1.災害の前の心構えをする「防災の日」
1-1.防災の日はいつ?
1-2.防災の日の由来は?
2.愛猫の為に準備しておくべき防災グッズは?
2-1.キャリーバッグ(頭数分)
2-2.フード
2-3.飲料水
2-4.トイレ用品
2-5.首輪(迷子札)、ハーネス
3.災害が起きた時の猫との避難方法は?
3-1.ペットを受け入れない場合もある
3-2.愛猫との避難はどうしたらいい?
3-3.避難所に行くことが難しい場合は
4.もしも猫が迷子になってしまったら?
4-1.猫が迷子になった時の探し方は?
5.まとめ
災害の前の心構えをする「防災の日」
9月になると、テレビや新聞で「防災の日」という言葉を耳にする方もいらっしゃると思います。防災の日とは、いったいどんな日なのでしょうか。
◆防災の日はいつ?
防災の日は9月1日と定められています。また、日本では8月から9月にかけて台風の接近や上陸が多いので、8月30日から9月5日を防災週間としています。
「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」ことを目的としており、防災の日を含める防災週間には、全国各地で避難訓練や防災についての知識を普及する行事が行われています。
◆防災の日の由来は?
9月1日が防災の日になったのは、大正12年の9月1日に発生した関東大震災が由来となっているようです。10万人以上の死者や行方不明者を出した大きな震災ですから、戒めの意味が含まれて定められたのではないでしょうか。
ニュースや新聞などで災害を見ても、実際に経験してみないと普段防災について考えることは少ないかと思いますが、防災の日は災害にあった時の事を考えてみるいい機会かもしれません。
愛猫の為に準備しておくべき防災グッズは?
災害時の避難には持っていけるものも限られてきます。必要最低限の持ち物として準備しておくものは、以下のようなものが挙げられます。
・フード
・飲料水
・トイレ用品
・首輪(迷子札)、ハーネス
これらは最小限必要なものになってきますので、愛猫用の防災バッグなどを日頃から準備し、すぐに持ち運べるようにしましょう。
それでは、具体的に愛猫用の防災グッズについてご紹介します。
◆キャリーバッグ(頭数分)
猫を連れての避難は容易なことではありません。自宅の猫ちゃんの頭数にもよりますが、猫って案外重いですよね。キャリーバッグは必須ですが、例えば猫を3匹飼っているとしてそれぞれ別々のキャリーバッグに入れたとしても、総重量は30㌔近くなる計算です。
リュックタイプや斜めがけタイプも売られていますので、出来るだけ手が空いて他の荷物も持てるように準備しておいた方がよさそうです。
また、キャリーバッグは入り慣れていないと実際に突然入れようとしても入ってくれません。防災訓練として日頃からキャリーバッグに入る訓練もしておくと良いでしょう。
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それから、パニックを起こして暴れる猫を落ち着かせたり、脱走しようとする猫を捕まえる際に洗濯ネットが便利です。洗濯ネットに入ると猫は体を囲まれ大人しくなるので、そのままキャリーバッグに入れ落ち着くのを待ちましょう。
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災害が起きてから用意するのはバタバタとしていて忘れてしまうかもしれないので、こちらも普段使う用とは別にキャリーバッグに入れて準備しておくといいかもしれません。
◆フード
フードは大きな袋ではいざ災害の時に持ち運べませんので、小分けにして用意しておきましょう。
食べ慣れているものを最低5日分、できれば7日分ほど用意しておくと安心です。
また、普段から療法食など特別なフードを与えている猫ちゃんの場合は、配給などでフードが用意されている可能性が低いので、できるだけ多く準備しておくようにしましょう。
フードや水を入れるお皿は、紙皿・プラスチック皿などでも代用できますが、ペット用の折り畳み式のものを用意しておくと持ち運びが簡単で便利です。
◆飲料水
水道が近くにある場所に避難できない、または避難所近くにペットを連れて行くことができない時などを考え、ペット用の飲料水を用意しておくと安心です。
夏場は特に体力を奪われやすいので、こまめに水分補給をできるようにしてあげましょう。
ペット用の健康維持サポート飲料は、効率良く水分を補給できるようになっているのでおすすめです。
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◆トイレ用品
