「醜い猫」と呼ばれ捨てられた子猫。障害を乗り越えて彼が幸せになるまでのお話。

2017.10.30

「醜い猫」と呼ばれ捨てられた子猫。障害を乗り越えて彼が幸せになるまでのお話。

ある小さな村に産まれた子猫は、他の猫ちゃん達とは少し違った外見を持つ子でした。しかし周囲の人達はこの「違い」を理由に子猫を醜いと罵ります。たった一匹取り残され、外見が理由で誰からも愛情を向けてもらえなかった子猫ちゃん。幸いこの子猫ちゃんはある動物保護団体により無事保護されます。そしてその後、彼は自分を醜いと呼んでいた人達を見返すかのような変貌ぶりを見せることに。外見だけが全てじゃない。そう教えてくれる感動のお話です。

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スペインの小さな村の中で産まれた一匹の子猫。
新しい生命が産まれるのは本来なら感動すべきことなのですが、この猫ちゃんの場合は違いました。

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他の兄妹達とは異なり、彼だけが体つきに奇形を持って産まれてきたのです。この奇形のせいで、子猫は産まれた時から周囲の人達からは毛嫌いされてきたのでした。

その村での動物保護活動をしていたSantuario Compasion Animalという動物保護団体の一員であるローラさんは、村の隅で小さく丸まるこの子猫ちゃんを発見。そこで彼女はこの小さい猫ちゃんが誰からも愛されていないことを知り心を痛めます。

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「この子猫は村の人達からとても醜いと呼ばれていました。でもそんなことはありません。小さいながらも彼は立派な命を持つ一匹の猫です。他の子猫達と同じように遊んだり抱っこしてもらうのが大好きな猫なんです」

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その後、動物保護施設で生活をするようになった子猫ちゃん。名前を「ロミオ」と名付けられた彼は、それまで受けたことの無かった愛情に包まれ生活を送ることになります。

「ロミオが住んでいたスペインの村の人達は、彼の本当の姿に気付くことはありませんでした。他と異なるということは悪いことじゃない。残念なことに外見だけで判断する人達は沢山居ます。そういった偏見をこのロミオという猫がいつか証明していってくれると良いなと思います」

差別され育ってきたロミオはそれでも人懐っこく愛らしい猫ちゃんで、施設の人達に感動と癒しを与える存在になりました。

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そして大きくなるにつれて彼の外見は変わっていきました。短かったオレンジ色の毛は長くなり、まるで百獣の王ライオンのように立派な成猫へと成長していったのです。

立派なのは外見だけではありません。
ある日の午後、施設の人がロミオが居ないことに気付き施設中を探し歩きました。そうしてようやく見つけた場所は、何と医用室。

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彼は体調が悪く隔離されていた一匹の鶏の側に座り、大丈夫だよと励ますかのように元気づけていたのです。
この光景を見たスタッフは感動。ロミオは周りにも愛情を降り注ぐことができる心優しい猫ちゃんなんです。

また、こんなこともありました。
ある日スタッフ達がせっせと施設で働いているのを屋根の上からジッと見守っていたロミオ。

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まるでこの施設で保護され生活している動物達が最高のケアを受けているかをしっかりと確認している管理者のようだったと言います。

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ロミオが感動のレスキュー体験を受けこの施設で暮らすようになってから、今では1年以上が経ちます。

当初は愛情に飢えていた彼も、現在は施設を仕切る主のような存在に。オレンジ色のタテガミをフワフワとさせながら周囲を見据える姿は、かつては周囲から「醜い」と呼ばれていた子猫だったとは思えないほど立派で、とても幸せそうですね。

この堂々と生きるロミオは立派に証明してくれました。大切なのは外見だけでは無いということを。

<参考サイト>
lovemeow.com



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yukoyosshi

yukoyosshi

昔から動物が大好きで、野生動物や自然が多いオーストラリアに留学。現在もオーストラリアにて生活を送っています。家では犬や猫やその他の動物も飼っていて、中でも12年も生きた柴犬のミミとはバディな関係でした。

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