1.犬の医療費はなぜこんなにも高いの?
動物病院は自由診療制度というもので、一般的な基準がありません。自由診療というものは、保険診療ではないので全額自己負担になります。ですので、治療費はそれぞれの医院で医師が独自で決めているのです。ではなぜ動物病院は自由診療なのでしょうか。それは、動物病院は公的医療保険制度がないからです。ペットを飼っている人は限られている上に、すべてのペットが病院にかかるとは限られておらず、動物に対する医療保険制度が適用されないと考えられています。
また、動物病院は病院ごとに金額が決まっておらず、一般的な基準もありません。基準が決まっていれば高くても納得がいくかもしれませんが、国が独占禁止法という法律によって基準料金を作る事を禁止してしまっています。だから料金が高くなってしまっているのです。
それに動物には様々な種類がいて、病状も様々です。動物は話すことができないので原因を見つけるために色んな検査を行ったりするので、割高に感じてしまうと言うこともあるでしょう。
2.ペット保険は加入していた方がいいの?
最近では月々数百円からかけられるペット保険も普及してきています。充実した保障内容のペット保険から手軽に加入できるペット保険まで様々ですが、どのような保険がいいのでしょうか。
動物病院へ行き、その治療費にびっくりしてしまう方も多いのが現実です。急病や事故などで高額な治療費がかかることもあり得るかもしれません。人間と同様、犬だって大切な家族の一員です。お金がないから病院には連れて行かない…何て事はありえませんよね。もしその場合緊急手術になってしまったらかなりの高額を請求されるのは予想されるとおもいます。
ペット保険は様々な種類があり、何を選べばいいか分からないという方も、今ではネットで色々検索はできますし、なかにはペットの葬儀費用まで含まれている手厚いペット保険もたくさんあります。それぞれに合ったペット保険を選び加入することで、いざという時に安心できるペット保険は良いですよね。
また、一般的な犬の生涯にかかる犬の治療費は100万円とも言われています。そう考えると、やはりペット保険に加入している方が良いかもしれません。
3.ペットの医療費はどんどん高くなってきている?!
ペットの医療費は年々高くなってきていると言われています。その理由に、人間と同様に犬の平均寿命も伸びてきていることにあります。犬も高齢になってくると、やはり色々病気にかかってしまいます。その都度病院にかかると治療費はかかりますし、高齢ということで色んな検査費用もかかり高額になってしまいます。
また、ペットの医療技術も人間の医療技術同様に進化しているので、高度化が進み今まで出来なかった治療や手術も出来るようになったりしています。しかしその反面治療費が高額になってしまっているのです。
ワクチンや予防接種も義務付けられて、医療費が高くなっているのも現実です。
ペットは大切な家族の一員です。もし万が一ペットが何か病気にかかってしまったら、人間と同様に最新の医療技術を受けさせてあげたいですよね。そんな時のことを考えてペット保険に加入するのは、いざという時に安心です。しかしペット保険は掛け捨てのものばかりですので、もったいない気もしてしまいます。やはりそんな時のためには普段から貯蓄していくのが一番かなと思います。
愛犬を守れるのは飼い主さんだけです。万が一、愛犬が病気にかかった時対応できるように、しっかりと医療費の準備はしておく必要があるでしょう。
アイキャッチ
出典:https://www.flickr.com/photos/66394174@N08/6037523166
– おすすめ記事 –
・犬の角化症って、何が原因で起こる病気なの?!そのメカニズムを知ろう |
・犬に多い泌尿器の病気とは |
・「少しの経過観察が、命も及ぼす危険な病気に…“下痢”にご用心」 |
・海外で犬のマイクロチップ義務化?メリット・デメリットをまとめてみた! |
ワンちゃんの病気防止?去勢・避妊のメリット・デメリットとは?