光と音のない世界で生きる保護猫。障害に負けず生きる姿に感動。

2018.03.20

光と音のない世界で生きる保護猫。障害に負けず生きる姿に感動。

アパートの前でうずくまり動かなくなっている子猫を見つけた1人の男性。彼はその子猫が気になり、彼女の世話をするようになります。その後、この保護猫が目も見えず音も聞こえないという事を知った彼。野良猫にとって致命的である2つの障害を持つこの子猫を、見捨てられるわけがありませんでした。そうして男性の元で生活をするようになったその保護猫は、愛情に包まれ元気に育っていきます。そして7ヶ月後…障害を抱えた猫と男性の現在の姿を見てみましょう。

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階段先にうずくまる小さな子猫との出会い

エジプト出身のジアッドさんが自分の住むアパートの階段下で見つけたもの、それは、生後数週間であろう子猫でした。

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ひとりぼっちのまだ目も開いていない子猫を助けてあげたいと思ったジアッドさんですが、家族5人と住む家に連れていくことはできません。

しかし、そのまま放っておくことができず、彼はアパートの外で毎日その子猫に餌を与え続けました。


成長しても両目があかない…

その保護猫はどんどん大きくなっていきましたが、両目はいっこうに開きません。
「もしかして目が感染症にでもかかっているのかも…」そう思ったジアッドさんは、子猫の瞼を広げて中を見てみました。

すると、中には何もない事を発見。つまり、その子猫は眼球を持たずに生まれてきていたのです。
子猫の目が見えないことを知ったジアッドさんは、毎日彼女がしっかりと餌を食べ終わるまで待つようになりました。

ある日、家族で数日間家を留守にしなければならなくなったジアッドさん。留守中その子猫のことが心配でたまりません。

その後、帰宅した彼が見たのは、汚れて痩せ細りグッタリとする子猫の姿でした。
「その姿を見て、僕の家族はもう何も言いませんでした。目に障害を持つ子猫が路上で生き延びれないという事実を目の当たりにしたんです。」


元気を取り戻した子猫

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その日からその保護猫は、ジアッドさん宅にて生活を始めました。
自分で食べる力も無かった彼女の為に付きっ切りで餌をあげ、数時間おきに猫用トイレケースへ移動させます。

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ボッチィと名付けられた保護猫は、付きっ切りの看病のおかげで徐々に回復していきました。
「ボッチィは思っていたよりも早くアパート内を動き回れるようになりました。最初は全く動けなかったのに…。いまでは隅から隅まで散策してはお気に入りの昼寝スポットでくつろぐようになったんです。」


隠された子猫のもう一つの障害が…

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そんな頃、ジアッドさんはこの子のもう一つの障害に気づきます。どんなに大きな音が鳴っても、耳元で指を鳴らしても、ボッチィはピクとも反応しないのです。

「僕のもう1匹の猫は掃除機の音を聞くと飛び上がるように逃げ出すんです。 でもボッチィは全く反応しない。彼女は耳も聞こえないんだと、その時初めて確信しました。」

目と耳に障害を持って生まれてきたボッチィ。その代わり他の感覚は鋭く、それらの感覚を使って自分がどこに居るのかを把握しているようです。

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障害があっても他の猫ちゃんと全く同じように走り回るのが大好きなボッチィ。甘えん坊で、そばに誰か居る事に気づくとスグに甘えてくるそうです。
真っ暗でシーンと静かな世界で暮らす彼女ですが、幸せな毎日を過ごしているという事は確か。

「ボッチィを保護したことは私の人生の中でも誇れる出来事です。今では彼女は普通の猫と変わらない生活をするまでに成長しました。ボッチィはボッチィのままでパーフェクトです。」

★☆ボッチィの動画はこちら☆★

<参考サイト>
lovemeow.com



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yukoyosshi

yukoyosshi

昔から動物が大好きで、野生動物や自然が多いオーストラリアに留学。現在もオーストラリアにて生活を送っています。家では犬や猫やその他の動物も飼っていて、中でも12年も生きた柴犬のミミとはバディな関係でした。

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