野良猫の子猫の飼い方~これだけは知っておきたい基本リスト~

2017.02.24

野良猫の子猫の飼い方~これだけは知っておきたい基本リスト~

道端で子猫がうずくまっている。道を歩いていたら野良猫に懐かれて、そのままついて来てしまった。しかし拾ってしまったものの、まずは何をすれば良いのでしょう?野良猫、特に子猫を拾った時は飼い方に注意するべき点がいくつかあるのです。

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野良猫を拾う前に

野良猫 子猫 飼い方

野良猫を見かけて連れて帰ろうと思っても、少し様子を見てみましょう。また、保護した後もしばらくの間は注意が必要です。

1. 実は飼い猫

野良猫と思って連れて帰った猫が実は飼い猫だった場合、無断で連れて帰ると窃盗罪になってしまいます。
よく人に慣れている、毛艶が良い、栄養状態が良好、明らかに純血種、といった様子の猫ならば、首輪をつけていない外飼い猫や迷子猫の場合もあります。保護した付近での問い合わせや迷子猫の張り紙、動物病院や保健所への連絡、インターネットの掲示板の利用など、本当の飼い主がいないかを確認しましょう。

2. お引越しの最中

野良猫のお母さんは子猫を守ることで必死です。「ここは危険だ」とお母さん猫が感じたら、今いる場所から別の安全な場所へ、子猫を連れて引越しします。
道端や溝の中で1匹だけでいる子猫がいた場合、お母さん猫からはぐれたのか、引越しの最中なのかを見極めなければなりません。お母さん猫は1匹ずつ子猫を口でくわえて運ぶので、しばらくしたらお母さん猫が残った子猫を迎えにくるかもしれません。


野良猫を拾ったら

様子を見ていたけれどやっぱり野良猫だった、ということで拾って来た猫。
どんな飼い方をすれば良いのでしょう?

1. 病院で健康チェック

野良猫の場合、健康そうに見えても何らかの病気を持っている可能性が高いもの。子猫の場合は抵抗力も弱く、ほんの少し処置が遅くなったことが命取りになることも。
家に迎え入れる際には必ず動物病院に連れて行きましょう。

野良猫がかかっている可能性の高い病気は以下のものがあります。

– 猫ウイルス性鼻気管炎感染症 –

いわゆる猫風邪と呼ばれるもので、咳、くしゃみ、目やに、鼻水などの症状があります。

– 下痢 –

原因は様々で、回虫症やコクシジウム感染症やジアルジア症は寄生虫が原因です。コロナウイルスとその変異株の猫伝染性腹膜炎などのウイルス性のものもあります。
子猫の下痢は治療が遅れると治りにくくなってしまい、体力をどんどん奪っていくことになります。

– 皮膚病 –

ダニ、ノミ、カビ(真菌)、細菌などが原因です。体を痒がり、部分的に毛が抜けたり、ただれたりしています。

他にも空腹のせいで異物を食べてしまう誤飲や、猫同士の喧嘩や人間によるいたずら、交通事故などが原因の外傷があるかもしれません。しっかりと病院で検査、処置する必要があります。

– 子猫がかかりやすい病気についての記事はこちら –
子猫がかかりやすい病気。カワイイ子猫を守るための予防法は?

2. すぐに病院に行けない場合は

本当なら野良猫を拾った当日、遅くても翌日には病院に連れていくことが好ましいのですが、都合が悪くすぐに連れて行けない場合は何をすれば良いのでしょう?

◆すぐに共同スペースに入れない
野良猫は先に述べた人畜共通感染症を持っている確率が高いので、ケージや段ボールで隔離します。体力があり、人に慣れていてシャンプーができるようであれば、ノミ取りシャンプーで体を洗ってあげてもいいですね。

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3. 子猫のお世話は慎重に

生後間もない子猫は排泄の世話が必要です。歯が生えていない場合は猫用ミルクを哺乳ビンで人肌に温めて与える必要があります。子猫は体温調節が未熟なので保温してあげることも重要です。

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4. ワクチン接種

成猫の場合はもちろん、お母さん猫からの免疫が失われる生後8週〜12週以降の子猫も、病気にかかったときの苦痛を軽減するためにワクチンを接種しましょう。
ワクチンは1〜7種と、組み合わせによって分類されていますが、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症に対するワクチンは、全ての飼い主さんに受けておいてほしいコアワクチンに指定されています。

– 子猫のワクチン接種についての記事はこちら –
子猫のワクチン接種はとっても大切!必要な理由や接種時期を知ろう


まとめ

野良猫 子猫 飼い方

月齢の小さい子猫や、元々人馴れしている野良猫の場合は、人から譲り受けた猫と大差ない飼い方ができるでしょう。しかし、人馴れしていない野良猫はまるで誘拐されて来たような気持ちでいることは想像できますね。
最初は威嚇したり、猫パンチが出たり、ご飯さえ食べてくれないかもしれません。外に出せ、と夜中じゅう大声で泣き続けるかもしれません。飼い方がわからなくなって、途方にくれるかもしれません。けれど気長に、ゆっくりと何年もかけて付き合う心構えでいましょう。

飢餓状態にいた野良猫は、仲良くなる手段に食べ物を利用するのが効果的です。無理矢理接近すると、かえって警戒されます。猫から近寄ってくる時までそっとしておき、人間と同じ空間で過ごさせて、「人間は怖くない」と覚えさせます。また、ストレスから病気を発症していないか、健康状態に気をつけてください。

野良猫は家猫とくらべ寿命が極端に短いものです。でも、飼い主さんのお世話によってはもちろん長生きしてくれるでしょう。
「あなたのことが大好き」「あなたを守るよ」そんな気持ちで接していれば、いつの日か臆病だった野良猫が愛らしいパートナーに変身しているかもしれません。

<参考サイト>
花王 猫を知る
石川台どうぶつ病院・ペットホテル



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そらにゃん

そらにゃん

猫が大好きなおばさんです。猫、いいですね! 我が家には「そら♂」「すず♀」「りん♀」のニャンズがいます。 ずっと犬を飼っていて猫暦はまだ二年そこそこと短いのですが、長年の願いだった猫との暮らしに今もウハウハ状態です。ニャンズのおかげで仕事や家事や寄る年波の疲れも吹っ飛びます。 病気がちな「そら」のおかげで獣医さんと懇意になり、通院の度に先生から様々な猫情報を教えていただいてます。 いかにニャンズを満足させられるか、猫じゃらしの振り方を日々研究中。 得意技は猫に錠剤を飲ませること。←ただし「そら」限定!?

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