秋は子猫の販売が増える時期?理想の猫を探すなら秋がオススメ?

2017.09.09

秋は子猫の販売が増える時期?理想の猫を探すなら秋がオススメ?

一年のなかでも「秋」は出産ラッシュの時期のひとつでもあります。たくさんの産まれたばかりの可愛らしい子猫に出会える確率が高まる季節です。新しい家族に子猫を迎えたいと思ったなら、子猫が増える秋が良いタイミングかもしれませんよ。そこで、今回は猫の妊娠から出産、そして子猫を迎えるベストタイミングについてまとめてみました。

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子猫が増える時期は春&秋

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家庭で飼われている猫、街で暮らしている野生猫などを含め、猫たちの出産シーズンは年に2回ほどやってきます。特に、春と秋が出産ラッシュなのですが、それは猫たちの恋愛シーズン、つまり発情期ともかなり深く関係しているのです。

◆猫の恋愛シーズンって?

猫たちの世界には、年に2回ほど恋愛が盛り上がる恋愛シーズンがあります。猫の恋愛の主導権はメス猫が持っていて、メス猫が発情期に「OKサイン」を出すと恋が始まる仕組み。メス猫は、あらゆるサインでオス猫を誘ってきます。

オス猫には特に発情期という決まった時期がありませんが、メス猫が発情するサインに惹きつけられ恋がしたくなるようです。

◆年に2回の発情期

猫の恋愛は人間と違って、時間を使って頭で駆け引きをするなどというものではありません。超高速で熱烈な恋が始まり、猫のなかにある「子猫を産まなければならない」という本能的な行動である「発情期」が恋の引き金になります。

猫の発情期は、冬の1月からようやく温かくなる3月ころ、そして初夏の6月から秋が深まる10月ころまで続きます。特に、6月から10月頃には日照時間も長くなり、猫にとっての恋愛モードになりやすい時期のようです。

ただ、一般的には気候が暖かくなってくると発情期が始まりやすいですが、地域によって温度が違うため暖かな気候だと発情期も早めに始まる傾向にあります。

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◆子猫の販売が増えるのは秋?

ペットショップ、ブリーダーともに産まれたばかりの子猫をすぐに販売するわけではありません。ある程度育った状態で販売されることが多いです。

そのため、冬の終わり頃から春先にかけた発情期で妊娠すれば、夏頃に出産するでしょう。そして秋頃には子猫の販売数が増えるということになるのかもしれませんね。


発情期にはどんな様子が見られる?

それぞれの猫によって発情期に見られる様子は違いますが、だいたい次のような行動が見られます。

– メス猫 –

・高い鳴き声になる
・おしりを高く持ち上げる姿勢をする
・ソワソワした様子を見せる
・尿スプレーをする
・体をあちこちにこすりつける

オス猫を呼ぶようにいつもと違った甲高い鳴き声をするメス猫も多いです。

また、尿をあちこちにするようになります。飼い猫の場合、いつものトイレの場所と違ったところで尿をしてしまうこともあります。発情期の尿からはふだんと違う分泌物が出ているので、そのニオイでオスを誘っているのです。

– オス猫 –

・オシッコを高い場所に吹きかけるなどスプレー行為をする
・いつもより攻撃的な態度をする
・ソワソワと周囲を気にしている

オス猫は、メス猫の発情サインに誘われる形で上記のような行動を見せます。近くにメス猫がいるとフェロモンのようなニオイがしてくるので、オス猫も「恋がしたい」とメス猫を探してソワソワと発情期が始まるのです。

飼い猫として室内で暮らしているオス猫などは、発情期中にはメス猫を求めて「外に出たい」と脱走したがるケースも多いです。

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◆勝ち残ったオス猫が交尾できる

一度発情期が始まると、だいたい2週間程度ソワソワと発情してしまう猫ちゃん。このときのメス猫は、自分を受け入れてくれるオス選びをします。

オス猫も選ばれようと必死でアピールしてきます。1匹のメス猫に惹きつけられ、何匹ものオス猫がやってくることも野生では見られます。何匹も集まったオス猫のなかから、1匹だけがメス猫と交尾できるのです。