猫砂・トイレをはじめ、トイレシーツ、ビニール袋(嘔吐物やうんちの処理用)などを用意しておきましょう。
トイレは、折り畳みができるポータブルトイレが持ち運びやすく便利です。普段家で使っているトイレを掃除する際などに、折り畳みができるポータブルトイレを置いて事前に慣れさせておくと、災害の際にも使用できるようになるでしょう。
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また、避難所の生活などでは、やはりペットの臭いなど周りの方への配慮が必要になってきます。トラブルを防ぐためにも、トイレの臭い対策はもちろん、ペット自身の臭いにも気を遣うようにしましょう。
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◆首輪(迷子札)、ハーネス
万が一愛猫が脱走してしまった時や迷子になってしまった時など、猫自身の情報を伝えるためにも迷子札のついた首輪は必須です。
それからハーネスがあると便利です。災害時に脱走してしまうと、怪我につながるだけでなく、迷子になってしまう可能性も大いにあります。
ハーネスを付けておく事によって脱走を防げますので、猫ちゃんの安全が確保できます。
最低限の持ち物は上記に記載しましたが、その他病気持ちで普段から薬を服用している猫ちゃんは常備薬、寒い季節や寒がりの猫ちゃんには使い捨てカイロやキャリーバッグの中に毛布など、必要に応じて用意しておく必要があります。
その他、避難場所を確認する手段として携帯電話は必須ですが、充電がなくなってしまっては意味がありません。充電場所が確保出来ないことも想定して、バッテリー式の充電器も用意しておくといいでしょう。
災害が起きた時の猫との避難方法は?
肝心な避難の際ですが、単純に猫を連れて避難所へ行けばいいと考えている方も居るかと思います。ですが現状は厳しいようです。
◆ペットを受け入れない場合もある
避難所には多くの方が避難してきます。ペット禁止ではなかったとしても猫アレルギーの方もいるかもしれませんし、ゲージやキャリーバッグから出せず、そのままトイレをしてしまうなど臭いの問題もあります。ペット連れの寝泊まりは屋根付きの屋外といった場所もあるようです。
また、ペット連れの避難は猫だけでなく犬もいる訳ですから、その犬の鳴き声にが怖がったり、アナウンスや絶え間ない人の動きに愛猫がストレスを抱えてしまう事になります。怖がった猫の鳴き声で周囲に迷惑がかかったりと、避難所で過ごすのは難しくなる場合も多いようです。
近くの避難所がペットを受け入れているかどうかは、必ず前もって確認しておくようにしましょう。
◆愛猫との避難はどうしたらいい?
では猫を連れた避難はどうしたらいいのでしょう?
実際に猫を連れて避難をした方の経験談などを読んでみると、ペット連れの避難は車中泊が多いようです。様々な問題や理由で避難所にペットを連れて行けない人達は、ペットと一緒に車で寝泊まりするようですね。
車中泊をする際は、先ほどの防災グッズに加え、簡易ケージなどを用意しておくと愛猫も安心します。
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◆避難所に行くことが難しい場合は
ただ、災害時には貴重なガソリンですから、高温時期にずっとエアコンをかけておく訳にもいきません。車の中は一時的な避難は可能ですが、何日も過ごすのは厳しくなってきます。
この時、大切なのはネットでの情報です。災害時は避難場所を提供してくれている動物病院やシェルターなどの情報があれば、一時的に愛猫を預かってもらえる場合があります。動物病院であれば猫に必要な環境や医療器具も整っているので、飼い主側としても安心です。
近くの動物病院を何ヶ所かピックアップして場所を把握しておき、災害時には避難所などへ向かう前に問い合せてみるといいかもしれません。
多頭飼いや、外に連れ出すことが難しい子がいる場合は自宅避難を選択する場合もあるでしょう。
その場合はあらかじめ窓を開けた際に脱走しないように大型のケージを用意したり、家具が倒れないように転倒防止の処置を行うようにしてください。
また、近年増えている水害の際に活躍する水に浮かぶいかだにもなるシェルターなど、災害に対応したグッズは年々新しいものが発売されています。
様々な情報を取り入れながら、自分や家族、そして猫ちゃんにあった避難計画と防災グッズの準備をすることが大切です。
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もしも猫が迷子になってしまったら?
