わが家の猫たちの闘病記

2016.01.08

わが家の猫たちの闘病記

何が起こるかわからない猫との暮らし。 猫は自分から「具合が悪い」とは言ってくれません。ただ「言葉が通じないから」というだけではなく、「猫には自分が弱っていることを隠したがる習性がある」という説もあります。自然界で生き残っていくために我慢強くなってしまったらしいです。 ですが、愛する猫を守れるのは飼い主だけ。 言葉を交わせない代わりに、しっかりと見守ってあげることが大切です。 …などと偉そうなことを書きましたが、実はわが家の猫たちにはいろいろな病気をさせてきてしまいました。忙しくてきちんと見てあげていなかったり、丈夫な猫だからと油断していたり…。 反省も含めてわが家の体験談をお伝えします。

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長男猫:尿路結石、甲状腺亢進症

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4年前に18歳で亡くなった長男猫は病気の多い猫でした。
若い頃から尿路結石ができやすく、4度ほど発症しました。ご飯は療法食、水やトイレの管理にも気をつけていたのですが、結石のできやすい体質だったようです。
そうなると、猫にしてあげられるのは早期発見&早期治療。できるだけ苦しむ期間を短くしてあげることだけでした。

  • トイレに何度も出入りして、すぐに出てくる
  • ザッザッ!とトイレの砂をかき出す音が何度も聞こえてくる
  • トイレから出てくると陰部を舐めている
  • これが長男猫からの結石のサイン。すぐにトイレをチェックすると、何もないか、うっすらと赤味がかった小さなオシッコの塊があるかのどちらかです。

    尿路結石とは、老廃物が尿の通り道でミネラル等と結合して石を作ってしまう病気。膀胱炎になったり血尿が出たりでオシッコをする時に痛みを感じやすくなります。病状が進むと、石で尿道がふさがれオシッコが出なくなり、膀胱の腫れや腎不全を起こし命にも関わってきます。

    トイレで猫砂の赤い塊を見つけたら即!病院。
    かかりつけの病院での点滴と投薬治療により、幸い毎回大事には至りませんでしたが、オシッコが出ない痛み、通院のストレスなどを考えると長男猫は辛かっただろうなあ… と思います。

    長男猫はさらに大きな病気と闘わなければなりませんでした。甲状腺亢進症です。
    3度目の尿路結石を乗り越えた後の14歳の夏、長男猫の行動が変わりました。ご飯を食べる量が増え、流し台や食卓に飛び乗ることが増えたのです。
    これを見て、私たち夫婦は異変と気づくことなく「いやー、元気だなあ!」と喜んでいました。勉強不足でした。

    甲状腺亢進症とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
    「動きが活発になり、食欲が増す」というのは一見元気そうですが、実は「落ち着きがなくなる・攻撃的になる」症状の裏返し。「多飲多尿」「毛づやがなくなる」「呼吸が速い」といった症状も見られ、次第に「嘔吐」「下痢」が増え、不整脈・心筋症からの「食欲の低下」「衰弱」へとつながっていきます。動き回って呼吸が速くなることで心臓への負担が大きくなり、体力を消耗させてしまうのです。

    「元気なのになんだか痩せてきている」ことに気づいた時、ようやく長男猫を病院に連れて行きました。甲状腺の病気だと知り、猫には本当に申し訳なく思いましたが、幸いにも薬がすぐに適合し、手術や放射線治療には至りませんでした。呼吸の速さ、体重減少も数か月で解消され、薬からは1年で卒業。その時に動物病院の先生はこうおっしゃいました。「よくがんばったね。実は、この病気にかかった猫の余命って短いんですよ。他の猫はもっと悪い状態になってから来るからなんだけど…」。心にしみました。

    ただ、甲状腺はよくなりましたが腎臓・肝臓の働きは悪くなる一方でした。
    この後3年間、よくがんばって生きてくれたと思っています。


    長女猫:膵炎?

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    普段は元気な長女猫ですが、長男猫の死から1年近くたった頃に異変が起きます。
    前の日まで普通に暮らしていたのに、何も食べなくなり、ぐったりしていました。熱もあるようだったので、すぐに病院へ。1年で2匹の猫に死なれてしまっては耐えられませんから。
    熱は40度、血液検査の結果は「胆管肝炎あるいは膵炎の疑いあり」でした。抗生剤と解熱剤で熱はすぐに下がったものの何も食べ物を受け付けず、2日連続して病院で半日の点滴治療。夜中にやっと自分から療養食を少し食べてくれた時には嬉しくて涙が出たものですが、翌朝には「お腹すいた!」と起こされ、食欲が回復。膵炎の検査結果も「少し数値は高いが療法を特別に変える必要はなし」ということで点滴から投薬治療に切り替わり、結局10日後にはすっかり元通りに。
    軽い膵炎だったようでしたが、あの騒ぎはなんだったのか?と今でも思います。
    先生からは「この程度で済んでよかった。すぐに連れてきたからですね」と言われました。


    次女猫:猫エイズ、リンパ腫、腎不全

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    生まれつき猫エイズのキャリアーだった次女猫ですが、発症はせずまるまると太っていました。
    しかし、9歳の冬に状況は一変します。「ご飯をあげると後ずさりをする」という、今まで見たことのない行動をするようになったのです。
    これはおかしい!と病院へ。後ずさりの様子を撮った動画も見てもらいましたが、先生にも原因はわからず、様々な検査を繰り返し…。腎臓にリンパ腫ができ、腎不全を併発していました。猫エイズの子にはリンパ腫ができやすいとも聞きました。

    この子の闘病についてはまたの別の機会にお話させていただきたいと思いますが、9か月間、がんばってくれました。
    猫エイズの猫を拾った時には、まさか10年も一緒に暮らせるとは思っていませんでしたから、感謝の気持ちしかありません。

    わが家の猫たちの闘病記を振り返ると、「あの時こうしていれば」「もっときちんと見てあげていれば」という後悔の念が湧いてきます。
    これからも続いていく猫たちの暮らし。反省はしっかり生かしていきたいと思います。


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    North Cat

    North Cat

    「お子さんは?」と聞かれたら「いますよ!4本足ですけど」と答えます。  子ども代わりに育てた猫は4匹(ぜんぶ野良)。通院、闘病、引っ越し、悲しい別れなどを経て、現在は2匹の猫と夫とお義母さんと暮らしています。  猫たちとのより幸せな暮らしをめざし、勉強したことをお伝えしてまいります!

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