このとき、メス猫がなんとなくオス猫を選ぶわけではありません。メス猫を手に入れるには、オス猫同士で争わなければならなく、基本的には複数の猫の中から勝ち残ったオス猫が交尾をすることができるといわれています。
ただ、勝ったオス猫が必ずしも受け入れられるかというと、そうではないケースもあるとか…。せっかく闘いに勝ってもメス好みでなければ、振られるケースがあるとは、なんだか切ないですよね。

◆交尾を受け入れる体勢「ロードシス」

闘いに勝ったオス猫がメス猫と交尾ができるかどうかは、メス猫が見せるサインにかかっています。それが、ロードシスと言われる体勢です。

メス猫は「このオス猫の子猫を産みたい」と本能的に感じ取ると、この体勢を見せます。上半身を地面に付けるように低くし、そしてお尻をキュッと上にあげたポーズが「OK」サインです。このサインが出たら、お互いに合意で交尾が始まります。

1回の交尾自体の時間はそれほど長くありません。しかし、本能的にどうしても子孫を残したい気持ちがあるので、「妊娠」するために何回も交尾を繰り返します。交尾による刺激でメス猫は排卵し、妊娠が成立するのです。

ただ、メスにとっては交尾中の刺激が結構辛いもののよう…。痛みのために、メス猫はオス猫に攻撃されていると勘違いして怒ってしまうこともあるのだとか。

◆発情期には他のオス猫も受け入れるメス猫

猫たちは発情期中には、自由に恋愛できるモード。メス猫は数日の間に、何匹かのオスと恋をすることも…。勇敢なオス猫と交尾をしても、数日後にも発情期が続いていると他のオス猫とも交尾をしてしまいます。これにより妊娠すれば、2匹の違うオス猫の子猫を同時に妊娠することもあるのです。

そのため、何匹かのオス猫と交尾をした恋多きメス猫は、違う父親の子猫を同時に出産することになります。「生まれた子猫の特徴がバラバラ」というのは、こうした背景がある可能性が大きいのです。


猫の出産の疑問…人間と何が違う?

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猫と人間の出産は違うところがたくさんあります。

◆子猫でも発情期がある

メス猫の発情期は、早い猫だと生後半年ほどの子猫の頃から起こります。個体差がありますが、遅いケースでもなんと1歳未満と若い子猫のときにオス猫と恋愛ができる準備が整うのです。

子猫を飼うと「まだまだ子猫だ」と思いがちですが、発情期があるということは妊娠できる体。子猫を増やさないようにするには、避妊手術が必要になってくるのです。

また、オス猫の場合もだいたい生後1年くらいの子猫の頃に発情期がやってきます。こちらもまた、去勢手術など考えなければならないようです。

◆妊娠期間は2か月間

人間と猫の妊娠で違うポイントが、妊娠の期間です。人間の場合、妊娠から出産までは約10か月というのは多くの人が知っていることですよね。

猫は、人間の妊娠期間よりもはるかに短く、なんと約2か月で出産できます。
そのため、飼い猫の場合だと飼い主さんが「愛猫が妊娠しているのでは?」と妊娠が分かったような頃には、すでに妊娠期間の半分ほど過ぎているということもあります。

しかも、猫の場合には、排卵のタイミングが交尾後。つまり、赤ちゃんが欲しいと排卵のタイミングに合わせて交尾をするのではなく、交尾後に排卵があるためほぼ妊娠してしまうのです。

◆春~秋が出産シーズン

猫の発情期は冬の終わりから夏にかけてが多いです。それから妊娠期間が2か月ほどあるため、出産をするとすれば春から秋にかけてが一般的。

もし、3~4月に発情期&交尾をしたなら、出産は5~6月となります。また、6~8月ころとさらに暖かな気候のときに発情&交尾をしたメス猫たちも多いので、8~10月と夏から秋にかけてが出産ラッシュとなるのです。

◆一回で何匹の子猫が産まれるか?

