蚊に要注意!犬・猫のフィラリア症の症状、治療法、おすすめの防虫グッズは?

2017.07.13

蚊に要注意!犬・猫のフィラリア症の症状、治療法、おすすめの防虫グッズは?

夏の暑い時期に抱える悩みの一つである虫刺され。いつの間にか蚊に刺されて、痒い思いをすることもありますよね。実はこの蚊、犬や猫にとって重大な症状をもたらす寄生虫を媒介しているのです。フィラリア症と呼ばれるその病気は、放置すれば命に関わる恐ろしいものです。しっかりとした予防と防虫対策が大切となります。フィラリアから愛犬・愛猫を守る為に、蚊の生態についても知っておきましょう。

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蚊から感染!?フィラリア症の恐怖

蚊

フィラリア症とは、フィラリアという寄生虫の一種によって様々な症状が引き起こされる病気です。
蚊の媒介によって感染するもので、別名「犬糸状虫症」ともいいます。この名前から犬だけがかかる病気と思われがちですが、実は猫にも感染する病気なのです。

◆フィラリア症に感染する仕組みは?

犬・猫への感染は、以下の仕組みで広がります。

①寄生虫であるミクロフィラリアと呼ばれる幼虫が、寄生した動物(宿主)の血管に移動。
②その宿主が吸血昆虫に血を吸われ、寄生虫も同時に吸い取られる。
③吸血昆虫の体内で脱皮を繰り返し、寄生虫が発育。
④寄生虫をもつ吸血昆虫が、動物の血を吸った際にその動物の体内へ侵入して寄生する。

このように感染を広げていくフィラリアですが、この寄生虫の成長には5段階あります。

まず宿主の血液中から蚊に吸われるまでが幼虫「ミクロフィラリア」。その後、蚊の体内で「第二期幼虫」となります。そして、蚊から犬の体内へ寄生することで「感染幼虫」となるのです。
犬への感染後、3日~10日程で脱皮し「体内移行幼虫」に、70日前後で「未成熟虫」となり、120日前後で心臓や肺動脈に移行し「成虫」となります。犬の場合、成虫となれば30cmにもなるといわれています。

◆フィラリア症に感染した場合の症状は?

犬が寄生された場合、血液循環障害や呼吸器などに障害が生じ、放置すれば死に至る可能性もある恐ろしい病気です。

猫の場合は、主に肺に障害が生じますが、猫に寄生する虫が少ないため診断が難しいといわれています。症状が出た時には既に生命に危険が及んでいる状態であることが多く、健康に見えていても突然死するケースもあります。

いずれも、最善の方法は事前の予防であり、予防薬の定期的な接種が必要不可欠です。予防薬によって、体内移行幼虫の段階で100%の駆除が可能です。

しかし、この予防薬の効果は、筋肉などで発育している間に体内に侵入した寄生虫を駆除するもので、感染自体を防ぐものではありません。その為、蚊の発生時期から蚊が見られなくなる1カ月後まで、確実に投薬する必要があるのです。

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蚊の時期はいつからいつまで?

犬

フィラリア症を防ぐには、蚊に注意することが一番大切です。とはいえ、注意を払っていても刺されてしまうことも多いですよね。犬・猫に限らず100%防ぐのは人間にとっても難しいことです。

しかし、予防をするに越したことはありません。対策をとることで、蚊に刺される確率を減らすことはできます。蚊の生態や特徴を知り、フィラリア症の対策に役立てましょう。

◆蚊の季節は4月~11月!

蚊といえば夏!というイメージが強いかもしれませんが、発生時期は意外に長く4月~11月頃までといわれています。

勿論、地域やその年の気候によって違いはありますが、気温が15℃以上あれば、蚊は吸血行動を始めます。行動が最も活発となる気温が22℃~30℃ほどで、この間に産卵・吸血行動を行うそうです。
気温が15℃以下、または35℃以上の時は活動力が落ちて動かなくなりますが、すぐに死ぬわけではなく隠れているのです。温暖化が囁かれる現代では、蚊の活動時間はどんどん長くなっているといえますね。

その他、基本的な生態は以下の通りです。

・吸血行動を行うのはメスのみ
・花の蜜が主食である
・1日で孵化、1週間で成虫となる
・寿命は1カ月から数カ月

蚊は一度吸血行動をすると死んでしまうと思っている人もいるかもしれませんが、そうではないようで寿命は意外にも長いのです。

◆寿命が長い「イエカ」に注意

日本で多い蚊の種類の一つに「イエカ」がいます。イエカとは、夜行性で家に出るタイプの蚊のことです。

イエカは、普通の環境であれば成虫となってからの寿命は3週間程ですが、秋に産まれたイエカの場合は、気温が下がると冬眠して冬を越します。春になり気温が高くなると吸血行動を始めるので、この場合、寿命は4カ月を超えることになります。

メスのイエカは卵を産むために吸血行動をとり、血を吸った瞬間に卵巣が発達して数日で産卵するそうです。成虫となってからは5回前後、産卵するといわれています。蚊は水がなければ産卵できず、孵化することもできませんが、空き缶に残った少量の水などでも卵が孵化できる生物です。家の中でも、発生に気を付けなければいけませんね。

また、蚊には黒色などの濃い色を好む性質があります。愛犬・愛猫の被毛が黒色であれば、刺される可能性が高まります。活動が活発な時期は、飼い主さんも愛犬・愛猫も白系の服などを纏うことで、刺される確率を軽減できるかもしれません。


犬・猫が蚊に刺された時の症状・治療法は?

