猫はなぜ箱が好きなの?その習性を紐解いて寝床を準備してみよう!

2021.05.01

猫はなぜ箱が好きなの?その習性を紐解いて寝床を準備してみよう!

荷物が届いて中身を取り出したあと、気付くと愛猫の姿が見当たらないことってよくありませんか? 恐る恐る箱の中を見てみると、目をまんまるくして興奮している愛猫の姿が…! 猫という動物は、箱があるとどんなサイズでも構わず、まずは入ってみようと思うのが決まりのようですが、なぜこんなにも箱に魅了されてしまうのか、不思議に感じている飼い主さんも多いことでしょう。 猫にとって箱とは、一体どんな存在なのでしょうか?

【目次】
1.箱に入ってくつろぐ猫ちゃん7選!
 1-1.すまし顔で箱に入る猫ちゃん
 1-2.箱は落ち着く場所に早変わり!
 1-3.どんなに小さい箱でも入ろうと思うのが猫という生き物です
 1-4.箱であればなんでもいいのかもしれません
 1-5.そこに箱があればアクションを起こさずにはいられない
 1-6.穴があったら入りたい
 1-7.たとえ壊れてしまっても愛はなくならない
2.猫はなぜ箱が好き?
 2-1.狭いところが落ち着くから
 2-2.暖かいから
 2-3.安心できる寝床を用意してあげよう
3.猫の寝床にはどんな環境が最適?
 3-1.静かで落ち着ける場所
 3-2.高くて家の中が見渡せる場所
 3-3.飼い主さんの姿が見える場所
 3-4.体がすっぽりと入る大きさ
 3-5.猫にとって心地のいい暖かさ
4.箱好きな猫ちゃんにおすすめのグッズ
 4-1.ハウスベッド
 4-2.ガリガリサークル
 4-3.necoco キャットハウス&スツール レギュラー
 4-4.にゃんこのデニムちぐら ボックス
5.まとめ

箱に入ってくつろぐ猫ちゃん7選!

まずは実際に、箱を溺愛する姿の猫ちゃんが見てみたいものですよね。

思い思いに箱を使用している、猫ちゃんたちの姿をご覧ください!

◆すまし顔で箱に入る猫ちゃん

飼い主さんの中には、猫に邪魔されたくないと思ったときに、箱を準備しておいてその中に入ってもらう方もいらっしゃるようです。

こちらの猫ちゃんはキッチンに入ってくるのを防ぐために、箱が用意されているようですが、中に入れられることを喜んでくれているようで可愛いですよね!

◆箱は落ち着く場所に早変わり!

猫ちゃんの中にはお気に入りの箱がある子も多いので、ダンボール箱であっても捨てられない飼い主さんは多いことでしょう。

そんなときはこのように穴を開け、お気に入りの毛布などを入れて、キャットハウスに改造する飼い主さんも多いのではないでしょうか。

◆どんなに小さい箱でも入ろうと思うのが猫という生き物です

猫は液体と言われるように、どんな小さい箱であってもチャレンジ精神を忘れませんよね。

自分の体が入るか入らないかではなく、とりあえず入ってみようと思う好奇心があるからこそ、飼い主さんも負けまいと小さな箱を用意したくなってしまうのかもしれません。

◆箱であればなんでもいいのかもしれません

猫がなぜ箱を好きなのかは分かりませんが、箱を見つけたら傍に居たいと思ってしまうのも、猫の性なのかもしれませんよね。

こちらの猫ちゃんも薄い箱をベッドのように使用しているので、もしかしたらその質感に心ときめいているのかも?

◆そこに箱があればアクションを起こさずにはいられない

箱が大きかろうが小さかろうが、そこに箱があれば何とかして関わりを持とうとするのも猫という動物です。

たとえ中に入れなかったとしても、上に乗るだけでも満足げなのは、本当に猫あるあるのような気もしますよね。

◆穴があったら入りたい

箱の形状が気に入っているというよりも、穴があればとりあえず顔を突っ込む猫ちゃんも多いですよね。

どんな箱でもおもちゃにしてしまう猫は、ひとり遊びの天才としか思えません。

◆たとえ壊れてしまっても愛はなくならない

お気に入りの箱であれば、たとえどんな姿形になってしまっても、好きだった気持ちは簡単に変わらないものです。

飼い主さんとしては処分するしかありませんが、ここまで溺愛した姿を見せられてしまうと、なかなか捨てづらくなってしまいますよね。


猫はなぜ箱が好き?