災害が起きたり、避難をする際に愛猫が迷子になってしまったら、探す手段を考えなければなりませんが、迷子になる前に出来る対策もあります。
・必ず迷子札をつけ、猫の名前、住所、連絡先を書いておく
・マイクロチップを装着しておく
それから、事前に迷子猫のチラシを作成しておくという手もあります。災害後にはそんな余裕はなくても、災害なら時間がある時に作成しておくことが出来ますから、猫の写真と詳細、連絡先をプリントアウトしておくと、迷子になってしまった後探す時に役立ちます。
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◆猫が迷子になった時の探し方は?
では実際に迷子になってしまった際に探す方法としてはどんな方法があるのでしょうか。
・動物病院や自治体の動物保護団体へ連絡する
・警察署へ連絡する
・いなくなった近辺を探す
・ネットで情報を集める
・迷子チラシを作る
・ペット探偵への依頼
などが挙げられます。
・動物愛護センター、保健所へ連絡する
飼い主が一緒にいない動物は保健所へ連絡、というイメージを持たれている方もいるのが現状です。迷子になってしまったら殺処分なんてことになる前に、保健所へ愛猫の特徴などを報告しておきましょう。
・動物病院や自治体の動物保護団体へ連絡する
動物病院や自治体の動物保護団体への連絡もしておくと良いでしょう。
災害時はどこで保護されているか分かりませんから、迷子札に書いた連絡先に連絡が無い場合は、迷子札の存在に気づいていない可能性もあります。
また、災害時に怪我をして病院へ搬送されているということも考えられますので、近隣の動物病院へ連絡をして確認します。
・警察署へ連絡する
それから警察では、落し物扱いになってしまいますが、猫を保護された方が警察に届け出てくれている可能性もあるのでお近くの派出所に連絡してみると良いでしょう。
・いなくなった近辺を探す
室内飼いの猫は外の環境に慣れていないので意外と遠くまでは行けず、近くに身を潜めているなんて事もあります。
放し飼いの猫についてはあまり意味が無いかもしれませんが、完全室内飼いの猫の場合は自分のテリトリーから出たら恐怖で身の安全を守る方に徹底します。ですからフラフラと遠くへ行っている可能性は低いため、まずは居なくなった場所の周辺を探してみましょう。
・ネットで情報を集める
ネットでは様々なペット専門サイトがあります。「迷子猫掲示板」など、リアルタイムで更新されているサイトは情報収集に役立ちます。迷子猫の情報などを掲載してもらえれば、ネットユーザーから愛猫の情報が得られる可能性もあります。
その他、TwitterやFacebookなどのSNSを活用するのもひとつの手です。
・迷子チラシを作る
迷子チラシは災害後に作成できる環境にないかもしれないので、事前に制作される事をオススメします。
情報は明確に、チラシはなるべく目立つデザインにすると、通りかかった人の目に留まりやすいです。連絡先はもちろんの事、猫の写真や特徴なども詳しく掲載しておくとよさそうです。
・ペット探偵への依頼
ペット探偵への依頼ですが、こちらは時間や日数によって料金が発生します。そちらは自己判断ですが、ペットを捜索するプロの方ですので、こういったものを利用されると見つかる確率が高まります。
愛猫の安否の確認や、一刻も早く再会を望まれる方はペット探偵への依頼を考えてみてもいいかもしれません。
まとめ
猫ちゃんとの災害時の防災と対策についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
いつ起こるか分からない災害には防災が肝心です。人間だけでも災害時は避難場所や生活にパニックを起こしかねないのて、防災の日をきっかけに改めてご自身と猫ちゃんの防災について考えてみてください。
必要なものを揃えたり、避難する際に猫をキャリーバッグに入れてみてどれ位他に荷物が持てるかなど、シュミレーションしてみるのもいいかもしれません。
災害が起こる前にできる準備をしておけば、いざ災害が起こった際も慌てず落ち着いて行動できるのではないでしょうか。
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