一人暮らしでおすすめの猫の種類5選!猫と暮らすメリットや飼う時の注意点は?

2021.04.22

一人暮らしでおすすめの猫の種類5選!猫と暮らすメリットや飼う時の注意点は?

猫好きであるなら、たとえ一人暮らしをしていても、一緒に暮らしたいと思ってしまうことは当然のことでしょう。しかし一匹で居る時間が長くなってしまうことが目に見えている分、飼うことに躊躇いが出てしまうことも仕方がありませんよね。一人暮らしでも飼いやすい、おすすめの種類は果たして存在するのでしょうか? 今回は、一人暮らしの人におすすめの猫種と飼う時の注意点についてご紹介します。

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一人暮らしでも猫を飼える?

鏡の前のベンガル猫

◆猫は一人暮らしの人におすすめの動物

猫が好きであり、実家で長い期間一緒に暮らしてきた人が一人暮らしをする場合、寂しさを癒すためにペットを飼いたいと思ってしまうことは、当然の感情とも言えるのではないでしょうか。

結論から言いますと、一人暮らしでも猫を飼うことは可能です。猫は基本的に静かで大人しい性格の子が多いので、ペットとして飼いやすい動物とも言えるでしょう。

ただし、必ず自分の一人暮らしの状況を踏まえた上で、猫の一生の面倒を見る覚悟があるかどうか、しっかりと考えるようにしましょう。

◆一人暮らしで猫を飼うメリット

一人暮らしで猫を飼った際には、どんなメリットがあるのでしょうか?

・一人暮らしではなくなる

一人の時間が寂しく感じる方にとっては、猫と一緒に暮らすことで寂しい時間を埋めることが出来ます。猫を迎え入れることによって自分だけのルームメイトが出来るので、家の中が明るくなることでしょう。

・散歩の必要がない

一人暮らしだと炊事や家事なども、全て自分で行わなければいけませんよね。ペットを飼いたくても時間に余裕が無い場合は、散歩が必須の犬などは飼うことを避けた方が良いでしょう。

その点、猫は散歩の必要もないので、散歩に時間を割く必要もありません。

・鳴き声が静か

猫の鳴き声は、一人暮らしのアパートやマンションでも気にならないほどとても静かです。近隣の迷惑になるような大声で鳴くこともないので、安心して迎え入れることが出来ると言えるでしょう。

・お留守番が出来る

猫は一日の大半の時間を眠って過ごしてくれるので、お留守番も得意です。

もちろん何日も飼い主さんが帰って来ないとなると問題ですが、飼い主さんが仕事の間は、大人しくお留守番が出来る子がほとんどではないでしょうか。

・狭い場所でも暮らすことが出来る

大体の方の一人暮らしの際の間取りは、そう広いものではないと思われます。しかし、猫は狭い場所であったとしても、自身のお気に入りの場所を見つけ、環境に順応していく動物です。

例え部屋が狭かったとしても、上下運動出来る場所などを確保してあげれば、比較的快適に暮らしてくれます。

・お金がさほどかからない

猫は身体も小さく食事量も少ないので、犬ほど食費がかかりません。病気をしてしまったり、長毛種の場合にはトリミングに費用がかかったりすることはありますが、一ヶ月の猫への出費は多頭飼いでない限り数千円程度で済みます。


一人暮らしでおすすめの猫の種類5選!

一人暮らしで猫を飼うことは可能ですが、種類や個体によって性格にバラつきがあります。これは人間にも同じことが言えますよね。

血液型と同じように、大まかな性格は分けることが出来るので、猫の血統の種類によっても、ある程度は性格を見分けることが出来るのです。

一人暮らしの方が飼いやすいと言われている、大人しい性格をしている種類は、以下の血統種が挙げられます。

◆ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘア
>>ブリティッシュショートヘアについての記事はコチラ<<

まるまるとした容姿がぬいぐるみのように可愛らしいブリティッシュショートヘアですが、可愛い見た目とは裏腹に自立心が強い性格の持ち主です。この種類はとても賢く、落ち着いている性格なので、留守番も心配が要りません。

鳴き声も静かなので、一人暮らしの方にとって負担の掛からない種類の猫と言えるでしょう。

◆エキゾチックショートヘア

エキゾチックショートヘア
>>エキゾチックショートヘアについての記事はコチラ<<

長毛種であるペルシャの血統が入ったエキゾチックショートヘアは、ペルシャ譲りの温厚な性格を持ち合わせています。

活発な面も持ち合わせているのですが、基本不器用なので、この愛嬌が魅力的な種類でもあります。

飼い主さんにとてもよくなつきますが、依存心はそこまで強くありません。一緒に居る時間は飼い主さんに甘え、一匹のときは静かにお留守番が出来る一人暮らし向きの性格とも言えるでしょう。

◆メインクーン

メインクーン
>>メインクーンについての記事はコチラ<<

数々の種類の中でも圧倒的な身体の大きさを持つメインクーンですが、身体の大きさに似合わずとても温厚で人懐っこい性格をしています。
また、知性が高いのでしつけも楽に行うことができ、来客への愛想の良さも好感が持てる種類です。

