ストレスのせい?猫の異常行動

2015.12.29

ストレスのせい?猫の異常行動

猫は我儘で自分勝手、クールな生き物というイメージがありますが、実際は寂しがり屋で優しく、繊細です。 猫は毎日を規則正しく送ることを好みます。そのため環境の変化に敏感でストレスを受けやすく、体調や行動にも影響が出てきます。

猫のストレスの原因

猫には3大欲求があると言われています。

  1. 生理的欲求
  2. 食べる、飲む、眠る、呼吸する、排泄、体温の維持など、猫が生きていく上で不可欠な欲求です。

  3. 安全欲求
  4. 猫が病気や怪我をしたくない、治りたいと思うことです。

  5. 行動欲求

猫が生きて行くなかで必ずしも必要ではないが、極めて重要な欲求です。身づくろいする、探索、狩りをする、追いかける、触れ合う、隠れる、他の動物との距離を保つ、交尾する、など普段の猫の生活そのものです。

これらの欲求が充分に満たされていない時、猫はストレスを感じます。猫のストレスが高じると心因性の病気になったり、異常な行動をとるようになってしまいます。

原因


猫のストレスチェック

飼っている猫がストレスを感じているか、以下のことを見直してみましょう。

  1. 食事、水は足りているか
  2. 清潔な器で新鮮な食事と水を用意します。できるだけ決まった時間に与えるようにします。フードの種類を変える場合はいきなり全量を変えず、少しずつ移行しましょう。

  3. トイレは清潔か
  4. トイレが汚れていると猫は排泄を我慢してしまいます。変化を嫌う猫は、砂の種類を変えただけでトイレに入らなくなることも。ストレスが溜まると他の場所で粗相する問題行動が発生します。

  5. 猫が隠れる場所があるか
  6. 猫が恐怖を感じた時に身を隠すスペースがあると猫は安心します。狭くて暗い場所を好みます。

  7. 猫のいる環境が大きく変化していないか
  8. 猫は縄張り意識が強く、変化を嫌います。部屋の模様替えや家具が新しくなる事も猫にとっては事件です。引越し等の新しい環境はかなり強いストレスになります。可能であれば一部屋は前の家と同じ家具の配置にするなどして猫に馴染んでもらいましょう。

  9. 猫の暮らすスペースは充分にあるか
  10. 猫は他の動物と適度な距離を保つことを好みます。縦の空間も利用して猫が他の猫や人間と適度に離れていられる環境を作ります。仲の良くない猫を一緒の空間で飼育する事は避けましょう。

  11. 高い場所があるか
  12. 猫は誰にも邪魔されず、自分が広く見渡せる環境を好みます。本棚などの家具の一部を利用して段差を作るなどして、猫のスペースを確保します。家の外を眺められるような場所も作ってあげましょう。

  13. 日光浴ができているか
  14. 猫は暖かい日向を好みます。日光浴をすることで猫の全身の血行が良くなり、栄養素が体内に行届きます。また毛皮の湿気がとれ、毛並みが良くなります。

  15. 飼い主さんや他の猫とスキンシップが取れているか
  16. 特に子猫の内に他の猫や飼い主さんと触れ合う事は、猫の性格を形成する上で重要です。追いかけっこをしたり、狩りの真似事をしたりする事で猫の狩猟欲求が満たされ、飼い主さんと触れ合いは信頼関係を築けます。

  17. 大きな音はしないか
  18. 猫は大きな音を嫌います。工事の音や家電のたてる低音、人の大声や手を叩く刺激音など、できるだけ猫から遠ざけましょう。ドアチャイムや電話、テレビの音もボリュームを下げましょう。

  19. 猫が嫌う行動を取っていないか

触りすぎたり抱きしめたり、飼い主の愛情表現が猫にとってはストレスの元になってしまいます。香りの強い香水や洗剤なども猫は嫌います。

原因2


猫の異常行動

猫はストレスを感じると、それを解消しようと葛藤行動を取ります。
怒られた猫が急に毛づくろいをしたり、狩猟欲求が満たされていない猫が飼い主の足に噛み付いたり、何もない空間で猫がジャンプしたりすることを葛藤行動といいます。
原因となるストレスが除かれず、葛藤行動が長期化すると猫は異常行動をとりだします。

  • 頭と首を水平に動かし続ける
  • 同じ場所の匂いをずっと嗅いでいる
  • 体の同じところを禿げるまでグルーミングし続ける
  • 威嚇する、隠れて出てこない
  • あらゆる刺激に対し無反応、無関心になる
  • 餌を食べなくなる
  • 子猫を食べてしまう、育児放棄する
  • これらは一例ですが、これらの尋常ではない行動が猫に見られるなら、ストレスの原因を探し除去することはもちろんですが、すぐに獣医さんに相談した方が良いと思います。ストレスが原因の病気にかかっている可能性もあります。

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    まとめ

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    我が家には「うみ」と「そら」の兄弟が暮らしていましたが、「うみ」はストレスが大きな要因であるFIPを発症し、虹の橋を渡ってしまいました。「そら」は「すず」「りん」姉妹が家に来た後、特発性癲癇を発症しました。原因不明の癲癇もストレスが原因なのではないか?
    私たちが思うよりずっと強く、猫のストレスは猫の心身に影響を与えています。
    反省の意を込めて、ここまで書かせていただきました。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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    そらにゃん

    そらにゃん

    猫が大好きなおばさんです。猫、いいですね! 我が家には「そら♂」「すず♀」「りん♀」のニャンズがいます。 ずっと犬を飼っていて猫暦はまだ二年そこそこと短いのですが、長年の願いだった猫との暮らしに今もウハウハ状態です。ニャンズのおかげで仕事や家事や寄る年波の疲れも吹っ飛びます。 病気がちな「そら」のおかげで獣医さんと懇意になり、通院の度に先生から様々な猫情報を教えていただいてます。 いかにニャンズを満足させられるか、猫じゃらしの振り方を日々研究中。 得意技は猫に錠剤を飲ませること。←ただし「そら」限定!?

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