ゆったりとかわいい猫ちゃん!ペルシャを飼う魅力を徹底解析します

2020.05.18

ゆったりとかわいい猫ちゃん!ペルシャを飼う魅力を徹底解析します

ゴージャスな毛に包まれたペルシャは、大人気の猫ちゃん。 たくさんの人に愛されているペルシャの魅力とは、いったい…? 見た目や性格などいろんな視点から、ペルシャのかわいいポイントを徹底的に解析していきます!

魅力1:豊富な被毛に包まれてエレガントな雰囲気


ペルシャ猫の魅力として、まず思い浮かぶのがふさふさした被毛ではないでしょうか。
「ゴージャス」「エレガント」「優雅」というようなワードがぴったりですよね。

1本1本の毛が長く、そしてダブルコートの生え方という特徴を持つペルシャの被毛。
全体的に厚みがあって、ボリュームが感じられます。
内側となるアンダーコートの毛質は、細めで柔らか、滑らかで上質な被毛が密集しています。
ツヤのある毛質は、触ると「ふさふさ」。
撫でてあげると、とても優しい気持ちになることでしょう。
「美しい」「長い」「ふさふさ」と、思わず触れてみたくなる毛の持ち主です。

ペルシャの綺麗な被毛をキープするには、いかに飼い主さんが手をかけてあげられるかがカギ。
そのため、「愛猫のために毎日ブラッシングしたい」「毛艶をよくするために時間を惜しまない」というような人に向いている猫ちゃんです。

いくつかのブラッシングアイテムを使い分けたり、毛玉ができていたらほぐしてあげたりと、ペルシャのブラッシングには時間と手間がかかります。

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でも、ペルシャと暮らしていると、そんな時間もとても愛おしく大切な時間となるかと思います。
ペルシャは甘えん坊なところがあるので、お手入れのときのスキンシップを重ねていくと、絆を深めることにも繋がります。
そして、美しさに磨きがかかるでしょう。

ペルシャが動かずにじーっとしている様子を見ていると、まるで高品質な写真を見ているかのよう。
黙っているだけで気品が漂うエレガントな見た目で、たくさんの人達から愛されている猫ちゃんです。


魅力2:ふんわりラインの体型に癒される

毛量が多いので少し太って見えることがあるかもしれませんが、ペルシャは平均的な猫と同じくらいの体重です。
平均的には3〜5キロ前後と実際にはそんなに重くないんですね。
ボリュームのある被毛を着ているので太っている「着太り」タイプと言えるかもしれません。

そのゴージャスな被毛で体のラインが丸みを帯び、全体的にふんわりしたラインでかわいい体型。
ちょっとポッチャリに見えるところも、ペルシャのかわいいポイントです。

ペルシャは肥満になりやすい猫種と言われています。
筋肉質なので高カロリーの食事をさせるのが基本ですが、毎日おとなしく過ごすタイプなので、消費カロリーが少なめです。
そして、ボリュームのある被毛に隠れて、太ったことに気づかないことも…。

ブラッシングの時に触れ合いながら「太っていないか」をチェックしたり、ときどき遊びに誘って運動量を増やしてあげるなど、健康管理に気をつけましょう。

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魅力3:豪華な毛から見える短い足がかわいい


ふさふさした被毛という上品さを持ちつつも、一方では愛らしい姿を見せてくれるペルシャ。
足が短いという体の特徴があり、成猫になっても「あどけなさ」「かわいらしさ」が残っています。
筋肉質でちょっと太めの短めの足が豪華な被毛から見えると、とてもかわいいですね。
ペルシャのチャーミングな部分です。


魅力4:大きな瞳と潰れぎみの鼻がかわいい

ペルシャは、丸くて大きな瞳がかわいいと人気があります。
サファイヤブルーやゴールド、グリーンといった綺麗系の色合いの瞳です。
ゴージャスな被毛と合っていて、美しさが際立ちますね。

