筋の前半部や耳の外側など)にただれや丘疹(きゅうしん)という隆起した発疹ができる

◆粟粒性(ぞくりゅうせい)皮膚炎
頭から尻尾の背中側で特に頸部、背中、腰、尻尾の付け根の表面に粟粒くらいの大きさのかさぶたの付いた丘疹ができる


アトピー性皮膚炎を予防するためには

◆ハウスダストが原因の場合

日ごろからこまめにお掃除をして、猫ちゃんのいる環境から、アトピー性皮膚炎の原因のひとつである塵、埃、ダニの死骸などのハウスダストをできるだけ取り除き、常に清潔な環境にしましょう。また、猫ちゃんをこまめにシャンプーしてあげて、猫ちゃんの体からアレルギーの原因になるアレルゲンを洗い流し、清潔な体を保ってあげることもアトピー性皮膚炎の予防につながります。

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◆食事が原因の場合

不飽和脂肪酸が含まれている比率が考慮されたアレルギー体質の動物用のペットフードを継続して与えることでも、アトピー性皮膚炎を予防できる場合があります。食事に関しても獣医さんに相談してみましょう。

また、私たち人間のアトピーの患者さんと同じ様に、副腎皮質ホルモン製剤が症状の改善に効き目があるそうです。定期的に獣医さんに診断していただいて適切な処置を受け、強いかゆみなどのつらいアトピーの症状を少しでも軽減してあげましょう。

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食物アレルギーによる皮膚疾患および消化器疾患の猫におすすめの食事療法食。※獣医師の指示にしたがって与えてください。

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※こちらの記事は、獣医師監修のもと掲載しております※

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SchrodingersCatWachan

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生きてる半分以上にニャンのいる生活をしている、ニャン大好きな神戸のおばさんです。 現在は居ないのですが、ニャンの居る生活をしたい!と家族を説得中です!(=・・;=)キビシソウデスガ

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