たくましいバリ猫が飼い猫になるまで

2016.02.01

たくましいバリ猫が飼い猫になるまで

日本でもまだまだ野良猫は減らないと思いますが、それはバリ島でも同じ。それどころか、犬には狂犬病対策として、自治体から無料でワクチンが配布されるのに、猫に対しては何もなし。 そんな逆境をたくましく生き抜くバリ猫達。縁あって家族となった、私とバリ猫「みのる」。ノラ猫あがりが飼い猫になったら、どうなるんでしょう?バリだからこそ許される、ルーズな猫の飼い方です。

屋根裏で生まれた、額にMが浮かんだバリ猫「みのる」

今から4年前の事。それは、仕事仲間からの1本の電話から始まりました。
「家に出入りしていた野良猫が、子猫を産んだ!」

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元々が猫好きな私。子猫と聞いては黙っていられません。見にいきた~い!と叫んだものの、仕事の都合ですぐには行けず…。そうこうしているうちに、猫嫌いな大家さんが、ビニール袋に入れて子猫を捨てようとしていたと聞きました。捨てる直前で気付き、なんとか止めたものの、このまま自宅には置いておけないと、こっそりオフィスに猫一家を連れてきた友人。賢い母猫は、そのままオフィス(とはいっても、バリの一軒家なのですが)の屋根裏に子猫達を連れてあがり、そこで子育てを始めました。

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その後、友人に頼みこまれ、我が家で1匹を引き取る事になりました。
迎えに行くと、屋根裏から降ろされた3匹いた子猫達が、段ボールの中で心細そうに鳴いていました。

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どの子も可愛い!どの子を貰うか悩みましたが、他の2匹が早く逃げたいと段ボールをうろうろしているのに、1匹だけ、ぼーっと私達夫婦の顔を見ている子がいました。結局、その子を新しい家族として引き取る事にしました。
額にMの文字が浮かんでいて、ミーミー鳴き続けるその子を、Mから連想した名前で「みのる」と名付けました。

アイキャッチ (1)

我が家には既に先住猫がいて、みのるを受け入れてくれるか心配でしたが…。
最初の頃こそ威嚇されていましたが、そのうち甘えが許されるようになり、セーフ。
(ただ、この先住猫ちゃんは家出癖があって行方不明になってしまい、今はみのる1匹となってしまいました。)

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みのるが来て1カ月後に家族となったダックスフンド犬とも、まるで兄弟みたいにじゃれあうようになりました。
これは大きくなった今でも続いていて、種別を超えた兄弟愛ってあるんだなぁと驚いています。

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バリの家は日本のように網戸がないので、暑い時は扉を開けっ放しにします。なので猫を家の中で飼うという事が難しい!そんな環境ですから、必然的にみのるもだんだんと外に出るようになり、気付けば庭のサンガ(日本でいう神棚)によじ登ったり。

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家で姿が見えなくても夜になると帰ってくるという、半ノラ猫状態となるのに時間はかかりませんでした。
もちろん去勢手術や毎年のワクチンはしているし、自宅にトイレも設置していますが、我が家の猫トイレが汚れるなんて、滅多にありません。朝ご飯を食べたら散歩に出て、どこに行っているのやら。1日帰ってこない時もあるし、ベランダでお昼寝をしている事も。夜になると必ず帰ってきて、ご飯を食べ、ベッドで寝る。
日本だと、御近所さんへの迷惑を考えますよね?
バリ島では(というか、我が家周辺だけかもしれませんが…外国人が多く住む地域などは違うのかも。)こういった自由な飼い方が当たり前なので、許されている部分が大きいと思います。
他の家も窓を開け放っているので、お向かいさんの話では、寝室で寝ていたらみのるが別の部屋から出てきた…なんて、驚きの侵入事件もありました。仕事から戻る途中、みのるが道路を横切るのを目撃した事も。そういう時は決まって、見つかった!とばかりに気まずそうな顔をして、家に走って帰るみのるです。

そんな南国ライフを満喫していたみのるですが、2016年に大きな変化が訪れます。私達の本格帰国に伴い、生まれ故郷のバリ島から、遠く離れた日本へ行く事に!ただでさえセンシティブな猫なのに、一体どうなる事やら。その様子は、また追々とお伝えしていきたいと思うので、お楽しみに。


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なかちえ

なかちえ

バリ島で、愛猫「みのる♂」と暮らしています。小さな頃から猫が大好き。飼えない頃は憧れの存在だった猫との、異国での暮らしを満喫中です。

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