個体差があるので一概に言えませんが、ちょっと潰れた感じの小さな鼻もペルシャの特徴。
それが、とてもかわいいですね。

実はペルシャの顔は、大きく2系統の顔のタイプに分けられています。

1つ目は、エクストリームフェイスやピークフェイスと呼ばれる顔のタイプ。


目に近い位置に潰れた感じの鼻、いわゆる「鼻ぺちゃ」といった顔つきです。
顔の中心に目や鼻がついているからか、見方によっては、ちょっと険しい表情にも見えることがあるかもしれませんね。

2つ目は、トラディショナルフェイスやドールフェイスと言われて、鼻の位置は目よりは少し下のラインにあり、それほど鼻ぺちゃに感じられないタイプ。


いろいろ改良が加えられているので、ペルシャ猫のスタンダートからは少し離れたお顔立ちと言えるかもしれません。

前者のタイプのペルシャは、スタンダートとして理想的な「大きく丸い瞳+潰れたお鼻」の鼻ぺちゃタイプ。
海外で飼われているペルシャに多いそうです。

また、後者のタイプは、一見してスタンダートのペルシャには見えないこともあるかもしれません。

どちらのペルシャも、それぞれの魅力があって、かわいいですね。


魅力5:昔から人気がある知名度抜群の猫ちゃん

どことなく「上品」「気品」という言葉が似合うペルシャ。
いろんな猫種のいいところをミックスさせたような「現代的な猫」というイメージを持つかもしれませんが、実はかなり歴史が深い猫です。

純血種のなかでも起源が深く、「ペルシャという猫種」のスタート地点がハッキリしないくらい歴史があると言われています。
古代文書にペルシャによく似た猫が載っているので、かなり古い猫と言えるでしょう。
そもそもの原産がイギリスで、周辺のヨーロッパ地域の上流階級の家庭で可愛がられていました。
18世紀ごろにはキャットショーに出場し上品な容姿に注目されたのがきっかけで、ほかの猫種の掛け合わせでも抜擢されるようになっています。

「ペルシャ」と言えば「ゴージャスな被毛」がイメージできるくらい、知名度がある猫ちゃんと言えるでしょう。


魅力6:あまり鳴かずにおしとやかな性格

上品な見た目から、自分の欲求を鳴くことでアピールするような、ちょっとワガママなイメージを持つ人もいるかもしれません。
でも、実際のペルシャは、あまり鳴くこともなく、基本的にはおしとやかです。
鳴き声も小さめで、鳴いたとしてもあまり気にならないでしょう。
アパートやマンションなどでも飼いやすい猫ちゃんと言われています。

ただ、性格には個体差があり「飼い主さんが構ってくれないから寂しい」とニャーニャー鳴くなど、ちょっとしたアピールサインとして鳴いたりする子もいるようです。
それでも、本来おとなしい性格なので、鳴いてワガママを言う頻度も少ないでしょう。
マイペースでおとなしいところも魅力的ですね。

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魅力7:基本的に落ち着いた「ゆったり派」の猫ちゃん

ペルシャは、「猫の王様」という異名があります。
どっしり構える頼りがいのある王様という感じで、基本的には落ち着いた毎日を過ごすでしょう。
「遊びたい〜」と部屋のなかをドタバタすることもなく、「構って欲しい〜」とニャーニャー激しく鳴く姿もあまり見られないかと思います。
飼い主さんを困らせたり、自分のワガママを通そうとハチャメチャな行動などもしません。

神経質にむやみに攻撃的になることもないですし、バタバタと動き回りイタズラに悩まされることも少ないでしょう。
ゆったり動いているのが、とてもかわいいですね。

飼い主さんの手をあまり焼かせないタイプで初めて猫を飼う人にも合っているとも言われています。

もちろん、まったく動かないわけではなく、それなりに自分のペースで部屋のなかをブラブラするでしょう。

もともとマイペース派のため、「出窓から外を眺める」「ベッドのなかでまったりとする」「ソファの上で寝転ぶ」「飼い主さんに近づこうとゆっくり距離を詰めてくる」などというように、自分のやりたいように静かに過ごすかと思います。