猫

犬や猫が蚊に刺された場合、症状が出ないこともあります。しかし、人間の虫刺されと同様に、腫れ・発赤・痒み・痛みなどを感じる場合もあるのです。強い痒みから、犬・猫が患部を噛んだりすることで出血や化膿することも考えられます。また、アレルギー症状を引き起こすケースもあります。

このように、害虫に刺された部位が炎症を起こすことを刺咬症と呼びます。刺咬症は、様々な種類の虫が発症原因となり、虫によって症状や傷口に違いがあります。中でも特に注意が必要なのは、寄生虫や毒を持つ虫に刺された場合です。フィラリア症もその内の一つといえます。

犬のフィラリア症の主な症状は以下の通りです。

◎咳
◎息切れや運動を嫌がる
◎肝臓・腎臓の障害
◎腹水
◎水を異常に欲する
◎四肢の浮腫み
 
前述した通り、フィラリアの成虫は心臓や肺動脈に寄生するため、血液循環障害を引き起こし様々な症状を現します。

まず咳ですが、気管支静脈の血流悪化により起こり、興奮時や早朝に乾いた咳が出るようになります。呼吸器にも影響して息切れが起き、愛犬が散歩中に疲れやすくなったり、階段を登るなどの運動を嫌がるようにもなるのです。

また、肝臓肥大やお腹に水が溜まる腹水、浮腫(むくみ)などの発症や、肺動脈の血管が詰まる肺動脈塞栓、気道から出血で血を吐く喀血を招く場合もあります。

更に寄生している成虫が多数の場合は、それらが大きな血管を塞いでしまい、血尿・貧血・呼吸困難などの急性症状が現れるケースも確認されています。これにより、愛犬が急死する症例もあるのです。

猫の場合は、感染しても寄生する虫の数が少ないため、重症化するケースは稀だといわれています。しかし、数匹の寄生で急性症状を起こし、突然死を招く場合もあります。近年では猫の血管で発育中の寄生虫によって、喘息などの呼吸器症状を引き起こす可能性も指摘されているそうです。

◆蚊に刺された時の治療法は?

犬・猫のいずれも、フィラリア症に対する治療法は駆虫薬や外科手術が用いられます。

– 駆虫薬 –

駆虫薬の投与には、寄生虫を除去する働きがありますが、心臓内で死んだフィラリアの遺骸が肺動脈に詰まる可能性があります。そのため、投薬後は4~6週間程、散歩を控えて安静にする必要があります。

猫の場合は、体が小さいのでこの治療法は推奨されません。肺動脈血栓塞栓症の発症率が高まり、それによる死亡率が30%程度と推計されているためです。
犬と違って猫の場合、成虫が体内で子孫を残すことがほとんどないので、成虫・幼虫の駆除は猫本来の免疫力に任せる方針が基本です。近年では、ステロイド剤・気管支拡張剤などの投与を行う、対処療法的な処置をすることも多いそうです。

– 外科手術 –

フィラリアの寄生数が多数であったり、緊急を要する場合には、外科手術を行い成虫を取り出します。首の頸静脈から器具を挿入して、直接フィラリアを摘み取るのです。猫の場合、手術の難易度が高いので、よほどの場合でなければ適用されないようです。

このようにフィラリア症の治療には様々なリスクが潜んでいるため、基本的には治療より予防することが優先されます。犬・猫の体重に合せて定期的に予防薬を投与したり、蚊の駆除に努めることが、愛犬・愛猫をフィラリアから守る最善策なのです。

現代では様々な犬・猫用の防虫対策グッズが販売されていますので、効果的に使用してフィラリア予防に努めましょう。


蚊に刺されないための防虫対策!

フィラリア症予防薬の確実な投与、蚊の活発な時間・場所での散歩を避ける、害虫駆除・発生防止に努めるなど、飼い主さんが愛犬・愛猫のためにできる予防法はあります。

更にフィラリアの予防率をあげるためには、防虫対策グッズの使用が効果的です。

●蚊取り線香

様々な種類の線香が販売されていますが、商品によって成分や特徴が違うので、購入の際によく確かめておきましょう。天然成分でできていて、人体や犬・猫の身体に優しいペット用の商品も販売されています。

ただし、成分によってアレルギー症状を起こす場合もあるので、愛犬・愛猫に合った商品をみつけてください。

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●室内用 虫よけグッズ

室内であれば、吊り下げタイプや置き型のの虫よけアイテムも数多く存在します。蚊取り線香では火傷や成分が心配だという方は、こちらのタイプの商品を使ってみてはいかがでしょうか。

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●お出かけ用 虫よけグッズ

虫よけグッズにも様々な種類があります。外出や散歩の前にペットの身体に吹きかけるタイプのスプレーや、害虫から身体を守ってくれる首輪タイプの商品。愛犬のリードの先や首輪にぶら下げるタイプの虫よけグッズも販売されています。

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●殺虫剤

室内で害虫を発見した際に、家庭に一つあると便利なアイテムです。こちらも様々なタイプがあります。基本的に殺虫成分が高いものなので、使うタイミングや場所には注意しましょう。

商品によっては、“ペットのいる家庭でも安心して使える”との説明文が表示されているものもあります。購入の際は、使用方法や成分をきちんと確認しましょう。


夏は特に防虫対策をしっかりと!

身近に存在する蚊によって媒介されるフィラリア症。飼い主さんは責任を持って、予防に努めなくてはなりませんね。
しっかりと防虫対策をとることと、予防薬の確実な投与を行い、愛犬・愛猫をフィラリアから守りましょう!



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