見た目の特徴：ブリティッシュショートヘアはこんなネコちゃん
まず青みがかった灰色の被毛。と言っても、ペットショップなどではそれ以外の色の子も見られるでしょう。理由として、第二次大戦のときに食糧難などが原因で絶滅しかかったのですが、種として最も近いとされるペルシャ猫との交配で絶滅を免れ、この異種交配で色々な毛色や体形のブリティッシュショートヘアが誕生しました。
いわゆる純血種のブリティッシュショートヘアは毛色が青系で『ブリティッシュブルー』と呼ばれています。青系の猫でパッと思い浮かぶのはこれとロシアンブルーぐらいではないでしょうか？
個体によって模様があるものないものなど、とにかくバリエーション豊富なのがこの猫種の特徴と言えるでしょう。もちろんチェシャ猫のように太い尻尾にシマシマの模様がある子もいます。
イギリス産の猫では最も歴史があると言われていますから、その長い時間の中で色んな猫種との交配もあったのでしょう。
顔はヒゲ袋が目立つまんまる顔、短い四肢は中々の筋肉質ですが、体はややずんぐり。でもそこはやはり猫、見た目に反して動きは驚くほど俊敏です。
穏やかで独立心旺盛。とても我慢強いネコちゃんです
どっしりした体形が象徴しているかのように、とても我慢強く独立心旺盛なのがブリティッシュショートヘアの基本的な性格と言えるでしょう。
しかもまるでぬいぐるみのように穏やかであまり動きません。ぬいぐるみと形容される猫には他にもラグドールがいますが、ペルシャとバーマンの間の子にバーミーズを交配させた人工種であるラグドールと違い、元が自然発生種だからか、どこか余裕すら感じさせる穏やかさです。
スキンシップは大好きですが、抱っこされるのは苦手な子が結構多いです。ナデナデぐらいにとどめておくとよいでしょう。
でもやっぱりネッコはネコちゃん。甘えん坊です
そんなブリティッシュショートヘアですが、ご主人様の後をてくてく付いてきたり、体をスリスリしてきたりして甘えてくる子もいます。表情や態度にあまり出すことがなく、一人遊びも器用にできるので分かりにくいかもしれませんが、本音は構って欲しいのです。そこはやはりネコちゃんって感じですね。クールな見た目とのギャップが愛好家を惹きつけて離さないようです。他の猫と同じで運動が大好きなので、思いっきり駆け回らせてあげるとよいでしょう。
とても賢くしつけもしやすい。褒められるのも大好き
ブリティッシュショートヘアは非常に賢く学習能力が高いです。いたずらしたらちゃんと叱れば次からはやらなくなります。
また、トイレのしつけもすぐに覚えるくらいです。
猫は一般的に褒められることに達成感を感じる動物ではありません。例えば褒めて撫でてあげても、ただ撫でられるのが心地よいだけで、自分が良い行動をしたから褒められた。とは思わないのです。
でもブリティッシュショートヘアは褒められることに喜びを感じるのです。約2千年ネズミ狩り用に人に飼われていたこともあり、そういったDNAが刷り込まれているのかも知れませんね。
子猫はこんな子を選びましょう
重量感があり、骨格や筋肉がしっかりしている子を選びましょう。
ブリティッシュショートヘアは成長が遅く、3年くらいは子猫のままです。
見た目はよりどりみどり。名前の通り、基本は短毛ですが、長毛種もいます。
聡明で我慢強いネコちゃんですが、そのためにストレスを溜め込んでしまうことも多いので、ネコちゃんが思いっきり甘えられる環境を作ってあげるのは大事です。
愛情たっぷりに接してあげて、よい信頼関係を築きましょう。
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