段ボール箱の中に潜む猫

たくさんの箱を溺愛する猫ちゃんを見てきましたが、なぜそこまで猫が箱に魅了されてしまうのか、考えてみたことのある飼い主さんも多いことでしょう。

確実なことは分かりませんが、以下の理由などから箱に執着する猫ちゃんが多いのではと考えられます。

◆狭いところが落ち着くから

猫は狭い場所が大好きな動物ですので、本能的に狭く四方が囲まれた箱は、落ち着く場所として認識しているのかもしれませんよね。

もともと猫の先祖は、砂漠で暮らしていたリビアヤマネコと言われていますので、穴ぐらや岩場などの狭い場所を根城としていました。

外敵に見つからないよう身を守るためにと、狭い場所を根城にしていたのであれば、そのときの名残が現代の猫たちにも残っていたとしても不思議ではないですよね。

そして箱の中は少し薄暗く、まさしく自分だけの空間となることも知っているはずですので、吸い込まれるように箱の中に入っていく猫ちゃんは多いのかもしれません。

◆暖かいから

四方が囲まれた箱の中は、外部の空気から体を守ってくれる上に、自分の体温によって暖かく感じることでしょう。

猫は寒い冬には身を丸くして、自分の熱を逃さないように眠りますので、このようなことからも箱は暖かい場所として認識されやすいのかもしれません。

とくにダンボール製の箱は断熱性があり、中に入ってみるとじんわりと暖かくなる上に、爪とぎの素材としても慣れ親しんでいるので、お気に入りになる気持ちも分かりますよね。

◆安心できる寝床を用意してあげよう

猫が箱を好む理由を考えてみると「自分の身を隠したい」「落ち着ける場所が好き」「安心して眠りたい」などの気持ちが垣間見えてきます。

そのような気持ちが根底にあるからこそ、猫は箱の形状を見ただけで安心できる寝床として認識するのかもしれませんよね。

飼い主さんとしてはそんな猫の気持ちを汲んで、普段から安心できる寝床をいくつか準備しておきたいと思ったことはありませんか?

どのような環境が猫にとって最適なのかを考え、猫の理想的な寝床をおうちの中に作ってあげましょう。

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猫の寝床にはどんな環境が最適?

爪とぎベッドの中の猫

個体によって猫の性格は様々ですが、動物として持ち合わせている本能は同じですので、理想とする環境は同じ傾向にあることが考えられます。

猫の寝床には、果たしてどんな環境が最適なのでしょうか?

◆静かで落ち着ける場所

聴力が優れている猫は小さな音にも反応しやすく、飼い主さんがおでかけから帰ってくれば玄関で出迎えてくれるのも、足音を聞き分けることができるからと言われています。

それぐらい可聴範囲の広い猫となりますので、音にはかなり敏感に反応しやすく、うるさい音を嫌う傾向にありますよね。

家の中ではより静かな場所を求めているはずですので、寝床を作ってあげる際には、人通りが少ない静かな場所を提供してあげましょう。

◆高くて家の中が見渡せる場所

猫は上下運動が得意で平衡感覚も優れていますので、高い場所でもバランスを崩すことなく眠ることが可能です。

この感覚も野生時代の名残となり、高い場所は外敵に見つかりにくい上に、広範囲を見渡せることから獲物を見つけやすく、リスクよりもメリットが多いことが挙げられますよね。

そして縄張り意識の強い猫にとって、優位性を表現できる場所にもなるので、家の中でも高い場所に寝床を準備しておくと、好んでその場所を利用する猫ちゃんが多いようです。

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◆飼い主さんの姿が見える場所

静かで外敵に襲われる必要のない場所を好む猫ではありますが、人間と共存して暮らすようになった現代の猫は、飼い主さんへの依存心が強く現れる猫ちゃんも多いですよね。

自分の目の届く範囲内に飼い主さんの気配や姿が見えないと、不安な気持ちになってしまう猫ちゃんも居ますので、性格を考慮した上で寝床を準備することも大切です。

◆体がすっぽりと入る大きさ

狭い場所を好む傾向の強い猫にとって、体がすっぽりと収まる大きさの場所は、ストレスを感じず安心できる場所として認識されやすいですよね。

体を丸くして熟睡できているのか、不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、このスタイルこそ猫の理想の形なのかもしれません。

