猫ちゃんとのお引っ越しで注意したいこと

2015.11.27

猫ちゃんとのお引っ越しで注意したいこと

猫ちゃんは縄張り意識がとても強く、最愛のペットオーナー様と住み慣れたテリトリーでのびのびと暮らすことに、無常の喜びと安らぎを感じます。テリトリーがすべて変わってしまう「お引っ越し」は、猫ちゃんがとてもストレスを感じるイベントなのです。体調を崩したり、元のテリトリーである引っ越し前のおうちに戻ろうと脱走したりしてしまうこともあるので、猫ちゃん連れの引っ越しは特に注意が必要です。 ここでは、猫ちゃん連れの引っ越しで心がけたいことをまとめました。

新居がペット可の物件かは必ずチェックしてください

言うまでもありませんが、新居が猫の飼育が可能な物件か、管理規約を必ずチェックしてください。特約も含めて、よく読んでから契約するようにしましょう。

新居の近くに動物病院があるかも要チェックです

近所に動物病院があるかは要チェックです。下見のときに近くを散歩して動物病院を見つけたら、ネットで検索してホームページを見つけておくといいでしょう。ペットホテル併設の動物病院だと、引っ越しや長期の旅行時も安心です。
新居のどこを猫ちゃんのお部屋にするか、引っ越し前に必ずシミュレーションしておきましょう。

引っ越しの準備では「猫のものは最後」が基本

引っ越しはすべて業者さんにお任せ、荷造りだけ自分で、荷造り・搬送・荷ほどきもすべて自分で、など様々なパターンがあります。引っ越し前に、ちょっとずつ計画的に荷造りを始められるペットオーナー様も多いでしょう。その際には、猫ちゃんのベッドやごはん、トイレ、ウォーターボウルやフードボウル、おもちゃなどのグッズは最後に荷造りするようにしてください。猫ちゃんはとても賢いので、ペットオーナー様の荷造りをまのあたりにすると「何か環境が変わる一大事が起こる」と察知します。猫ちゃんが使い慣れたベッドなどはそのままにして場所も変えないことで、ストレスをなるべく軽減してあげてください。
また、猫ちゃんは段ボールが大好きなので、荷造り中に段ボールに入り込んでしまうこともあります。いつもはきちんと戸締まりしているのに、引っ越しの準備で頭がいっぱいになってしまい、ベランダの戸を開けっ放しにして猫ちゃんが逃げてしまう事故もよく起こります。猫ちゃんの居場所にいつも気を配るようにしましょう。
引っ越しの業者さんには、猫ちゃんと一緒に引っ越すことを必ず伝えてください。業者さんによっては、猫ちゃんの扱いに慣れた人を手配してくださいます。

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引っ越しの業者さんが来る日は必ずクレートに入れる。できれば引っ越し先のペットホテルに預ける

 引っ越しの業者さんが家に入ってきて荷造りや搬出をするのは、猫ちゃんにとっては「知らない人間がいきなりテリトリーに入ってきて家を荒らしている」ことになります。また、引っ越し中はドアを開けっ放しにすることが多いので、気をつけないと猫ちゃんが脱走してしまいます。
引っ越し作業中は、猫ちゃんを必ずクレートに入れてください。いつでも水を飲めるように、給水器をクレートに付けておきましょう。クレートの入り口は壁に向けるか、上から薄いタオルケットをかけるなどして、家の中で何が行われているかが猫ちゃんの目に入らないようにしてください。
クレートをいやがる猫ちゃんの場合は、引っ越しの業者さんが出入りしない浴室などにトイレやベッド、ごはんやお水と一緒に入れておくといいでしょう。逃亡事故を避けるため、浴室の入り口に「猫がいますので絶対に扉を開けないでください」などと書いた紙を必ず貼っておきましょう。
 それでも、猫ちゃんは「引っ越し」という作業にものすごくストレスを感じます。できれば引っ越し当日は、引っ越し先近くのペットホテルか、ペットホテル併設の動物病院、または猫の飼育に慣れた信頼できる友人などに預けることをおすすめします。
 猫ちゃんのベッドやごはん、トイレ、ウォーターボウルやフードボウル、おもちゃなどのグッズは、「猫用荷物:引っ越し後すぐに使います! 一番取り出しやすいところに置いてください」と書いたひとつの段ボールに入れてください。「引っ越すついでに猫ちゃんの古いベッドやトイレは捨てて、新居近くで新しい物を買おう」と考えるペットオーナー様もいらっしゃるかもしれませんが、猫ちゃんが新居に慣れるまでは、ベッドやトイレは新調しないことをおすすめします。また、引っ越し前日(または当日)にしたオシッコが付いた砂は捨てず、そのままにしたほうが新居に早く慣れます。

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石原美紀子

石原美紀子

青山学院大学卒業後、出版社勤務を経て独立。犬の訓練をドッグトレーニングサロンで学びながら、愛玩動物飼養管理士1級、ペット栄養管理士の資格を取得。著書に「ドッグ・セレクションベスト200」、「室内犬の気持ちがわかる本」(ともに日本文芸社)、「犬からの素敵な贈りもの」(出版社:インフォレスト) など。愛犬はトイ・プードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。

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