油断は禁物!!中耳炎や内耳炎

2016.06.08

油断は禁物!!中耳炎や内耳炎

中耳炎、外耳炎は飼い主さんが見落としやすい病気です。 治療も長くかかる病気なので、飼い主さんには注意してもらいたい病気の1つです。 どんな、病状になるのか今日はご説明していきたいと思います。

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1)外耳炎の病状

外耳炎は、頭をしきりに振ったり、後ろ足で掻くしぐさが見られます。
痒みや違和感などの症状を示すことがほとんどです。

2)中耳炎(内耳炎)

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中耳炎(内耳炎)の病状は、痛みを訴えることが多いです。炎症が聴神経や前庭器官に入り込んでしまう事で、耳が遠くなってしまったり、体のバランスが保てなくなってしまう事もあります。
これらの病状が出てきたとには耳の病気を疑って下さい。ほおっておくと大変な事になります。
特に中耳炎(内耳炎)が悪化すると…頭を常に傾けてまっすぐに歩けなくなってしまう。
眼振(がんしん)といって目の玉が自分の意思と関係なく上下や左右に揺れつづける症状も出てくる事もあります。
「少しくらい大丈夫」とそのままにしてしまうと気がつくと治療はとても困難なものになっている程悪化している場合も少なくありません。少しでも、ここに書いたしぐさや病状が見られたら診察を受けていただく事をお勧めします。

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 ◎知っているようで知らない…「ノミ」にご注意◎


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Dr.佐藤 貴紀

Dr.佐藤 貴紀

幼い頃から大の動物好きで、獣医を志す。 麻布大学獣医学部卒業後、西荻動物病院、dogdaysミッドタウンクリニックにて副院長をつとめる。 また、獣医生命科学大学内科学教室において循環器を主に学ぶ。 2008年7月に「白金高輪動物病院」開業。 2011年4月に「中央アニマルクリニック」開院。 専門は「循環器」。全国に約60人しかいない(2013年5月現在)「日本獣医循環器学会認定医」の一人。 専門外来を特徴とし、確定診断にもこだわり、かかりつけ医を推進している。 誠実でやさしい人柄と確かな技術に惹かれて、全国の飼い主さんから相談が絶えず寄せられている。

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