犬の年齢の見分け方☆赤ちゃんだった子犬がいつの間にか年上に?!

2016.01.25

犬の年齢の見分け方☆赤ちゃんだった子犬がいつの間にか年上に?!

犬の健康診断に行った時のこと。帰り際に獣医さんから「35歳、働き盛りの男!いいですね~」と言われました。褒めてくれたのだと思いますが、人間なら中年とも言える年齢になっていたのだと、ショックを受けました。見かけはかわいい子犬のままだけど、いつの間にか健康に気をつけなくてはいけない年齢になっているんですね。あっという間に歳をとってしまう犬の、簡単な年齢の見分け方をご紹介します。

犬の年齢、人間でいうと何歳?

無題

犬の年齢を人間の年齢に換算する方法は、いろいろあります。どの方法を使うかで少しずつ年齢は違ってきますが、どの方法でもだいたい同じような傾向になります。
ここでは、そのうちの一例を紹介します。「小型犬・中型犬・大型犬」別に「生後何年か」が分かれば、簡単に計算できるので「うちの子、人間なら今何歳?」の目安にして下さい。

◆小型犬:2年で24歳になり、以降毎年4歳ずつ足す
この方法では小型犬は、生後1年で17歳になり、2年で24歳になります。それ以降は、3年で28歳・4年で32歳・5年で36歳…と、毎年4歳ずつ歳をとります。
式で表すと、(犬の年齢‐2)×4+24 になります。
この式に当てはめると、生後10年目のチワワの年齢は、(10‐2)×4+24=56歳と計算できます。
式さえ覚えておけば、簡単に計算できて便利ですね。

◆中型犬:2年で23歳、その後は毎年5歳ずつ足す
中型犬は、生後1年で17歳、2年で23歳になり、それ以降3年で28歳・4年で33歳・5年で38歳…と、毎年5歳ずつ歳をとります。
式で表すと、(犬の年齢‐2)×5+23 です。
例えば、生後10年目の柴犬の年齢は、(10‐2)×5+23=63歳になります。

◆大型犬:1年で12歳、以降毎年7歳ずつ足す
大型犬は小型犬・中型犬と比べて、幼犬の間はゆっくり、成犬になると早く歳をとります。生後1年で12歳になり、それ以降2年で19歳・3年で26歳・4年で33歳…と、毎年7歳ずつ歳をとります。
式では、(犬の年齢‐1)×7+12 となります。
生後10年目のゴールデンレトリバーの年齢は、(10‐1)×7+12=75歳になります。
10年目の小型犬は56歳でしたから、大型犬は比較的老犬になるのが早いです。


犬の年齢、見た目での見分け方

2無題

犬も人間と同じで、1匹ずつ歳のとり方が違います。同じ犬種の5年目でも、老犬みたいな場合もあれば、まだまだ子犬のような犬もいます。犬の身体的な特徴から、大まかな年齢を見分けることができるので、成長の目安にして下さい。犬の誕生日が分からない場合に、だいたいの年齢を判断するときにも便利です。

◆歯での見分け方
犬の年齢を見分けるとき、一番役立つのが歯であると言われています。
赤ちゃん犬で乳歯が生え始めていれば、だいたい生後20日を過ぎているので、離乳食を開始できる年齢です。前歯が永久歯に変わり始めれば4か月前後、犬歯がはえ始めれば6が月前後です。
永久歯がはえ揃った犬で、全部の歯が真っ白なら1~2歳、奥歯を見て黄ばんでいたら2歳くらいです。歯石が見られれば4歳くらい、葉が抜けていれば5歳以上、という場合が多いようです。

◆毛での見分け方
白髪が出始めていれば、小型犬・中型犬は7歳、大型犬は5歳くらいです。その後毛が伸びにくくなり、艶もなくなり、フケが多くなっていきます。

◆活動での見分け方
行動に落ち着きが出てくれば、立派な成犬で3歳前後です。運動量が減り、寝ている時間が長くなり、目や耳や鼻が弱ってくれば老犬です。小型犬や中型犬なら10歳・大型犬は7歳前後です。


まとめ

3

犬の年齢を人間の年齢に換算する方法は、今回紹介した計算式以外に、違う計算式のものや犬種ごとに細かく見ていく方法もあります。全ての方法に共通するのは、犬は人間よりずっと早く成長して歳をとってしまうという点です。生後1~2年で大人になり、10年後には老犬になります。平成26年のペットフード協会の調査によると、犬の平均余命は、超小型犬で15.32歳・小型犬13.81歳・中型犬と大型犬13.74歳でした。
人間より早く歳をとってしまう犬ですが、できるだけ長く元気でいてもらいたい。そのため、年齢の見分け方を知って、年齢相応のお世話をしてあげたいですね。

– おすすめ記事 –

 ワンちゃんを飼ったら楽しいこと・幸せなこと


 年齢別ワンちゃんの適切な食事量とは?


 犬の老化について@室内飼いの場合


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
坂田 ひかり

坂田 ひかり

子どもの頃から犬を飼い続け、犬と一緒に成長してきました。意外と知らない衝撃の真実や、知って得する豆知識を紹介していきたいと思います。犬好きさんがもっと犬を好きになって、犬と一緒に幸せになってもらえたら嬉しいです。


記事に関するお問い合わせはこちら