ペルシャのペースに合わせた、のんびりとした生活を楽しめそうですね。


魅力8:見た目のバリエーションが多くてかわいい


ペルシャは、ホワイトやクリーム、レッドといった明るめのカラー、チョコレートやブラック、ブルーといった引き締まったカラーなど、認められている色がたくさんあります。
なかには毛先だけに別の色が入っている「チンチラ」というタイプもいます。

チンチラは、「ペルシャ」という猫種のなかの毛色の特定の特徴を持つタイプを指します。
ペルシャは古い猫種ですが、毛色のパターンを増やそうと、近年ではいろいろな猫種と掛け合わせられています。
そのなかで、毛先だけにシェード(黒っぽい影のような色)が入り、ペルシャよりも明るめの印象になるのがチンチラです。

チンチラはさきほどお伝えした「あまり鼻が低くない」タイプの顔立ちが多いでしょう。
ちょっと気難しそうなペルシャと比べると、やや顔立ちが整っている印象です。
しかし、全体的にはペルシャの特徴とほぼ変わらないことから、基本的には同じ猫種として扱われています。

また、ペルシャの瞳の色は、サファイヤブルーやグリーン、ゴールドといった美しい色合いです。
「豪華な被毛」「被毛や瞳の色が美しい」など、綺麗な要素がいくつか重なりあって、優雅な見た目を作りだしています。

被毛の色や目の色、顔立ちはバリエーションがあるので、それによって印象が変わってくるものの、総じて言えるのは「ペルシャはかわいい」ということかもしれませんね。


魅力9:ひとり暮らしでも一緒に暮らせるペルシャ

ペルシャは、とてもマイペースな性格をしています。
運動量が少ないので、ジャンプや移動で賑やかに動き回ることも少ないでしょう。
気づけば、ゆったり寝転んでいるような、見た目の優雅で落ち着いたイメージを裏切らないライフスタイルと言えるかもしれませんね。

飼い主さんにも甘える様子を見せるものの、ちょっと遊んでもらったら満足して離れていったり、無理やり構おうとすると「止めて欲しい」と自分から距離を取ったりと、人間との距離感がちょうど良いタイプで手がかかりません。

そのため、ひとり暮らしで猫を飼う場合でも、比較的お世話がしやすいと言われています。
飼い主さんへの依存度も低いので、上手にお留守番ができるでしょう。
でも、飼い主さんのことは「大事な人」と理解しているのか、帰宅するとそれなりに喜んでくれます。

とてもマイペースですが、それが大きな魅力となっています。

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魅力10:長く一緒に暮らせるペルシャ猫

猫の寿命は平均で15歳程度と人間よりも短命なので、1日1日を大切に過ごさなければなりませんね。

個体差がありますが、ペルシャは一般的な猫と比べるとやや長寿で、15〜18歳くらいまで生きてくれると言われています。
少しでも長く一緒にいられるのは嬉しいですよね。

通常、年齢を重ねていくと「あまり動かなくなる」「食が細くなる」「筋肉量が落ちてくる」という老化が見られるものです。
ただ、ペルシャの場合は、もともと運動量が少なくのんびり屋さん。
それに、被毛に隠れて太っているか痩せているかがちょっと分かりにくいかもしれません。
過剰なスキンシップはストレスになるかもしれませんが、子猫のときから抱っこや撫でたりしてあげていると、体の変化にも気づきやすくなります。

「スキンシップの時間=愛猫の健康管理の時間」と考えて、愛情をかけながら長生きできるようにしてあげたいですね。


まとめ

エレガントな見た目、ゆったりした動作、丸い瞳にかわいい顔立ち…と、ペルシャのかわいいところはたくさんあります。
ペルシャは、アクティブに動くタイプではなく、基本的に落ち着いた性格。
優雅な容姿を裏切らず、内面も落ち着いた素敵な猫ちゃんです。
マイペースであまり手がかからないところも魅力で、初めて育てる人や、ひとり暮らしの人にもぴったりです。

また、ペルシャの大きな魅力と言えるのがふさふさした被毛。
スキンシップも兼ねて、お手入れをしてあげると、その美しさがいつまでも保てます。
ペルシャのかわいい部分は、飼い主さんのお手入れ力で、より引き立ちそうですね。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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