地震でガレキの下敷きになり、ボロボロの姿になりながらも生きることを諦めなかった猫。

2018.01.18

地震でガレキの下敷きになり、ボロボロの姿になりながらも生きることを諦めなかった猫。

2010年9月4日の朝、ニュージーランドでM7.0の大きな地震が発生しました。不運なことに、この地震で1匹の猫がガレキの下敷きになり、埋もれて姿が見えない状態となりました。身体中に傷を負った猫は飼い主に受け入れてもらえず、途方にくれます。たくさんの心温かい人々に救われ、愛をもらった1匹の猫の物語をご紹介いたします。

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ガレキの下敷きになった瀕死の猫

身動きが取れず体も弱っている猫は、極めて危険な状態でした。この猫が下敷きになってしまったエリアの復旧作業は10日後の予定。とても10日間も待てる余裕はなく、すぐにでも見つけてもらえる必要がありました。

猫は残っている力を振り絞って「ニャーニャー」とかよわい声を出し続けました。


地震で大きな障害を負ってしまった

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その声が届いたのでしょう。大きな地震に巻き込まれてしまった猫は、ガレキの下から奇跡的に見つけてもらうことができました。

無事に救出された猫は、半分意識がない状態で動物病院に運ばれました。そこで猫を診たカナダ人の獣医師は驚きました。自宅で飼っている猫にとても似ていたのです。
そこで、彼は自分の猫の名を取って「フロイド」と名付けました。

フロイドは地震によってとても大きな怪我を負っていました。頭の骨が押しつぶされ、右目の上あたりの骨が欠け、とても痛々しい状態でした。
頭の骨を元通りにすることはできない状況だったので、健康的な皮膚を利用して傷を覆う治療をしました。


飼い主に見捨てられてしまったフロイド

怪我の治療が終わり、フロイドの飼い主が病院を訪れました。しかし、自分の猫が助かっていた嬉しさよりも、怪我によって変わり果てた見た目にとても驚き、ボロボロになってしまった自分の猫を受け入れませんでした。

飼い主の元へ帰ることが出来なかったフロイドは、それから6週間の間ずっと抗生物質を投与の治療に励みました。
フロイドは大きな怪我によって、毛づくろいなどの身の回りのことを自分ですることができませんでした。右目がきちんと閉じれなかったり、足やお尻の怪我によりジャンプすることができないなど、不自由な体でした。

フロイドが猫らしく振る舞うようになるのには非常に長い時間がかかりましたが、病院のスタッフが24時間体制でケアをし、まるで生まれたばかりの子猫のように、歩き方や食べ方、トイレに行くなどのリハビリを頑張りました。


フロイド、ある女性の奇跡の出会い

しばらくして、フロイドのことをインターネットで知ったメリッサさんという女性が寄付を申し出ました。
フロイドには寄付ではなく、住む家が必要だったので、動物病院のスタッフはメリッサに里親になってもらえるか尋ねました。メリッサさんはすでに2匹の猫を飼っていたので、フロイドと猫たちが仲良くできるか心配でしたが、フロイドを引き取ることを決心しました。

障害を抱えたフロイドですが、今ではとってもおどけた表情でメリッサさんを毎日笑わせています。

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いつもメリッサさんと一緒に行動を共にして、水を水道から直接飲んだり、夜9時半になるとビスケットのおやつを欲しがります。毎晩左側に寝て、朝になると新聞を読む間ゴロゴロと喉を鳴らして休みます。

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猫としての行動を取ることさえ難しかった1匹の猫は、新しい飼い主と誰よりも幸せな生活を送ることができました。どんなに大変で困難なことが起こっても、それを変える力が猫たちにはあるのでしょう。

メリッサさんとフロイドのこれからは、更に笑いの絶えない生活になるに違いありません。

●災害対策についての記事はコチラ

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<参考サイト>
boredpanda.com



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