猫は一度の出産でどのくらいの子猫を生むのでしょう。

一般的にはお母さん猫の体の大きさによって産まれる子猫の数が違うようです。体が小さいお母さん猫だと、1~2匹くらいの子猫を産むのが平均的。でも、少し体が大きなお母さん猫だと7~8匹の子猫を一度に出産することがあります。

全体で平均してみると、一回の出産で3~5匹の子猫が産まれるのが圧倒的に多いようです。


生まれてから大事な子猫の「社会化期」

子猫は母猫から生まれた後に、これから独立していくために大事なことを教わっていきます。

◆子猫の社会化とはいったい何?

猫として生まれた子猫は、猫が持つ性質的なものは生まれてから備わっています。そのため、教わらなくても「猫が持つ本能」として遺伝的な習性が体内に埋め込まれているでしょう。

しかし、大事なのは「母猫から生きるためのルールを教わること」です。そのため、生後間もなくは母猫から離さずに、社会化期を過ごさせるのが大事と言われています。
一般的に、生後7週くらいまでは母猫や兄弟猫と一緒に過ごさせるといいようです。それにより、今後の新しい生活への適応性も変わってしまうかもしれません。

◆子猫は社会化期の過ごし方が大事

産まれてから間もない3週間未満の子猫は、目も見えずに耳も聞こえない状況。ひとりでは何もできない全くの赤ちゃんです。自ら動くこともでず、自分で排泄もできないので、母猫が刺激をすることでようやくすることができます。このときには、母猫が子猫につきっきりでお世話をする時期です。

2週間もすれば目も見えるようになって、周囲の状況が分かりだします。そして生後3週間を過ぎるころには、社会化期になります。この頃になると、自分で排泄もでき、たどたどしくはありますが歩くこともできます。独立性が高まってきますので、一見、親元から離しても良さそうな気もします。

しかし、この時期には「脳」が活発に成長する時期なので、母猫や兄弟猫との暮らしのなかで、社会で生きていく暗黙の規則的なことを学んでいきます。
特に、兄弟と過ごすなかで覚えるのがケンカ。猫同士でじゃれあうなかで、お互いを噛んでしまうこともあるかもしれませんが、噛みあうことで「痛さ」を知ることもできます。

◆引き取るタイミングは生後2~3か月頃

このように、生後2~3か月頃は大事な社会のルールについて身を持って体験していきます。母猫と兄弟猫との関わりのなか、さまざまなことを学習する大事な時期です。そのため、社会化期に母猫と過ごせた子猫は、新しい飼い主のところでも比較的馴染みやすいと言われていて、飼い主さんとのコミュニケーションも上手にできるようです。

やはり、社会化期をしっかり過ごした生後2~3か月頃が子猫を迎えるベストなタイミングと言えるでしょう。

◆温かい気持ちで迎えてあげよう

社会化期をしっかり過ごしたからといって、すぐに馴染むわけではありません。今まで母猫と一緒にいた子猫なら、新しい環境にビクビクするかもしれません。母猫や仲間達と離れて知らない環境にいるのだから、おどおどして不安になるのは当然のことです。

生後2~3か月頃というベストなタイミングで迎えるにしても、慣れるまでには時間がかかると温かな気持ちで迎えてあげるといいですね。

母猫や兄弟猫と一緒にいたときに使っていた毛布などがあると、子猫も落ち着きやすいです。引き取るときには、そういったものを一緒にもらってくることをおすすめします。

また、引き取るのはできるだけ明るい時間帯にしましょう。夜になってから引き取ると、暗い環境でさらに落ち着きません。引き取った当日には、無理をさせずにそっとしておくことが大事です。


まとめ

いかがでしたか?

猫の発情期のことを考えると、子猫が秋に増えるというのも分かる気がしますよね。それに、猫が私たち人間のそばで安心して暮らせるようになるには、母猫や兄弟猫との「社会化期」の過ごし方が大事ということも分かりました。この時期にしっかり親猫から学習した子猫は、きっと人間とのコミュニケーションも上手になるでしょう。

「こんな猫が欲しい」という理想の猫がいる場合も、あまり早すぎたり遅すぎたりするタイミングで迎え入れないようにしてみてはいかがでしょうか。
秋ならきっと可愛い子猫たちが新しい飼い主さんを待っています。猫の幸せを祈りながら、大事に迎えてあげてくださいね。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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