人は好きですが、ベタベタしすぎることもないので、一人暮らしの方にとって非常に飼いやすい血統種と言えるのではないでしょうか。

◆ラグドール

ラグドール
>>ラグドールについての記事はコチラ<<

「ぬいぐるみ」を意味するラグドールは、その名の通り抱っこをされるのが大好きな血統種です。

人間への関心が強い性格ですが、落ち着きがあり大きな声で鳴くこともないので、一人暮らしのおうちでもゆったりと過ごしてくれることでしょう。

猫本来の狩りへの執着も薄い血統種なので、賃貸でも安心して飼うことが出来る種類であると言えます。

◆ペルシャ

ペルシャ
>>ペルシャについての記事はコチラ<<

気品のあるペルシャは、見た目の通り優雅で大人しい性格の持ち主です。人に甘え過ぎることもなく、神経質な訳でもなく、我が強いという訳でもない…といった一人暮らしの方と丁度良い距離感を保つことの出来る種類であると言えるでしょう。

留守番も難なくこなしてくれるので、飼い主さんは安心して家を空けることが出来るはずです。

しかし、長毛種の中でも被毛が厚い種類となるので、定期的なブラッシングが必須となります。しっかりケア出来る一人暮らしの方におすすめです。


一人暮らしで猫を飼う時の注意点は?

一人暮らしで猫を飼うことは可能ではありますが、「好きだから単純に飼いたい」「寂しいから飼いたい」「なんとなく成り行きで飼うことに…」などの軽い気持ちで飼うのは控えていただきたいところです。

生き物はぬいぐるみではなく、感情を持ち合わせた命ある動物だからです。

一人暮らしの際に猫を飼うと決断したのなら、注意が必要な点がいくつかありますので、後悔が生まれないためにも事前の心構えや準備をしておきましょう。

◆猫が飼える一人暮らし用の物件であるかどうか

まず一人暮らしで猫を飼うにあたって、最初に考えなくてはいけないことは、ペットが可な物件かどうかです。

一人暮らしであれば、賃貸が基本となるとは思いますが、賃貸物件でもペットが可の物件と不可の物件があります。

犬ほど大きな声で鳴かないからといって、ペット不可の部屋で猫と暮らすことは、後々にトラブルが起きてしまう可能性が非常に高いです。

最悪の場合、強制退去や猫を手放さなくてはいけない状況に陥ってしまうこともあるので、必ずペット可の物件でのみ飼育するようにしましょう。

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◆猫が暮らせる一人暮らしの環境であるかどうか

一人暮らしで猫を飼う際に、猫にとって暮らしやすいかどうかの環境も重要となってきます。

性格にもよりますが、活発で遊ぶことが大好きな子には、狭すぎる部屋はあまり向いていません。狭い場合でも、キャットタワーやキャットウォークが設置出来る部屋であれば、猫へのストレスは軽減出来るかもしれませんが、おすすめとは言えないでしょう。

◆経済的に一人暮らしでも猫と暮らせる余裕があるかどうか

社会人として一人暮らしをされている方であれば、生活費は全て自分の稼いだお金で工面することがほとんどだと思います。

その生活費が毎月自分一人の暮らしでいっぱいいっぱいの場合、ペットを飼ってしまえば生活費がオーバーしてしまうことに。

猫を飼う際には、初期費用に数万円、毎月の食費などに数千円は必ずかかってしまうものです。また、病気や怪我をしてしまえば、動物病院に連れていってあげなくてはいけません。

一つの命を受け入れた時点で、責任が生まれます。「お金が無いから」という理由で、命を放棄することは出来ないのです。

自分の生活に余裕があるかどうか、しっかり考えてから飼うという選択をしましょう。

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◆一人暮らしでも毎日の面倒を見ることができるか

どんなに自分が仕事で疲れていたとしても、体調不良で具合が悪かったとしても、ペットの毎日のお世話は欠かすことが出来ません。

猫だって毎日お腹は空きますし、一匹の時間が長ければ長いほど、飼い主さんと居る時間は甘えたくもなります。

散歩が不要な猫ですが、綺麗好きな性格のため、トイレのお世話も頻繁に行わないといけません。そして長期の旅行などもペットが居ると、出来なくなってしまうことがほとんどです。

どれだけ自分の時間を犠牲にして、毎日の面倒を見てあげられるかが何よりも重要になってくるのです。

多趣味で家を留守にしがちな一人暮らしの方で、自分の時間を優先した生活がしたいと望まれているのでしたら、ペットを飼うことはおすすめとは言えません。


まとめ

一人暮らしをされている方にとって、猫は非常に暮らしやすいペットであると言えます。

しかしペット可の物件や、猫にストレスを与えない環境、自身の経済力があってこそ、一人暮らしでも猫と暮らすことが可能となるのです。
そして、生涯責任を持って可愛がって面倒を見てあげられることが、何よりも重要となってくることでしょう。

一人暮らしに向いている種類の猫も居ますので、自身の状況をしっかりと考えた上で、迎え入れてあげるようにしましょう。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。

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