猫はヒゲで距離を測りますので、見た目的に猫が入れないような狭い場所であっても、ヒゲが触れなければ構わず入っていく猫ちゃんは多くいます。

猫が自らの意思で入っているのであれば、飼い主さんはそっと見守るだけにし、もし出られなくなった場合は手助けをしてあげましょう。

◆猫にとって心地のいい暖かさ

猫は、夏は涼しく冬は暖かい場所を見つける天才ではありますが、とくに冬は暖かい場所を求めて寝床を探すことがよくあります。

そのため自分の体を包み、じんわりと自分の熱で暖かくなるような場所は、猫にとって絶妙な心地よさを感じるのかもしれません。

あまり水を飲まない猫にとって暑すぎる場所は、熱中症などの危険もありますので、心地よい暖かさを感じられるような寝床を用意すると、お気に入りになってくれるはずですよ。


箱好きな猫ちゃんにおすすめのグッズ

猫の好みを熟知したのであれば、猫ちゃんが好きそうな箱タイプの寝床を買ってあげたいと思う飼い主さんも多いことでしょう。

通販でも様々な猫用グッズが購入できますので、是非参考にしてみてくださいね!

◆ハウスベッド

ハウスベッド 横型

すっぽりと体が収まるハウス型のベッドは、猫ちゃんの好奇心をくすぐるアイテムと言えるでしょう。

ケージやサークルに固定しての利用もできますので、自分だけの場所として認識しやすいのも嬉しいですよね。

◆ガリガリサークル

ガリガリサークル インテリア ティーブラウン

猫の大好きな爪とぎがサークル状になったこちらのアイテムは、嫌いな猫ちゃんは居ない気がするほど、猫の本能をくすぐる要素が随所に詰まった商品と言えるでしょう。

インテリアにも馴染みやすいデザインなので、家の中に置いておくだけで、簡単に寝床を一箇所増やせるのでおすすめです。

◆necoco キャットハウス&スツール レギュラー

necoco キャットハウス&スツール レギュラー

実用性の高い猫用グッズが欲しいのであれば、こちらのような商品はいかがでしょうか?

箱型のハウスとして猫は利用でき、飼い主さんはスツールとして利用できるので、利便性が高く、普段使いにも最適です。

猫ちゃんにとっては大好きな飼い主さんの傍で眠れますので、嬉しい気持ちで使用してくれることでしょう。

◆にゃんこのデニムちぐら ボックス

にゃんこのデニムちぐら ボックス

草などを原材料としているちぐらは、冬は暖かくて夏は涼しい素材として有名です。

そのちぐらが箱型になっているのであれば、猫ちゃんが夢中になって使用してくれる姿が目に浮かびますよね。

サイズ感もコンパクトなので、静かなお部屋のデッドスペースに置いておくだけでも、猫ちゃんは喜んで使用してくれるのではないでしょうか。


まとめ

段ボール箱の中でくつろぐ子猫

ダンボールや木製の箱があれば、そこに入りたいと思ってしまうのは猫の性とも言えるでしょう。

飼い主さんの中にはサイズ別の箱を準備して、どこまで小さいサイズの箱に猫が入れるのか、実験したことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それぐらい猫と箱の関係性は奥深いものであり、それを客観的に見ている飼い主さんも、いつの間にか「猫に箱を与えなくては!」といった感情が、芽生えてしまったとしても不思議ではありませんよね。

そのため通販で届いた外箱なども捨てられずに、愛猫が飽きるまで部屋に放置している飼い主さんもたくさんいらっしゃることかと思います。

自宅に余っている折り紙や梱包紙などで、ラッピングして可愛くしてみるのも一つの手段ですので、飼い主さんも楽しみながら空き箱を活用してみるのもおすすめですよ。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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