ニュージーランドの猫たち

2015.08.12

ニュージーランドの猫たち

少し古い統計ではありますが、〈2007年〉、ニュージーランドは一人当たりに対するペットの数が多い国のひとつです。 その中でも、1家庭に猫は52%、犬は約30%飼っているということですが、それは現在(2015年)でもきっと継続していることでしょう。 私もニュージーランドで暮らすこと27年ですが、その間、我が家では猫をはじめとして、犬、金魚、うさぎ、鶏、インコ、モルモット、おたまじゃくし、カエル、ネズミなどいろいろなペットたちと過ごした経験があります。 そんな経験から「ペットと暮らす」ということの素晴らしさをお伝えできればと思います。

我が家の長男 ジンジャー色のトラ

我が家でも一番人気の「猫」は、27年間で合計4匹飼っています(した)。
トラ(推定17歳で永眠)、クロ(推定19歳で永眠)、キキ(年齢不詳で永眠)そして今も元気な年齢不詳のミャオミャオです。(うちの子になって11年目)
「十人十色」といいますが、猫でも同じ「十匹十色」、同じ猫なのに・・・こんなにも違うのか?っとそれぞれいろいろな体験をさせてもらいました。

一番最初のペット、ジンジャー色の猫、トラはニュージーランドではそのペットを探す方法としては一番多いと思われる「SPCA」(注1)から選ばれて我が家にやってきました。
注1
Society for the Prevention of Cruelty to Animals(動物虐待防止協会)
NZSPCAはコチラ

日本にも Nippon SPCA があります。非営利団体でその趣旨は「動物を虐待から守る活動や、適正な飼育教育を通じて命を慈しむ社会教育を図るとともに動物達が無意味な苦痛にさらされることのない、人と動物との共生社会の構築を図ることを目的とする。」です。

トラはニュージーランドの北島ロトルアのSPCAにいました。
もう成猫にはなっていましたが、人懐っこく、たくさんいる猫たちの中からすぐに「この子だ!」っと決めました。
SPCAではすでに去勢してありましたので、オスでもあまり遠出もせず、喧嘩もしない子で私たちはよく彼のことを「自分のことを人間だと思っている猫」っと表現していましたが、本当にトラは家の中の、引き戸を上手に開けられる猫でした。(閉めることはできなかったけれど・・・・)
tora (2)
昔からよく、「犬は人につき、猫は家につく」と言われますが、トラは北島ロトルアから、南島クライストチャーチに引っ越した私たちと一緒に飛行機にも乗りましたし、その後、クライストチャーチ市内での引っ越しにも前の家に戻ることなく、〝新居“に馴染んでいました。
余談ですが、義妹の家の猫は引っ越した後、たびたび元の家に戻っていました。(車で5分ほどの距離=猫の足で1日~1週間ほどかかっていました。)
トラは私たち夫婦のはじめての子供だったので、よく一緒に遊び、語り掛けをしていたので「人間みたい」になったのかな?っと思っています。人見知りせず、来客の膝の上にはすぐ乗って、いつもみんなから可愛がられていました。
また、ニュージーランドの猫たちはそのほとんどがいわゆる「外猫」で、専用のキャットドアー(注2)から自由に出入りしていますが、トラはそのキャットドアーを使うことを知っていても、家人が家にいる時はそのドアーを利用することなく、玄関や勝手口であけてくれることを待つ猫でした。それはさも、「僕は人間だから猫のドアなんか使わないよ!」っと言っているように姿勢を正して待っていました。
トラにはその後、クロという猫の弟や人間の妹ができるわけですが、その兄弟たちにも、大いに「長兄ぶり」をみせた頼もしいお兄さんでした。

名称未設定-2

赤ちゃんには猫がよくないとかも言われ、私の知る日本人ご夫婦のところの猫ちゃんは「もうすぐ赤ちゃんができるんだよね~~~」っと猫に言い続けていたら、そこの飼い猫ちゃんは赤ちゃんが生まれる前に家出をしたということも聞きましたが、我が家のトラは妹の面倒もしっかりと見てくれ、ペットと暮らす楽しさ、動物を大事にすることを幼子にも教えてくれたと思っています。

また、昔から「猫は死に目をみせない」とも言われますが、トラは、また引っ越しがあるというのを察したのか、もうすぐ引っ越しするという日に日向ぼっこをした姿で息を引き取っていました。それもその日の朝には2階に上ったりといつもとかわらず元気な姿だったので、本当に「天寿を全う」したと言えると思います。

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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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