チワワで気を付けねばならない病気

2016.06.18

チワワで気を付けねばならない病気

一時期、コマーシャルでウルウルとした大きな瞳でこちらを見つめる容姿が話題となり、大変人気が出たチワワちゃんですが、今でもそのかわいらしい容姿はたくさんの人たちに支持されています。 そんなチワワちゃんたちとの生活で何に気を付けねばならないのか、病気ではどんな病気になりやすいのか、いくつか代表的なものを挙げてみました。

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気管支炎

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他の犬種と比べて、鼻先の長さ(マズル)が短いチワワちゃんたちはお顔の構造上、上あごの部分の軟口蓋と呼ばれる部分の粘膜のひだが気管を刺激してお咳をしやすいことがあります。
興奮した時や乾燥しやすい時期など、最初は病的なものでないお咳であっても長く続くと気管支炎へと悪化し、体力を削ってしまうことがあります。
体も小さいため少しの体力消耗でも大きなダメージとなり得ます。
乾燥時期には加湿器などでお部屋の湿度を充分に保ったり、お咳が続く場合すぐに動物病院へ連れて行くなどの配慮が必要です。
また、体が小さいため少し食べ過ぎてしまうと太ってしまいやすく、気管の周りにお肉がつくと同じようにお咳をしたり呼吸をしにくくなることもあるので要注意です。

心臓疾患

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 チワワちゃんは体の小ささゆえに太るのも簡単です。
好きなものばかり食べさせたり、過度なおやつを与えると、すぐに肥満になってしまい、心臓へも負担がたくさんかかることになってしまいます。
肥満は心臓だけでなく各臓器にも負担を与えます。
しかし特に心臓は命を動かすのにとても大切で、病気になると致命的なダメージとなります。
気を付けましょう。

骨折

 小型に品種改良された種類のため、足の骨などもとても細く華奢です。
少し高さのある所から落ちてしまったり、踏んでしまったりすると骨折をする場合があります。
また、骨が大変細いため、治療をして骨がくっつき始めてもまた折れてしまったりと、治るまでにも時間を要する場合があります。
骨折の原因になるようなことは極力さけられるよう細心の注意を払った方が良いかもしれません。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

 チワワちゃんたちは足の骨が華奢で細い子たちが多いというお話を前述でしましたが、そのため本来構造上骨の上にある溝にお膝のお皿が乗っている状態が正常なのに、骨の細さなどで外れやすくなっている傾向があります。
さらに、体の大きさも小さいために筋肉量も限られてしまい、筋肉によりお皿がずれないようカバーするにも限度が出てしまいます。
お膝の関節の負担になる肥満を防止するなど生活習慣から気を付けられたら良いですね。

眼の傷

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 チャームポイントのくりっとした大きな目ですが、その大きさゆえに、何かで目の表面に傷をつけてしまうこともあるのです。
お散歩で草むらや茂みに好奇心のままに突進して傷をつけてしまったり、布に顔を擦り付けていたら、眼が出ているので角膜表面を傷つけてしまうことも多々あるのです。
傷につながる行動はできる限り抑えていきたいですね。


 このようにいくつか注意したい病気についていくつかお話させていただきました。
病気やトラブルを未然に防ぐためにこういった知識も一緒に生活していくうえで必要です。
また、病気とは少し異なりますが、小さな体ゆえに胃も小さく、おやつなどを与えすぎてしまうとご飯をあまり食べなくなってしまい、悪循環で肥満になってしまうことも良くあります。
また顎も小さいために歯が密集しており、乳歯がうまく抜けなかったり、歯石がたまりやすくなってしまい歯肉炎になってしまうこともあるのです。
小さい体のつくりゆえのトラブルも起こってしまうため、家族に迎えるにあたり、最初にしっかりと理解したうえでお家に迎えてあげられるとよいのかなと思います。
普段から気を付ける点はしっかりと気を付けて、愛情を注ぐとともに、しっかりと予防をしてあげられたら良いですね。

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りなぎ

りなぎ

動物病院での勤務の傍ら、家では6匹の犬(ダックスフント5匹、パピヨン1匹)と一緒に生活しています。 もちろん猫も大好き!です。 私生活では犬だけでなく、子供もいるため、常にいろいろな世代の人と動物が仲良く、よりよい生活をできるようにするためにはどんな知識があるといいのか、どんな生活が理想か、考えることがよくあります。 少しでも皆さんのお役に立てる知識や情報を発信できたらと思います。


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