注意!猫ちゃんがかかりやすい冬の病気

2015.11.24

注意!猫ちゃんがかかりやすい冬の病気

気温が下がり、空気が乾燥する冬。 猫ちゃんたちは毛並みがふわふわつやつやになり、最も美しくなる季節ですが、寒さに弱い猫ちゃんにとって、冬は病気に罹りやすくなる季節でもあります。 私たち飼い主はどんな病気に気をつければ良いのでしょうか?

猫風邪

猫風邪

ウィルスや細菌などの病原体によって風邪のような症状を引き起こす、いくつかの感染症を総じてこう呼びます。
猫風邪とひとくくりに呼ばれるのは、どの病原体に感染しても症状に幾つかの共通点があるからです。くしゃみ、鼻水、咳、発熱、目やに、食欲低下などが主な症状で、これらはまさに私たちの風邪の症状と同じですね。
感染した病原帯の種類によって、上記の症状に加えてそれぞれ異なる症状がみられます。

1. 猫風邪の原因

多頭飼い一気に広がる

猫風邪を引き起こすウィルスや細菌は以下のものが主になります。

  • ヘルペスウィルス
  • カリシウィルス
  • クラミジア(細菌)
  • 単独で感染することもあれば、病気になって抵抗力が落ち、複数の病原体に次々と感染していくこともあります。放っておくと重症化し、猫ちゃんは辛い思いをします。
    猫風邪は人間や犬に移りません。猫から猫に移っていくので、多頭飼いの家では一匹が病気にかかってしまうと次々に感染していく可能性があります。
    飼い主さんが外出先で病気の猫を触り、そのまま家の猫ちゃんを触ると飼い主さんの手から感染してしまうことがあります。洋服に病原体が付着していることもあります。飼い主さんは外出後必ず手洗いをし、こまめに住居の空気を入れ替え、掃除をすることが猫風邪の予防になります。ウィルスは乾いた空気を好むので、適度な湿度も必要です。
    またワクチンを摂取することで予防できる病気は、摂取後に感染しても症状は軽く済みます。まだ未摂取の猫ちゃんは冬が来る前にワクチン摂取を済ませておくと良いですね。

    2. 猫風邪の主な症状

    猫写真
  • 猫ウィルス性鼻気管炎
  • ヘルペスウィルスに感染して起こる病気です。風邪の症状に加え、角膜炎や結膜炎を越しやすく、大量の目やにが出て目が開かなくなります。
    特効薬はなく、抗ウィルス剤の投与と栄養補給で回復を図ります。ネコインターフェロンを投与して免疫力を高める場合もあります。

  • 猫カリシウィルス感染症
  • カリシウィルスに感染して起こる病気です。風邪症状に加え、口内炎や舌炎の症状が出ます。特効薬はなく、抗ウィルス剤の投与、栄養補給が行われ、ネコインターフェロンが使用される場合があります。

  • 猫クラミジア感染症
  • 猫クラミジアという細菌によって起こる病気です。目の炎症から始まり、粘度の高い目やにが出ます。風邪症状も見られます。有効な抗生物資があるので、体内から完全にクラミジア菌が消滅するまで投与を続けることが大切です。途中でやめると長期化、慢性化してしまい、症状が治まっても再発することがあります。

    いずれも猫ちゃんにとっては辛い症状ばかりです。しかしこれらの病気は私たち飼い主が注意することで防げるものでもあります。寒くなる前に冬を迎える準備をして、普段からウィルスや細菌が入り込めない環境を作ってあげたいですね。

    泌尿器系の病気

    おしっこが結晶化

    猫ちゃんは元々暖かい地方出身の動物なので乾きに強いため、あまり水を飲もうとしません。
    冬、気温が下がると寒さに弱い猫ちゃんはあまり動かなくなるので、ますます水を飲まなくなり、トイレの回数も減ってしまいます。このため猫ちゃんは長時間お腹の中に尿を溜め込むことになり、尿が濃くなって尿中のミネラル成分が結晶化したり、細菌が増殖して泌尿器系の病気に罹りやすくなります。
    猫ちゃんのトイレの回数は1日2〜3回ですが、5〜6回以上に増える、血尿が出る、尿が出ない、排尿時に痛がる、などの症状が見られたらすぐに病院へ行きましょう!早期に治療を開始すれば回復も早く症状も軽く済みます。
    病院では尿検査などを行い、抗生物質が投与されます。場合によっては尿道カテーテルを使用して尿を出す処置が行われることもあります。
    猫クラミジア感染症同様、最後まで治療を続けないと慢性化や再発する病気なので、注意しましょう。
    病気を経験した猫ちゃんの二頭に一頭は泌尿器系というほど、猫ちゃんにとても多い病気です。猫ちゃんには冬こそしっかり水を飲んでもらって、一杯おしっこをしてもらいましょう!

    変化に敏感

     寒い冬。猫ちゃんの食事、どうしてる? 

     猫の肥満 可愛いでは済まないニャン 

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    そらにゃん

    そらにゃん

    猫が大好きなおばさんです。猫、いいですね! 我が家には「そら♂」「すず♀」「りん♀」のニャンズがいます。 ずっと犬を飼っていて猫暦はまだ二年そこそこと短いのですが、長年の願いだった猫との暮らしに今もウハウハ状態です。ニャンズのおかげで仕事や家事や寄る年波の疲れも吹っ飛びます。 病気がちな「そら」のおかげで獣医さんと懇意になり、通院の度に先生から様々な猫情報を教えていただいてます。 いかにニャンズを満足させられるか、猫じゃらしの振り方を日々研究中。 得意技は猫に錠剤を飲ませること。←ただし「そら」限定!?

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