老猫の飼い主としてのサポート

2016.01.05

老猫の飼い主としてのサポート

猫の寿命は大体10年から15年といわれています。最近では15年以上を超える猫も多いです。室内で飼っていると事故や病気になる確率が減ります。年々、猫を飼う環境も向上しており、病院の治療も人間と同様で医療が進んできています。猫も長生きをする時代になりました。「老いた猫」=「老猫」が増えてきています。 飼い主としてサポートできるところはサポートし、老猫と楽しく過ごせるようにしましょう。

老猫の病気と治療

歳をとると人間と同じでいろいろと病気にかかることが多くなります。
老猫が1番かかりやすい病気が『腎臓病』です。猫は尿の濃縮能力が高く、歳をとると腎臓に負担がかかります。
腎不全は徐々に進行していく為、判断がわかりにくいです。猫の体調などを見ていると食欲不振が続いたり、多飲多尿になるといった症状が見られます。腎不全になるとオシッコの量が増え、今までよりたくさんの水を飲むようになります。
腎不全になった猫の治療は、根本的な治療はなく、これ以上の腎臓機能の低下を遅らせたり、今の腎臓機能の状態を長く維持することです。人間では人工透析がありますが、猫の人工透析を行ってくれる施設はわずかしかありません。
家で飼い主ができることは、いつも食べているフードを食療法食に変えることです。適量のタンパク質とリンとミネラルを制限したフードです。フードを変えるだけで腎不全の進行を遅らせることができるといわれています。
治療とは長くかかることが多いです。治療代も思っていた以上にかかる時もあります。獣医師さんと相談して猫とともにベストな生活を過ごしてください。


老猫の歯

老猫も人間と同じように歳をとれば歯が弱くなります。猫によって様々ですが、歯茎が弱って歯が抜けたりすると痛がる猫もいます。人間ならば、入れ歯などがありますが猫はそういう訳にはいきません。食欲がなくなると体力や免疫力も低下してしまいます。
自然に抜けるには時間がかかり、よだれや歯茎からの出血もあります。
うちの猫の話になりますが、麻酔を使うのは危ないということもあり自然に抜けるのを待っていました。その間はよだれがひどく出血もありました。よだれで体が汚れてしまうのでうちの猫のサイズに合わせて『よだれかけ』を作りました。それからは首輪代わりに『よだれかけ』をしていました。
病院で抜歯という手段もありますが、老猫が麻酔などの薬に体が耐えられるかなど獣医師と相談し今後の治療方法を決めてください。

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老猫のフード

老猫は若い頃とは違い、歯も弱く、運動量も少なくなり消化能力も衰えます。食べやすいフードをおすすめします。シニアフードには、免疫力の健康維持・低カロリー・骨格強化・高血圧や結石になりにくいなどいろいろな種類があります。
運動量が少なくなっている猫は今までよりもフードを与える量を少なめにしてください。肥満の元になります。どのフードが猫に合っているのか、体調のことも考えながら選んだほうがいいです。血液検査などで腎臓や肝臓の数値がわかるので獣医師と相談して決めてもいいでしょう。


老猫のブラッシング

老猫はあまり毛づくろいをしなくなります。毛の艶も歳とともになくなってきます。飼い主がこまめ、丁寧にブラッシングしてあげてください。
汚れや臭いが気になる時は、シャンプーをしたほうがいいのです。シャンプーが好きな猫はいいのですが、シャンプーが嫌いな猫は大人しくしてくれません。老猫は体力が弱っている為、シャンプーをするだけでも体力を奪われて疲れてしまいます。そういう場合は気になる部分だけシャンプーをすることをおすすめします。シャンプーをした後は体が冷えないように素早く乾かしてあげてください。

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老猫のトイレ

老猫は足腰が弱っています。猫が動ける範囲内にトイレの場所を確保してください。
用を足す時に踏ん張るのですが、足腰が弱っている猫はうまく踏ん張れません。トイレができない状態になると体にも影響が出るので、飼い主が猫の体を支えるなどのサポートしてあげてください。
トイレまで自力で行けない猫の場合は、飼い主がトイレまで連れて行ってあげてください。今は猫用のオムツが販売されています。飼い主が留守や仕事などの家をあける時などは、猫が嫌がらなければオムツを使うのも1つの方法でしょう。


飼っている猫とずっと一緒に過ごせたらと思うのですが、人間と猫の時の流れには差があります。子猫だった猫が、一緒に過ごしているうちに飼い主より歳上になります。
私が飼っていた猫の話になりますが、17年間も長い間一緒に過ごしてきました。若い時はやんちゃな頃もあり、何回怒ったことか…そんなうちの猫もいつの間にか歳上になり、病気や足腰が弱くなり老いていきました。病院に行けば元気になるという訳にはいかなく、家族で話し合いをした結果、できるだけ家族でサポートをすることにしました。
足腰が弱っているので歩くにも誰かが体を支えないと転けてしまう状態でした。それでもうちの猫は自力でトイレに行ったりと頑張っていました。夜は淋しいのか、よく鳴くようになりました。その度「大丈夫だよ」と声をかけたりしてきました。うちの猫はよく頑張ってくれました。天国に行ってしまい寂しい気持ちもあるけど、後悔はありません。家族みんなで猫をサポートしてきたからだと思います。もちろん、寂しいですけど楽しい思い出がたくさんあります。今でもよく思い出します。
猫を飼おうと思っている方、猫を飼っている方、猫も家族の一員です。後悔のないように最後まで猫をサポートしてあげてください。天国に行った時、楽しい思い出がたくさん思い出せるような猫との生活を楽しんで過ごしてくださいね。

4.8-3

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munoco

猫を飼いはじめて20年。完全な猫派です。 今まで4匹の猫と過ごしてきました。現在は2匹の猫と楽しく過ごす毎日です。 ツンデレされて20年。猫の行動1つ1つが大好きで、ずっとツンデレにやられてしまっている人間です。

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