ダイヤモンドヘッドの猫ちゃん達

2016.01.27

ダイヤモンドヘッドの猫ちゃん達

ひと昔前は、野犬や野良犬が町をうろついているのが当たり前だったが、ここ最近は全く見かけなくなった。 が、野良猫と言うのは、どこに行っても必ずと言っていいほど見かける。 世界の野良猫達を撮影して回る写真家の方もいるが、それを見れば、どこの国でも野良猫達は、たくましく生きているんだなと思う一方、この子達はいつか捕まって処分されるのではなかろうか、と悲しい気持ちにもなる。

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ハワイにも多くの野良猫達がいる。
ゴルフ場には必ずいる。あそこのゴルフ場は、何番ホール。こっちのゴルフ場は、何番ホール。と野良ちゃん達の生息域があり(面白いのは大体、スナックショップ後の10番ホールに生息している。これはサンドイッチやスパムむすびなどのおこぼれを貰う確率が高いためであろう)
猫ちゃんだけでなく、マングースも10番ホールのブッシュの陰によく隠れている。
あるゴルフ場では、マングースと子猫が寄り添って寝ているのを見た。
その日暮らし同士、仲良く共存である。
毎日何十人と人が来、その中に何割猫好きがいるか、私もゴルフ場に行く時は、キャットフードも持って行く!と言うのが常であった。ゴルフ場の野良ちゃん達は、ほぼ食いっぱぐれは無かったと思われる。
ある意味登録されねど、地域猫(地域マングース)が出来上がっていたのかな!?

私が地域猫と言うのを知ったのは、日本に帰って来てからであるからここ数年前である。
調べてみると、日本でも10年以上前から運動が始まっていた様だ。
今思うと、ああ!あの子達は、ハワイでは地域猫だったんだ!と言う子達がいた。
その子達がいたのは、ハワイを代表する火山ダイヤモンドヘッドである。
そこは海側のサーファーが車を連ねる高台で、毎日車で通勤する時に通っていたが、まさかそこにあんなに猫ちゃん達がいるとは知らなかったし、なんちゃってボーダーだったのでよく車を止めて歩いていたが、猫のねの字も見たことが無かった。
その猫達の存在を知ったのは、その当時飼っていたキティが居なくなってしまったからである。
直ちにシェルターに出向き、迷子登録をする。
近所に張り紙をするが、そこは殆どが別荘として建っている豪邸ばかり。
人が住んでいたとしても、呼び鈴を押して門から家まで行くのに自転車かなんかないか!?って位広い敷地ばかり、「この猫見かけませんでした!?」と言ったところで、己の庭に人が住んでてもわからんのではなかろうかってお方ばかりである。

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なので、犬を連れて散歩している人を見つけては、聴き込むと言うくらいしか出来なかった。
その時に、ある人に「ダイヤモンドヘッドに行ってみたら?あそこのMさんって人に聞いてごらんなさい」と言われたのである。
ウチからダイヤモンドヘッド迄は車では2、3分だが、猫ちゃんが移動するには遠いか、と思ったが藁にもすがる思いであった。
Mさんは、早朝に現れるそうだ。
次の日、早起きをしいつも通るあの高台へ行って見ると…
いつもの様にサーファーの車がチラホラ、がその向かい側の道端にはドアを開けっ放して停まってる車が数台、そしてその周りには沢山の猫ちゃん達がいたのであった。
近づいてみると、ドアを開けたままコーヒー片手に新聞を読んでる人や、脇にあるベンチで猫と戯れてる人、それぞれ猫達に餌をやっている。
そのうちの1人にMさんはいますか!?と聞くとあそこで餌をやってる人だよと教えてくれた。
Mさんは白人の女性で、猫をこよなく愛す人である。このダイヤモンドヘッドの至る所にいる(海側山側、内部と、グループがあるらしい)猫ちゃん達を少しづつ保護し、手術を受けさせ、マイクロチップを埋めている。
ダイヤモンドヘッドにいる猫ちゃんは全て彼女の責任となる猫達なのである。
その運動に共感した愛猫家達も集まり、のんびりと朝日を浴びながら猫ちゃん達に餌をやり、過ごすのである。
Mさんに、キティの写真を見せ、新参者が現れていないか聞いてみると、「三毛猫は見ていないわねー」とのお返事(涙)
電話番号を渡し、もしこういう子を見かけたら連絡して下さいと頼み、今まで何度も通った道の全く違う光景を、早朝にしか見れないとても微笑ましい光景をしばし見ていた。

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残念ながら、キティは見つかることは無かったが、何処かでMさん達の様な人にどんな形でも可愛がられているかもしれないと、思えることが出来たものだ。

日本でも色んな所で、地域猫を作っているが、未だ未だ浸透はされていない。
世界中で犬猫殺処分ゼロ!になる日は来るのだろうか!?
1度には無理だけど、少しづつ少しづつでも、全ての猫ちゃん達が幸せに暮らして行ける世界にして行きましょう☆

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Ayacat

Ayacat

住み慣れたハワイから、2匹の愛猫を連れて日本にお嫁に来ました。 子供の頃から猫に囲まれ生きてます。 旅行などで、3日ほど猫に触れないと、とにかく毛むくじゃらの何かを触りたくなると言う、一種の猫ちゃん中毒者です。

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