冬がやってきた。猫にしてあげたいケアとは?

2016.01.04

冬がやってきた。猫にしてあげたいケアとは?

「猫の先祖は砂漠の出身」とか、「猫はこたつで丸くなる~♪」とか、一般的に猫といえば寒がりなイメージがありますが、本当に猫は冬の寒さに弱いのでしょうか。 猫によって寒さの耐性に個体差はあるようですが、泌尿器系疾患やカゼのような特に冬にかかりやすい病気、暖房器具による低温やけどなど、猫の冬ライフには危険もいっぱい。 人間だって辛い冬。猫にできる自衛策には限りがあります。 愛する猫さんたちが元気に冬を過ごせるためには何に気をつけたらいいでしょうか。  猫さんたちにしてあげたいケアについて考えてみましょう。

猫は寒がりなの?

猫のルーツはリビア(北アフリカ)の砂漠。そのため、猫は一般的に「乾燥には強いが寒さには弱い」とされていますが、寒さへの耐性には個体差があります。
長毛種よりも短毛種の猫の方が寒さには敏感。運動量の多い若い猫や筋肉質の猫は、代謝が活発なため少しくらい寒くても平気ですが、高齢の猫や痩せている猫は寒さに弱い傾向があります。一方、冬の北海道では雪道でも猫が平気で香箱座りをしていたり…。
猫の年齢、体形、種類、生活環境などによって違いが現れるんですね。
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寒いとき、猫はどうする?

秋が深まるにつれて、猫の身体には下毛が増え、高密度のフカフカな毛になることで冬への対応力が高まります。体を丸めて外気に触れる表面積を減らしたり、体毛を逆立てて断熱材となる空気の層を作ったりして体温の低下を防ぐ、といった「自衛策」も猫は知っています。

でも、家猫の特権はいろいろな「あったかいもの」。
暖房器具や毛布などで暖をとるのはまさに至福の時。最近では、ストーブの前から離れられない猫さんたちが「ストー部」員と呼ばれたり、一度中に入ったらもう出られないようなクッション(○○ホイホイ)が品切れ状態になったり。あったまり方はいろいろあるようです。

とはいえ、常に楽園にいられるわけではありません。
猫の冬ライフには危険もたくさん待ち構えているのです。


サバネロさん(@sabakuro1)が投稿した写真


冬に気をつけたい猫の病気・症状

ここでは、猫が冬にかかりやすい病気や症状について簡単にまとめます。
詳しくは詳細な記事をご覧くださいね。

【泌尿器系の疾患】

原因:寒くなると、水を飲む量が減ったりトイレを我慢したりすることによって、高濃度のオシッコを長時間、膀胱に溜めてしまいがちになる
症状:膀胱炎にかかりやすくなる
尿中のミネラル成分が結晶化して、尿道の炎症、出血を招く。オス猫の場合は結晶が砂状になって尿道を詰まらせ、病状を深刻化させることもある

【かぜ】

原因:寒さと空気の乾燥により喉や鼻の粘膜の働きが弱まり、ウイルスや細菌に感染しやすくなる
症状:くしゃみ、鼻水、咳、発熱。多頭飼いの場合は感染しやすく、特に子猫や老猫は抵抗力が弱いのでケアが必要

【肥満】

原因:寒くなると基本的な代謝量が増え、暖かい季節より空腹を感じやすい
暖房の効いた室内にずっといることで、運動量が低下し消費エネルギーが減少する
症状:体重増で体のあちこちに負荷がかかること、免疫力が低下することなどにより、さまざまな病気(心臓病、糖尿病、口腔内疾患、下部尿路疾患、皮膚病、関節疾患など)にかかりやすくなる

【やけど】

原因:ストーブやヒーターなどに近づきすぎたり、熱い面に飛び乗ったりする
ホットカーペットや電気毛布で寝返りをせずに同じ姿勢でいる
症状:毛が焦げる、足裏のやけど、温めていた部分の低温やけど

その他にも

  • 暖房器具のコードをかじることによる火傷や感電
  • ・こたつに長時間入っていることによる熱中症
  • 冬に人気のポインセチアやシクラメンを食べてしまうことによる嘔吐や下痢
  • などの危険があります。


    愛する猫のためにしてあげたいケア

    元気に冬を乗り切るために、猫にしてあげたいケアをまとめます。

    【温度&湿度の管理】

  • 1日の中で温度差が10℃以上にならないよう気をつけましょう。
  • 夜間に暖房を消す場合には、ホットカーペットや毛布などでしっかり保温。

  • 加湿器などで適度な湿度を保ちましょう。乾燥したお部屋で猫さんに触ったら静電気が「バチッ!」。これでは猫さんがかわいそう。ほどよい湿度はカゼ予防にもなり、お部屋も暖かく感じます。
  • 【トイレ】

  • 寒い場所にあることが多い猫のトイレ。暖かい場所に移してあげたり、段ボールなどで囲いを作ってあげたりして、温度差を小さくしてあげると猫もトイレに行きやすくなります。
  • トイレに行く回数やオシッコの量は必ずチェック。1日オシッコが出ていないようならば、泌尿器系の病気が心配です。すぐに病院に連れて行きましょう。
  • 【水&食事】

  • 病気を防ぐためにも、水はしっかり飲んでオシッコを薄めてもらわないといけません。
    冷たい水ではなく室温の水をこまめに取り換えてあげましょう。また、数ヶ所に置く、お気に入りの場所に置くなどの工夫も効果的です。ドライフードだけでなく、ウェットフードをあげることも水分補給策のひとつです。
  • 太りやすい冬には体重管理も大切。必要に応じて食事の量を調節したり、体重をコントロールできるフードに切り替えることも考えましょう。
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    【ブラッシング】

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  • 暖かい部屋の中は冬でもノミが繁殖しやすい環境。また、空気の乾燥はフケの原因にもなります。血行を良くして、いつもキレイに。
  • 猫のグルーミングだけでは、抜け毛が胃の中で塊になり胃腸炎を引き起こすことも。毛の量が増える季節には、特にしっかりブラッシングを!
  • …ちなみに我が家の長女猫。
    今日もヒーターの前から離れず、たまにヒーターで爪とぎをするのでした(やめて~っ!)


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    North Cat

    North Cat

    「お子さんは?」と聞かれたら「いますよ!4本足ですけど」と答えます。  子ども代わりに育てた猫は4匹(ぜんぶ野良)。通院、闘病、引っ越し、悲しい別れなどを経て、現在は2匹の猫と夫とお義母さんと暮らしています。  猫たちとのより幸せな暮らしをめざし、勉強したことをお伝えしてまいります!

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