こんなことがあったらどうする?イギリスの道端で・・・猫と暮らす、大切なこと。(前篇)

2015.08.26

こんなことがあったらどうする?イギリスの道端で・・・猫と暮らす、大切なこと。(前篇)

前回は、日本とはちょっと違った、イギリスの猫事情を少し紹介しましたが、今回は少し話を詰めて行こうと思います。質問が多かった、万が一猫をひいてしまった場合や、怪我をしたり、悲しいですが、既に死んでしまっている猫を見つけた場合について紹介していきます。実はこれ、猫に限らず、色々な動物が当てはまります。国を挙げての取り組みですから、とっても大切なことなんです。 イギリスに来る機会のある方は特に頭の片隅に置いておいて欲しいと思います。

自分が加害者でも発見者でもまずは連絡を!

名称未設定-2
猫に限らず、いくつかの動物が怪我を負っていたり、ないしは死んでしまっている場合は、警察か、地元のカウンシル(市役所のような場所)に連絡をしたり、届け出なくてはなりません。見つけた場合や、自分が加害者になってしまった場合は、怪我の状態や生死に関わらず、とにかく早く連絡をします。これには、野生のキツネなども含まれます。
実際に国が警察・カウンシルへの連絡を求めている動物を紹介します。

国が指定している要通報動物とは?

  1. 犬や猫
  2. 馬や牛
  3. 豚など
  4. ヤギ
  5. ヒツジ
  6. ドンキーやMule(ロバとウマの雑種のような動物)

名称未設定-1
牧場が多いこの国では、馬や羊なども通報の対象となります。イングランド南西部のNewForestには、野生の馬やドンキー、牛も多くいますから、加害者になってしまった場合も、発見者の場合も、連絡が当たりまえとなっているんですね。
犬や猫は家族の一員となった時に飼い主の情報が入ったチップが入っています。その為、前回の記事でも書いた様に、なにかあった時には、飼い主に連絡が行くようになっているのです。これでどんなことがあった場合でも連絡をもらうことができ、すぐに迎えに行くことができます。また、「MISSING」の届け(迷い猫や犬)を出している場合は、見つかった猫や犬の情報とMISSINGの情報を一致させることができるので、すぐにこちらにも連絡がきます。これは日本ではあまりないシステムなので、日本に帰国するたびに、早く普及したらいいな、と個人的に思っています。

イギリスの政府のサイト、GOV.UKにもわかりやすい英語で書かれている、詳しい記述がありますから、気になった方は一度目を通してみて下さいね。
GOV.UKはコチラ

いかがでしたでしょうか。日本にはまだ義務がない、道端での動物の怪我や死亡の場合の連絡ですが、イギリスでは、この、国からのルールのおかげで、怪我をしていた猫やその他の動物が、道端で寂しく息を引き取ることが本当に少ないのです。また、万が一亡くなってしまった場合も、こういった連絡制度があることで、飼い主が引き取りに来ることが可能です。ペットや家畜は、大切な家族の一員ですから、最後までケアを大切にしているのです。もし、イギリスに来る機会があれば、道端で見かける猫や散歩をしている犬にそれとなく目を向けてみて下さいね。次回は、「猫と暮らす(後篇)もし猫がいなくなってしまったら?」について書いていきます。お楽しみに!

– 後編はこちら –
こんなことがあったらどうする?イギリスの道端で・・・猫と暮らす、大切なこと。(後篇)

 イギリスで猫を飼うなら?イギリスの猫事情 

 海を渡った日本猫の食事情 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Tsumi

Tsumi

イギリス在住で動物好きのTsumiと申します。元々動物が大好きでしたが、日本に住んでいた頃に飼った経験があったのは、犬とセキセイインコ2羽のみでした。猫はイギリスに来てから飼い始め、現在は、犬、猫、モルモット2匹とイギリス人夫と楽しく暮らしています。皆さんに楽しんで頂けるような、イギリスの猫ちゃん情報を発信していきます。

関連するキーワード


記事に関するお問い合わせはこちら